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細田守版「時をかける少女」

現在はポストジブリと言われ、今日から公開される「未来のミライ」に期待のかかる細田守監督。

彼の出世作といえば、ミニシアタークラスで上映され口コミの結果大ヒットとなった「時をかける少女」でしょう。

 

それが今日「未来のミライ」上映に合わせテレビで放映されます。
もうかなり前の映画となりますが、ここで細田守さんの「時をかける少女」の何がすごかったのか振り返ってみたいと思います。

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原作主人公も出てくる

原作は筒井康隆さんの小説で、原田知世さん主演で実写映画化されています。

 

尾道三部作の一つとして数えられ、原田知世さん以外の時をかける少女なんて信じられない!!
という人も多いと思います。

しかしながら、アニメ版「時をかける少女」はそれから20年後を描いており、
全く別物として描かれています。

原田知世さんの役である芳山和子も出てきます。

主人公はその姪にあたる紺野真琴です。

後にタイムリープ能力を身につけてしまう真琴に対し、「あなたぐらいの年のときに、私もそんなことあったわ」

なんて助言なのかはぐらかしているのか、よくわからず真琴は叔母さんを「魔女おばさん」と呼んでいます。

原作の哀愁感を微塵も感じさせない

原田知世さんの元祖「時をかける少女」は終始、とても哀愁の感じる雰囲気を感じさせる映画だったのですが、細田版は全くそれを感じさせません。

タイムリープ能力を身につけた真琴は、カラオケ延長だとか、数日前食った焼き肉がまた食いたいとか私利私欲のためにタイムリープをしまくります。

この主人公のワガママな部分、僕は子供の頃ってこんな感じだよねぇ〜
と普通に見られたのですが、主人公がわがまますぎってこの映画を嫌う人もいました。(特に女子)

テーマとして、主人公の成長もあるので、終始そのような私利私欲を満たしていく真琴ですが、
自分がよかれと思ってタイムリープして作り上げたシナリオが逆に友人を傷つけるようになることを知り、

事の重大性に気づき成長していく姿が描かれていきます。

千昭、功介との三角関係

原作でも三角関係が描かれていますが、今作も仲良し3人の三角関係が描かれています。

終始真琴のタイムリープするだけの、所謂「時をかける少女」感はないまま物語は進行しますが、
あるとき千昭からの一言で物語はグッとシリアスに展開し始めます。

ここが細田版「時をかける少女」が傑作と言われるトリガーだと思います。

あの時ああしておけばよかった

人間誰しもタイムリープできたらやり直したい過去というものがあると思います。

細田版「時をかける少女」ではまだ稚拙な主人公が自由奔放に過去を修正するためにタイムリープをしますが、
彼が描きたかったのは、

タイムリープができなくなったとき

ではないかと考えます。


本作ではそこが上手く描かれており、残った希望に対する真琴の成長が清々しく描かれています。

タイムリープ時の映像

細田作品といえばところどころCGが使われるのが他のアニメーションと異なる部分と言えるでしょう。

時をかける少女では、真琴のタイムリープ中「時間の波を渡っているとき」がCGで描かれています。
時計の歯車が織りなす世界に真琴は「うわ〜〜っっ」と飲み込まれるように背中からダイブするのですが、

物語後半、彼女は自らの意思で正面を向きタイムリープをします。


まさに魔女おばさんのいう

「待ち合わせに遅れた人がいたら、走って向かえに行くのがあなたでしょ」

主題歌 奥華子

この映画の主題歌および劇中歌で奥華子さんの歌が絶妙なタイミングで使われています。

まさに真琴の記憶を探るシーンで流れた「変わらないもの」が
僕の涙腺を緩め始めます。

僕が見ていたとき、前段の千昭のトリガーあたりからざわつきはじめ、
真琴の記憶のシーンで本作が傑作であることが確定されました。

真夏のとても暑かった日の夕暮れ

僕は真夏でも毎週末ジョギングをしているのですが、必ず夕方にやります。

それは何故かというと、とても暑かった日の夕暮れが大好きだからです。

で、それが何故好きなのか考えてみるとこの映画の影響がとても大きいです。
この映画のエンディングに出てくる夕暮れです。

とても暑かった日の夕暮れは、ばあっと空が黄色くて
また昼からの暑さの疲労感と下がらない湿度のまとわりが逆に心地よく

映画で途方もない喪失感と真琴の子供のように泣く姿が
今も強烈に印象に残っているからです。

このシーンは涙腺崩壊しますね。

来るべきシンギュラリティー

エンディング、真琴は自分の将来の進路を決めます。

その目は映画冒頭の自由奔放で、わがままだった少女の目ではありません。
物語の時間軸で言えばたった数日の話かもしれませんが、彼女は大きく成長したのでしょう。

いつかまた会えたらいいよね。
その時は走っていくよ。

そう思いながら彼女は真夏の深く高い空を見上げるのでした。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

以降必ず細田守作品をみているくどしゅんですが、今回も必ず観ますよ!
映画「未来のミライ」楽しみですね。

僕的にはこれまでの作品ではダントツの一位である「時をかける少女」。
あの映画の何がすごかったのか、考察する記事でした。

ちなみに真琴の声を担当した仲里依紗さんの実写版てのもありますよ!

今年のなとぅは細田守作品に決まりだぜぃ。

 

今日のくどしゅん【のおと】

くどしゅん
日本のアニメーションは宝だと思います!
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