この記事は
- ブースターの接続場所が知りたい
- 効果的な使い方が知りたい
- 思ったようにブースターが使えていない
という方に向けて書いています。
ギターソロにはブースターが必須
あなたがアンプ直派でかつ、ボディーのボリュームコントロールだけでライブをやる人ならばブースターは必要ないかもしれません。
しかしながら昨今のギターサウンドは多様化しエフェクターも豊富にあります。
効果的なソロを観客に届けたいときにはPAさんによりフェーダー操作や、ギターのボリュームよりも、ブースターを導入するほうが質の高い音を観客へ届けることができます。
ブースターには2種類ある
で一般的にブースターというのは2種類あります。
ここがギタリストを困惑させる部分ではあるのですが、カンタンに言えば、ゲインを制御するブースターと、音量を制御するブースターの2種類となります。
ゲインブースター
こちらは歪みの量をブーストするものです。メインの歪みの前段に置くのが一般的です。
チューブスクリーマーやクローンケンタウロスなど、音の個性を決める重要な要素となります。
クリーンブースター
こちらは音量を制御するブースターです。基本的にはメインの歪みの後ろにつなぎます。
メインの歪みがアンプによるゲインの場合は、センド/リターンに接続するのがよいでしょう。
ただし、dbを調整するコンバータが必要な場合もあるので注意が必要です。
またクリーンブースターの使い方として、ギター直後に繋いでバッファ用途にしたり、サチュレーションを足してトランジスタアンプを真空管のように響かせる目的で使える場合もあります。
Xotic RC Booster (V2)やMXR Micro Ampなどが有名ですね。
効果的な使用例
実際に僕がライブでセッティングしていたのをちょっと再現してみました。
普段僕はKemperを使ってライブをしているのですが、みやすいようにBIAS FX2の画面で説明します。
クランチ
リード
僕の場合、メインの歪みはアンプで作ります。エフェクターで作る方はこのアンプの前にメインの歪みがある状態となります。
エフェクターの接続順のセオリーとして、
コンプ→ゲインブースター→歪み→プリアンプ→モジュレーション系→空間系→パワーアンプ
が一般的です。
クランチとリードで別のアンプを使用していますが、この2つは曲のセクションで入れ替えたりしています。
でギターソロに入るとき、前段のゲインブースターと、後段のクリーンブースターを同時に踏みます。
前段はアンプの高域と低域を抑え、音に丸みを出してくれるTS系ペダルを。そして歪み後に音量をアップするクリーンブースターを同時にオンしています。
これにより、
- 歌のバックのクランチやリードより歪みが深く、ゲインブースターによる音の個性を付加
- 歌のバックのクランチより音量を大きくする
ということが可能になります。
実機でやる場合は、スイッチャーでエフェクターの同時オンオフは可能ですし、アンプシミュレーターであってもMIDIで同時オンオフは設定可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
結構ライブハウスでバンドの音聴いていると、せっかく上手いギターなのに音量コントロールできてなくてソロ聞こえないってこと多いんですよね。
そういったときにクリーンブースターを利用してみるといいです。
歪みを足したいときはゲインブースターをメイン歪みの前段に接続して使いましょう。