この記事は、
- 各楽器の打ち込みでどれくらいのベロシティーにしたらいいか知りたい
- 他人が打ち込んだのと自分のを聞きくらべて凹んでいる
- キレイな打ち込みとそうでないものの差が知りたい
という方に向けて書いています。
DTMの難しいところ
各楽器を弾いたり叩いたりできなくても、音楽が作れるのがDTMのいいところですよね。
でも、実際自分が打ち込んだ楽器の音が、なんか演奏者の音と違う気がする。。ガッチャガチャ。まとまってない。。
それ、もしかしたらベロシティのせいかもしれません。
ハイハットの強弱とはいうけれど。。
例えばドラムの場合、
ビートを刻むハイハットは8ビートならば1拍目が一番強く、3拍目が2番目に強く、2、4拍目は弱く打ち込む。
というのがおそらくどんな教則本にも書かれているでしょうし、実際のドラムの演奏風景を見てみてもそのように見えるでしょう。
でも、例えば普通の8ビートの2拍、4拍のスネア。
これはもう歌ものでもメインの位置に近い楽器です。
これのベロシティーってどれくらいがいいんでしょう。
他にも、ピアノだって打鍵の強さってどれくらいが妥当なのか検討もつきません。
僕の場合
僕の場合は、小節単位でリアルタイムレコーディングして打ち込むことが多いです。
僕はKomplete Kontrol S61 MkIIを使っているのですが、
そいつで打ち込むと。
ドラムの場合
ピアノの場合
僕、打鍵強いんですかね。。
とにかく赤くなってしまうわけです。
そういや僕が打ち込んだ曲ってなんだかどれも各楽器が強すぎて主張が強い曲が多いような。。
みんなはどれくらいで打ち込んでいるんだろう。。
と常々疑問に思っていたのです。
MIDIのデータを購入
で、とある曲を解析しているときに、いつもなら耳コピなんですけど、どうしても理論的にわからない部分があったので、聞き取った音が正しいか判断するために、MIDIのデータを買ってみたんです。
そしたら、当然打ち込み職人が打ち込んだデータをみることができまして。
曲よりも、打ち込みデータを舐めるように観てしまいましたw
で、大サビの部分をみてみると。
ドラム
- バスドラム:107
- スネア:107
- ハンドクラップ:95
- ハイハット(フットクローズ):50
- ライド:80
- シンバル:64
シンバルってこんな弱いんだ。。勉強になります。
ベース
あまり強弱はなく、100くらいで安定しています。
ピアノ
大体、80〜100程度で推移しています。
オルガン
50くらいです。あんまりダイナミクスがない楽器だからですかね。
サックス
80-90くらいで推移してました。
トランペット
100くらいです。アクセントのある楽器だからか強めですね。
ギター
100-110です。面白いのが、高音のほうが強いということです。
曲的にダウンピッキングだとおもうんですが、1弦が一番強く設定されていました。
ただ、裏拍ではあるので、もしかしたら打ち込みした方がアップピッキングだと判断した可能性もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
いや、たった数百円でものすごい勉強になってしまいました。
こういった細かいところってスクールでも教えてくれないけど、知りたい部分だったりします。
今回は巷のMIDIデータでベロシティをみてみました。
もちろん、使用するインストゥルメンタル音源によって変わってくると思いますが、僕の打ち込みがちょっと強すぎたということがわかりました。
この新たな気づきをもとに新たに曲を作っていきたいと思います。