イケてるプレゼン資料の作り方。99%が絶望的に下手な理由

 

 

この記事は

  • 仕事のプレゼン資料がうまく作れない
  • わかりづらいと言われる
  • 伝わる資料の作り方が知りたい

という方に向けて書いています。

 

 

サラリーマンの99%が絶望的に下手

 

僕は普段、普通の会社員として働いていますが。

 

日々出る打ち合わせ資料の難解さにいつも辟易しています。

 

なので文字が多く、整理されていないスライドを見せられた瞬間、

もう聞かないようにしています。(ていうか寝てます。)

 

それはきっと僕が内向型で、情報をうまく処理しきれていないからなんだなと思っていたんですが。

 

最近、僕のプレゼン資料が社内で評価され、お手本として紹介されるようになったんです。

 

つまりそれは。

 

僕がバカだったわけではなく、

会社の人たちが絶望的に表現力がないプレゼン下手

 

ということだったのです。

 

 

下手な理由

世のビジネスパーソンの99%が絶望的に下手な理由はカンタンで。

 

一言でいえば

消費者であり生産者でないから

 

です。

僕は落合陽一さんの「ワークアズライフ」(睡眠以外は全部仕事)の考え方で生きていて。

 

 

生業が終わっても、作曲だったり、ブログだったり。

アウトプットしまくっています。

 

僕は生産者でありたいからです。

会社員という仕事以外で一日1万字書いてた日もありますし、ライブが迫って土日10時間練習していたことだって普通にあります。

 

だから僕は昼休みに、スマホのゲームに夢中になってる社内の人をみて

「人生時間の無駄遣い」くらいに正直思っています。

 

なのでいけてるプレゼン資料が作れるようになりたかったら、

今日からあなたも消費者ではなく、生産者になればいいのです。

 

 

 

本を読もう

 

とはいえインプットも重要です。

 

スマホでゲームをする時間があるのなら読書をしましょう。

人に情報を伝えるということはいったいどういうことなのか?

 

本はそれを教えてくれますし、シンプルな図の作り方なんかも学べます。

個人的には文章術よりはマーケティングがおすすめです。

 

 

一冊二冊読めばいいというものではなく、読書を習慣づけることが何より重要です。

 

常に何かを読んでいる状態になればあなたの脳も生産者側へ覚醒し始めるでしょう。

 

 

いけてるプレゼン資料の作り方

いけてるプレゼン資料を作るために、「生産者になれ」だとか「本を読め」など、ちょっと精神論的になってしまったので、具体的な伝わりやすい資料の作り方をいくつか紹介します。

 

 

自分の言葉で作る

 

これはめちゃくちゃ重要です。

 

とくにIT業界は専門用語をつい使いたくなりますが、一切やめたほうがいいです。

「B to B」、「B to C」とか。「設計」だとか「要件」だとか。

 

最近だと「サスティナブル」とか「SDGs」とかみんな言い過ぎなんですよ。

 

そういった「他人の言葉」は便利ですが、全く伝わりません。

これで伝わるのは「ああ、こいつは自分がイケてることをアピールしたい小者だな」ということだけです。

 

正直、伝えたいことを伝えられないプレゼンはやってないのといっしょです。

人生時間の浪費です。

 

自分の言葉で伝えましょう。

このあたりは「天才を殺す凡人」を読むとよいでしょう。

 

 

 

1スライド1メッセージ

 

これはスライドの用途にもよりますが。

 

プレゼン資料の場合は、1メッセージに留めたほうがよいです。

昔はスライドも映写機を使っていたので資源の関係上一枚にまとめるのが当たりまえでしたが、

 

今は制限がありません。

見て2秒でわかるスライドにしましょう。

 

 

文字を極力使わない

 

プレゼン資料に文字は悪です。

ブログであればじっくり読むことは可能ですが、プレゼンで受け手は数秒で理解することを求められます。

 

文字こそ先程の「他人の言葉」だと思いましょう。

原稿を除き、文字は極力使用しません。

 

ここでトレーニングをしてみましょう。

 

あなたが伝えたいことは以下だとします。

ビバリーヒルズ高校のピーターズ校長は今朝、職員一同に研修旅行の知らせを告げた、来週木曜、職員全員でサクラメントへ行き、新たな教育メソッドに関する会議に参加する。当日は人類学者のマーガレット・ミードや教育学者のロバート・M・ハッチンズ、カリフォルニア州知事のバット・ブラウンによる講演も予定されている。

 

これを一文で表現してみてください。

どうでしょう。どれだけ短く、それこそ「ワンメッセージ」にまとめられたでしょうか?

 

これはエッセンシャル思考に書かれているジャーナリスム入門の授業の問題でなんですが。

 

これを一文で表現すると、正解は以下。

来週木曜は学校が休みだ。

 

これがワンメッセージです。

 

これくらい文字は削ってください。

 

 

その代わり、イメージで伝わる絵を多用しましょう。

おすすめは、シルエットACです。

 

 

 

僕はこれをGimpで加工したりもしてます。

合わせて読みたい

  前回おさらい 前回、GIMPのインストール方法について記事にしました。 [sitecard subtitle=あわせて読みたい url=https://kudoshun.com/2018/05/14/youtube%[…]

 

シンボルにこだわる

 

これも絵を使うのと同じなんですが。

 

「バックアップ」という言葉をプレゼン資料内で使いたい場合は、

その言葉を使わず、「テープ」だとか「カメラ」などの絵に統一します。

 

そしてそのプレゼン資料内の「バックアップ」というワードはそれにすべて置き換えています。

そうすることで資料の統一感が出ます。

 

 

受け手の脳のリソースを消費させない

 

僕が徹底的に絵にこだわるのは、文章が入ってきづらい人間だからです。

 

というのも、僕左利きなのです。

左利きの人間にしてみれば、文字はすべて逆さ文字みたいなものなのです。

 

※日本経済新聞さんごめんなさい。

 

なので変換する工程を踏まないと入ってこないのです。

これはエライ脳のリソースを消費します。

 

受け手の脳のリソースを消費するというのは悪です。

みんなそんなことに無駄な労力をかけたくありません。

 

それこそ「反生産性」です。

その情報を入れた後にやらなけらばいけないことがたくさんあるので、プレゼン資料は脳のリソースを消費させないものを心がけましょう。

 

「反生産性」についてはThink Clearlyを読むとよいでしょう。

 

車の走行距離に対し、購入費や維持費を稼ぐための労働時間、
渋滞時間などを鑑みると実は時速6kmしか出ていない。
テクノロジーには気をつけよう。便利に見えて実は「反生産性」に作用することのほうが多い。

Think Clearly

 

 

 

映画のように作る

 

 

プレゼン資料は誰かに何かを伝えたくて作るものです。

 

要は映画といっしょなんですよね。

見終わった後、拍手をしたくなるような。感動するようなスライドを作りましょう。

 

例えば、スライドの一覧(ライトテーブル)を俯瞰してみて、

 

  • ここが導入で主人公達の日常があって
  • 不穏な動きと非日常への誘いがあって
  • 苦難の連続があって
  • それでもあきらめず戦い
  • 勝利を手に入れる
  • エンドロール

 

映画のクライマックスってどんなセリフが一番利くと思いますか?

それは「無言」だそうです。

 

ビジュアルのみです。

 

ではそのためにどういう作り方をしたらよいか?

 

それは「感情に訴えかける資料」にすることです。

 

人間には、論理を司る大脳新皮質(左脳)と感情を司る大脳辺縁系(右脳)があります。

多くの人は左脳で物事を判断していると思っていますが、それは違い。

 

実は、言語がわからない右脳で判断していて、それを論理(左脳)で理由づけをしているだけなんです。

 

映画でもありますよね。

なんかわからないけど涙が止まらない。ということ。

 

そのように論理よりも感情に訴えかける、映画のような資料づくりを目指しましょう。

 

このあたりを深堀したければ、以下の書籍がオススメです。

 

 

 

 

プレゼンの本質を理解する

 

プレゼンはなぜ行うのか?

 

相手に伝えたい情報があるからですよね?

その本質を見失いがちです。

 

先程も紹介した、「ドリルを売るには穴を売れ」ですが。

 

ドリルを買いたい人は、ドリルが欲しいのではなくて、穴を開けたいのである。

という本質を、売る側になると忘れがち。という本なのです。

 

常に本質を意識しましょう。

極論、情報が伝わるのであればプレゼン資料自体不要なのです。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

僕が普段資料を作るときに重要視している部分についてピックアップしてみました。

もっと意識している部分はあるのですが、あまり書くとバレそうなのでこの辺にしておきますw

 

まあアクセスがあればリライトするかな。

今からでも遅くない、読書の習慣をつけましょう。

 

そしてあなたもこっち側(生産者)になってみませんか?

 

 

くどしゅん
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