この記事は
- なんか普通のピアノの音色と違うけどなんなのかわからない
- お料理するときに流れそうなピアノの音色が知りたい
方に向けて書いています。
DTMをやってると
DTMで作曲をしてると、入れたい音色の名前がわからずに苦労することが多いですよね。
筆者も、DTM友達というのがあまりおらず、音楽は長くやっていますがバンド育ちということもあり、
EDMやクラシック系で何の楽器なのか、シンセの音作りで悩むことが多いです。
ちょっと、この音って何の楽器なの?なんていう音色名なの?
と相談できたらなぁといつも思っています。
お料理ソングピアノと名付けていた音
筆者の場合、長年以下の動画のようなピアノの音が何なのかわからずじまいでした。
ワンピースの「ビンクスの酒」で聴けるような、ちょっと癖のあるピアノの音です。
ゆるキャン△の劇伴でも使われています。
なんというか、普通のピアノとはちょっと違う音で、なんかコーラスがかった感じ?
明らかに普通のピアノとは違う音で、なんとういうか陽気で、ちょっとお茶目な感じの音ですよね。
自分の中で、このピアノの音色はお料理するときに流れそうだったので、
- お料理ソングピアノ
- 台所ソング(キッチンソング)
という超適当な名前を勝手につけていました。
その正体はホンキートンクピアノだった
でいろいろと探した結果、その音がホンキートンクピアノと呼ばれていることをネットで知ることができました。
インターネットすごいw
(いや、でも何て言葉で検索すればよいかわからずとても苦労しました。)
もともとホンキートンクとはカントリーミュージックを演奏する安酒場の総称だそうで。
そういった酒場で使われている安いピアノについて、ホンキートンクピアノと呼ばれるようになったとか。
で、そういった酒場にあるピアノなのでちゃんと調律がされておらず、
複数の弦をハンマーでヒットして音を出すピアノの構造上、コーラスがかったデチューンサウンドになるのだそうです。
筆者はギタリストなので、そういったデチューンサウンドはコーラスなどのエフェクターで出せることは知っていましたが、
まさかナチュラルにそういう効果を出していたとは!
さらにそういったホンキートンクピアノで弾く、陽気な感じのピアノの様式をラグタイムピアノというようです。
左手が安定した2拍子を刻む一方で,右手はとてもリズミカルな旋律を演奏するという形が,典型的なスタイル
なるほど、確かに上の動画確かに、低音がズン、チャって感じでリズムが刻まれていて、
右手はリズミカル。かつトレモロ奏法っぽいところもありますね。
DTMでその音を使いたい場合
で、DTMでその音色を使いたい場合。
ホンキートンクという音色があればいいのですが、普通のピアノ音源しかない場合。
Logic Proの場合は、標準搭載はされていないようです。
しかしながら、標準搭載されているSteinway Grand Pianoにコーラスエフェクトをかけることでホンキートンクのようなサウンドを作ることができます。
プラグインでそれ専用の音源が欲しい場合は、Drunken-Uprightがセールで安く購入できそうです。
(2021年現在4€!)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
筆者が楽器と音楽の歴史について無知なだけかもしれませんが、
長年疑問だったピアノの音色についてひとつ勉強することができたので、それが誰かの役に立つかもしれないと記事をこさえてみました。
この音色でちょっと陽気な曲を作ってみたいなぁと思ったのでした。