この記事は
- TVアニメ「明日ちゃんのセーラー服」のOP曲が知りたい
- 「はじまりのセツナ/蠟梅学園中等部1年3組」のコードが知りたい
方に向けて書いています。
TVアニメ「明日ちゃんのセーラー服」
2022年1月クールにて放送された「明日ちゃんのセーラー服」。
「あしたちゃん」じゃなくて「あけびちゃん」なんですよね。
それまでおそらく分校で生徒一人の環境で育った女の子があこがれのセーラー服が制服である学校に入学し、新生活を送るアニメです。
第一話でそのセーラー服に事件が起こるわけですが。
基本的に女子中学校のようで、登場人物もほとんど女の子のようです。
ただ、PVみていると男の子も出ているので、今後恋愛なんかも描かれるのでしょうか。
OP曲「はじまりのセツナ/蠟梅学園中等部1年3組」
OP曲を担当するのは、劇中の学生たち。つまり声優さんたちが歌う「はじまりのセツナ」ですね。
キラッキラした曲に仕上がっていて、もう青春真っ只中って感じの曲です。
聴くだけでもうコードもシンプルに、どストレートに作られていることがわかります。
今日はこの曲を分析してみたいと思います。
たぶん、この曲カンタンです。
もし、これからバンドやってみたい!とか楽器やりたい!と考えているならば、この曲はオススメです。
(もしかしたら譜面化はされないかもしれませんが)
メロディー&コード分析
歌い出し
印象
スタートは「どこか切ない」印象となりました。
しかしながら5小節目からは「明るさを取り戻す」といった感じですね。
どんなふうに感じたかを書き留めておくことはとても重要なんだよ。
分析結果
「どこか切ない」の正体は、VImにより短調コードによるものでしょう。
曲自体は長調なのですが、始まりのコードがマイナーコードなので、そこでグッと切ない印象にさせることができます。
しかしながら5小節目はI/IIIにすることで暗さを回避。「明るさを取り戻す」わけです。
ちょうどこの物語の主人公である明日小路は、第一話で落ち込むような展開があるのですが、
すぐに明るさを取り戻し、元気よく学校に通うようになるんですが、それを彷彿させるような展開です。
メロディーを見てみると、切ない部分も、明るい部分もメイナーペンタ+T9が使われていて、
繊細さが強調されているように思いました。これから始まる青春には、半音の動きを取り入れたメロディーのほうが合うということでしょう。
イントロ
印象
続く8小節のイントロ。
「新しい日常」を軸として、「暗さ」が強調されたり「楽しさ」が強調されたりという印象になりました。
きっと学園生活は楽しいことばかりではないのでしょう。それでもイントロ最後は「楽しさ」が勝ち、Aメロに突入といった感じです。
分析結果
引き続きコードはシンプルですが、リズミックなアレンジになっていますよね。
ドラムの4つ打ちがワクワクさを演出してくれています。
ときに現れる「暗い」は、やはり一旦VImに解決するからでしょう。
しかしながら後半はIに「楽しく」解決します。
Aメロ
印象
Aメロは流れるように、「おだやかな風」のようなものを感じます。
そして5小節目からは「友達が増える」印象となり、「毎日を切り取る」写真のような印象がありました。
分析結果
コード進行はイントロのリズムカルさをシンプルにした感じですね。
それゆえに「穏やかな風」を感じたのでしょう。流れるような感じですものね。
後半の「友達が増える」は、ユニゾン形式だったものにハモリが加わるためでしょう。
歌に厚みが出るので、ここで参加者が増えるような感じになるんですよね。
「毎日を切り取る」は、ギターのカッティングがそれを彷彿とさせたからでしょうか。
Tweed系アンプのカッティングはなんとなく、カメラのシャッター音を感じるときがあります。(筆者だけかも)
歌のメロディーは図的にはスケールがコロコロ変わっているように見えますが、要はGメジャースケールです。
特殊記号が必要な音はありません。
ただ、その中でマイナーペンタ+T9が多いということはMi-FaやTi-Doの半音の動きが多く、
その分繊細なメロディーになるということです。
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Bメロ
印象
Bメロは「ドキドキが積み重なる」ような印象です。
そしてAメロ後半同様に「友達が集まる」ような情景となってサビに突入します。
分析結果
Aメロから続くドラムの4つ打ちに加えて、イントロのリズミカルさが加わったために、
これから盛り上がっていく感じが得られたゆえに「ドキドキが積み重なる」ような印象となったのでしょうか。
コード自体はイントロと同様です。
こういった同じコード進行ですが、セクションによりメロデイーを変えていく作曲技法は、どちらかというと洋楽に近いかもしれません。
ただ、洋楽ですと調性外の音を使ったりしますが、この曲は臨時記号が必要な音符は出てきません。
そのあたりに青春の未熟さ、ストレートさが出ているように思いますね。
「友達が増える」というのはわかるとおり、コーラスが厚くなるためですね。
この歌、アーティスト名は「明日小路」じゃないんですよね。学校のクラス全員名義。
物語で明日小路はどんどん友達を作って仲良くなっていきます。
そうしてできた友達が集まってくるイメージがしっかりとここで表現されていますね。
でも歌は歌えないんですよね。。
ならボーカロイドで作曲をはじめてみたらどうだろう?
歌が歌えなくても歌を作るボカロPになれば君も立派なアーティストだよ。
参考までに筆者の曲を紹介しておくね。
サビ
印象
サビもシンプルに16小節となっています。
「明るさと切なさ」という、ど青春のようなものを感じますw
ただ、この物語では大きな挫折みたいなものは描かずに、ちょっぴり切ない程度にとどめた、基本明るいアニメになるのではないでしょうか。
なので、5小節目以降は「でもワクワク」「楽しい」といった印象を感じました。
後半もずっとは続かない「青春のセツナ」。。ああなるほど「セツナ」というのはもしかしたら「刹那」と「切ない」をかけているのかもしれません。前述したちょっぴり切ないを表現しているのかもしれません。
分析結果
コードがこれでもかってくらいどストレートです。
ギター弾き語りなんかでもいいかもしれませんね。
EmもCもGもDも握りやすいコードです。そしてFがない。最高。
やはりVImから始まるためにそこが「切なさ」の正体ですね。
しかしそれが5小節目ではI/IIIの明るいメジャーコードになり変わり、明るさを演出しています。
後半も全く同様です。
セカンダリードミナントのひとつも使わないストレートな曲、久々みました。
なのになんでしょう、その中でしっかりと明るさと切なさが表現されている。
すばらしいなこれ。
心揺さぶってくれた方々に本当に感謝!
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
筆者はこの作品を未読なので、このアニメは何を描きたいんだろう?と考えながら視聴しています。
それは日常なのか?それとも今しか味わえない青春なのか。恋愛なのか。
その答えはまだ出ていないのですが。
小路がセーラー服を着たなどに、まるで一枚絵のように綺麗な描写にたまになるゆえに、
本当の女子中学生という多感な頃の、大人になると感じられなくなるような「刹那」を表現したいのかなと個人的に思いつつあります。
もしかすると、それを表現するためにハっとするようなコードや複雑な展開は不必要と判断されたのかもしれませんね。
原作は連載中のため、アニメがどのように完結するのか。2期があるのか?
注目していきたいと思います。