200万部ヒット!「君たちは、どう生きるか」レビュー

※くどしゅん的おすすめ書籍2017第三位となりました。

 

大人こそオススメしたい本

 

この本は10万部くらいのヒットのあたりで購入して読んだんですが。

ついに200万部ヒットとなりました。

 

 

おそらくきっかけは池上彰さんが推薦し、番組で紹介したことでしょう。

 

内容としては、小学生であるコペル君の日常生活から得られる気づきを
親戚のおじさんが学びに昇華していくというものです。

 

ある日デパートの屋上から人々を眺めていたコペル君が気づいた「人間分子の関係」。

ものの見方や人々の結びつきに始まり、

 

富裕層と貧困層、
人の悩みと、
過ちと、
偉大さについて

 

人としてどう生きていったらよいかをテーマに語られています。

 

 

 

この本が大ヒットした理由

 

これは池上彰さんの受け売りとなってしまうのですが、

 

この本が売れた理由は、親子という直線の関係ではなく
親戚のおじさんというナナメからの線であることだと思います。

 

こういった道徳本というのは、親から言われたりしてもスッと入るものではありません。
むしろ親戚のおじさんから言われるほうが素直に納得できるものです。

 

それと同じように、書籍というナナメの位置から
私たちへ語りかけるからこそ、スッと言葉が入ってきます。

 

 

漫画版?

もともとは書籍だったものがマンガ版になった本作ですが、

おじさんがコペル君に当てた手紙、そのとても大事な部分についてはすべて活字となります。

 

ここも、マンガにしてよ〜という声が出てきそうですし、
実際知り合いに貸してもこの部分がネックで、なかなか読み進まないようです。

 

でも。

 

この活字部分は、思うに活字でないと入ってきませんし、
活字でないと感動できないと思います。

 

だからこそあえて活字のままにしているんだと解釈しました。

 

 

子供に是非読ませたい?

 

くどしゅんの感想としては、これ大人が読んだほうがいいと思います。

 

というのも、昨今マナーが悪かったし、所謂「こころない人」というのが増えていると思うんですよ。

 

本人達はその自覚がないかもしれません。
でも人間分子の関係をすれば、自分が誤っている可能性にも気づくことができるかもしれません。

 

正直、こういった話は子供ではまだわからないと思いますし、
だからこそ手元におき、読み返したくなる作品なのです。

 

もちろん僕もこころ入れ替えてしっかり生きようと思いました。

 

 

著者からのメッセージ

物語を最後まで読むと、最後に著者からのメッセージが書いてあります。

 

おじさんにより人生観の変わったコペル君の顔と、著者からのメッセージを見たときに
あなたはどんな感想を持つでしょうか?

 

くどしゅん的には一生手元においておきたい本となりました。

 

 

 

くどしゅん
あなたは、どう生きますか?

 

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