欠点を克服するのをあきらめたら、人生輝きだした話

誰にだって不得意なことはある

 

まあこれだけ人間がたくさんいるのだから、みんなが同じってことはありませんよね。

 

価値観や生き方だってそれぞれあって、それに加えて性格や特性的なものがあって、やはり得て不得手というものは存在するのは仕方ないことでしょう。

 

ゲームなどで「属性」みたいなキーワードがありますが、あれって結構的を射ていると思うんですよね。

 

人それぞれ役割があって生まれてくるものだと思います。

 

 

これまでの教育は打倒欠点だった

 

なんですけど、これまでの日本の教育って「弱みを克服していこう」っていう考え方でしたよね。

みんなで学校で共同生活をして、人のふりを見て少しずつ自分ができない欠点を認識して克服していくみたいな。

 

でも最近は学校教育も進化してきていて。

 

筆者の甥っ子は自閉スペクトラム障害を持っているのですが、現在は普通学級で学んでいます。

 

こだわりが強かったり、一度始めたことを辞めて次のことをする気持ちの切替に時間がかかるのですが。

それでもそれを否定せずに、自閉スペクトラム特有の強みを活かす(異常な記憶力など)教育にシフトしているようなんですよね。

 

 

「自分ファースト」の精神で生きてみた

 

 

こちらの記事でも書いたんですが。

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筆者は長いこと自分の性格による社会とのズレに悩んでいました。

 

鬱と言われたこともあるし、もうほんとサラリーマンとか無理だわ。。と思うこともありました。

 

(少し余談になりますが、精神科の医師に鬱と言われても信用しないほうがいいですよ!自分は鬱と言われても週10km走ってましたからw)

 

で、ある日自分の性格が「内向型」によるもので、自分がこの世界のマイノリティーであることを知ったのです。

 

内向型の人間は、世間の大多数を占める外向型と大きく異なり、

  • 外向型→人に会うことで力を得て、一人になると疲弊する
  • 内向型→人に会うことで疲弊し、一人になることで力を得る

 

という違いがあります。

 

つまり、義務教育から教えられていたことのすべては外向型人間のために作られたものであり、

内向型には生きづらいシステムだったということに気がついたのです。

 

筆者はその日から、自分の不得意なことを克服するのはやめて、強みだけをひたすら伸ばしていく生き方を選択しました。

 

そもそも、この世界は自分がどう頑張ったって生きづらくできているんだから!

 

欠点は欠点のまま無駄な努力をしない

 

というわけで、自分のような内向型にはこの世界はどうやっても生きづらいだけなんですから、

もう不得意なことはやらないと心に誓ったのです。

 

具体的には。

 

議事録は書かない

→打ち合わせで多人数の会話についていけないので、議事録は書かない

 

電話は取らない

→そもそも嫌いなのでとらない。友人にもメッセンジャーで連絡するよう言っている

 

出世はしない

→この世界の仕組みは自分には合わないので苦しいだけ。お金が欲しかったら別の方法で稼ぐ。

 

なるべく集団行動はしない

→内向型の特性として疲弊するため。
友人の結婚式なども基本不参加。

 

人に会う時間を減らす

→内向型は一人のほうが生産性が高い。異常に高くなる。
人に会うインプットは限りなく少なくしたほうがよい。

 

人生が輝きだした

 

こういった、自分が今までは”社会人として”、仕方なくやっていたことを一切やめました。

 

やらないから、こいつは「大人としてどうなんだ!」って思われたって一切気にしませんでした。

だって、そういう人は外向型の教育と世界観がフィットしている人たちなのだから。

 

残念ながら僕は違う。

君たちとは違うジャンル、違う世界の人間なのだよ。と思うようにしています。

 

するとどうでしょう?

世界が変わり始めるんですよね。

 

議事録なんて他の誰かが勝手に書き始めますし、

出世はしないと諦めて開き直って、やりたいように仕事をしていたら出世の話が舞い込み現在は役職についています。

(もちろん、やらないことはやらないと了承済み)

 

昨年は新型コロナウイルスの影響もあって一人の時間が増えたため、作曲をしていたらいつの間にかプロのボカロP並みの作品が作れるようになりました。

僕は議事録や多人数の会話など、普通の人にとっては何でもないことができない代わりに、こういった特殊な能力のベクトルが強い人間だとわかりましたし、ああそりゃ両方できるわけないよなぁと妙な納得をしています。

 

人に会う時間が少ないために、誰かに会ったときはより濃厚な時間を過ごすこともできるようになりました。

 

 

まとめ

 

このように、もしあなたがよりよい人間になるために、向上していくために欠点を克服しようとしているなら、それは誤りかもしれません。

 

欠点はそのまま愛してあげて、強みや好きなことに振り切ってみる。

 

そうすると、欠点を克服するよりも、遥かに大きく人間として成長できるかもしれません。

生産性が上がるかもしれません。

 

ドラえもんだってネズミが苦手。

ルフィだって泳げない。

 

何か欠点があるほうが人間、魅力的じゃないですか。

 

あなたの欠点もきっと広い世界でみれば誰かが補ってくれるものです。

気にせず長所を伸ばしていきましょう。

 

 

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