ヨルシカ「春ひさぎ」
最近は、リトグリから少し離れ再びバンドっぽい音楽を聴いています。
でハマったのがヨルシカ。
こういうやさしい声に激しいロック。合うんですね。
なんかAimerとかUru的な声なんだけど、もっとダイナミクスのある尖った声。好きです。
で、この曲のGソロ後のピアノがジャジーになる部分がどうなってるかどうしても解析したくなったのでやってみました。
コード解析
譜例はベタで書いていますが、8分音符はハネで捉えていください。
著作権の都合上、メロディーラインは譜面化していません。
この曲のサビは基本
Am-Dm-G-C
F-C/E-G#dim-EIm-IVm-♭VII-♭III
♭VI-♭III/V-VIIdim-V
というマイナーのシンプルな進行をします。
Vがメジャーなのはマイナーキーであればよくある進行で、ハーモニックマイナーに由来する進行です。
ですが、このジャズセクションではピアノでテンションが入れられており、譜例のようなコードとなっています。
なんかもっと難解なコードかと思ったら、ナチュラルテンションなんですね。
なかでも9thと13thはよく使われています。
対して、rootや5thは省略される傾向であることがわかります。
DmのときFは弾かず、9thを優先してm3は省略しているっぽいです。アボイドではないですけど。
ピアノ解析
ジャズなので4ビートでウォーキングベースしています。
半音の動きや、3連符になったり、メチャクチャかっこいいですよね。
解析してみた結果、以下のようなルールが見つけられました。
- 小節の頭一拍目は必ずはコードのルートをとる
- そこから次のコードに向けてスケールで進む
- 4拍目はスケール外の音でも可(ただし次のコードに繋がる音)
- I-III-V-Iという動きもする
その他の部分
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ヨルシカ「春ひさぎ」から、ジャズっぽいウォーキングベースのアレンジを解析してみました。
曲のアクセントで今度使ってみたいですね。
こういう「お!」と思う部分については、肥やしになっていくと思うのでこれからも解析して、実践していきたいと思います。