これまで、当ブログはロリポップのサーバー上で稼働していましたが、
今回Conoha WINGに乗り換えをしました。
- 月額800円から利用できる国内最速のレンタルサーバー
- 初心者でも簡単にWordpressサイトを開設できる
- 移行ツールや移行代行もできる
無事移行はできたのですが、その夜突然Amazonアソシエイトのアカウントが運営規約違反により、一発閉鎖となりました。
きっかけはWordpress移行
ロリポップをずっと使ってきたのですが、ちょうど更新時期でもあり、
またロリポップは遅い!という声も上がっていたため、サーバー乗り換えを検討していました。
これまで、当ブログはロリポップのサーバー上で稼働していましたが、 今回Conoha WINGに乗り換えをしました。 [afTag id=4520] 無事移行はでき[…]
で、いろいろ検討した結果、Conoha WINGが移行も簡単そうだということで契約。
サーバーの移行作業を実施しました。
SSL証明書の切替
Conoha WINGには「Wordpress簡単移行ツール」というものがあり、
現在稼働中のサーバーからConoha WINGへ移行自体は非常に簡単にできます。
それこそ、URLとWordpressのユーザー名、パスワードくらいあれば待つだけで移行できます。
あとは独自ドメインのネームサーバー切替えをすればよいだけになるのですが。
SSL化していると少しやっかいで。
既存サイトをSSL化している場合、ネームサーバーを切り替えてからでないと、Conoha側がSSL化できないのです。
いや、できる手順はあるのかもしれませんが、僕はできませんでした。
(もしかしてRealy Simple SSLプラグインのせいでしょうか?)
無料のSSLの設定はConoha側でできるのですが、ネームサーバーを切り替えた後実施できるようになり、その後数時間設定にかかります。
つまりその間、このサイトには誰もアクセスができなくなるのです。
したがって夜中にやるのがWordpress移行の常套句らしいのですが、正直知りませんでした。
とはいえ、数時間くらいのダウンタイムであればいいか〜と軽く見てました。
Amazonから連絡
じゃあのんびり待つか。と夕飯を食べに出たら。
スマホにAmazonから下記メールが届きました。
お客様のAmazonアソシエイトアカウントが閉鎖されました
お世話になっております。
Amazonでは本日より、お客様のアソシエイトアカウントを閉鎖し、アカウントの統括に用いられるAmazonアソシエイト・プログラム運営規約(下記リンク)を終結させていただきます。
なぜですか?
Amazonアソシエイト・プログラムの継続的な監視活動の一環として、お客様のアカウントを審査させていただきました。この審査によって、お客様がAmazonアソシエイト・プログラム運営規約(https://affiliate.amazon.co.jp/help/operating/agreement)を遵守されていないと判断されました。違反内容は次のとおりです。
お客様の特別リンクがどのサイトに表示されているかを正当に検査する方法が妨害されているため、トラフィックのソースを検証することができません。
どうすればいいですか?
コンテンツおよびAmazonマークの使用を停止し、Amazonサイトへのすべてのリンクを速やかに削除する必要があります。お客様にAmazonアソシエイト・プログラム運営規約を遵守いただけていないため、未払いの紹介料をAmazonから支払うことができません。関連する他のアカウントも、紹介料が支払われることなく閉鎖される可能性がありますのでご注意ください。Amazonはその他一切の権利と請求を留保します。
限られたケースではありますが、この閉鎖に対する再審査を要求できる場合があります。申立に関するヘルプ(https://affiliate.amazon.co.jp/help/node/topic/GACDBRFKVDTXSPTH)で詳細をご確認ください。
Amazon.jpより
Amazonからのメール
なんと、アソシエイトの監視活動に引っかかり、一発アウトとなりました。
正直これ、人が監視しているわけじゃないですよね??
たぶん、僕のサイトがつながらないってアラートか何かが飛んだんだと推測します。
「お客様の特別リンクが〜」をみるに、
「サイトが接続できなくなったから、運用終わったんだね。じゃあ閉鎖します。」
ってことと解釈しました。
まあ確かに、接続できない時間はありました。
が時間にして2〜3時間くらいなんだよね。。
それくらいでSSL化は完了、有効化したので、そこからは問題なく見られたはずだったのです。
そのサイトにアクセスできない数時間。
やはり人が見ていたわけじゃないだろうなぁ。
それだけで閉鎖か。厳しい。
申立を実施
Amazonアソシエイトを一旦閉鎖されると復旧はとても難しいとどこのサイトでも書いてあります。
しかしながら、できることはしようとAmazonに問い合わせを行いました。
今後どうなるかはわかりませんが、ひとつ言えるのは
SSL化しているWordpressの引っ越しには気をつけろ
です。
最悪、Amazonアソシエイトのアカウントが復旧できなければ今後は楽天とサウンドハウスさんをゴリ押しで行くか、もしくはもしもアフィリエイトでAmazonの物販をしようかなと考えています。
が、完全に閉鎖確定するまではお願いはしてみるつもりです。
まずはネームサーバー切替え完了通知メールと、Conohaの無料SSL化のログを請求して送ってみようと思います。
申立の顛末
不服申立ては、アカウント閉鎖連絡から5営業日以内に行わなければなりません。
申請フォームに入力して、件名に「運営規約違反により閉鎖されたアカウントの再開依頼」を選択して、必要事項を入力し、送信します。
なんとこのフォーム。送信してもEメールに送信完了メールすらきません。
ちょっと信じられないですね。だとすると、最悪こちらは送信しているのに、こちらに送信した証跡がないため取り合われない可能性だって出てくるのです。
なので、事あるごとに送信することに決めました。
8/31 送信
一度目の送信は、アカウントを停止された当日。8/31に送信しています。
メールが届かなかったので、画面のスクショをとっています。
9/1送信
送信確認メールが届かないことから、再送という意味で翌日にも送信しています。
スクショはとりませんでしたが、送った本文は以下のようになります。
お世話になります。
本件昨日にも連絡させていただきました。
確認のメール等がなく心配になったので、念の為再送させていただきます。アカウントの閉鎖について、下記が理由をご連絡いただいております。
「お客様の特別リンクがどのサイトに表示されているかを正当に検査する方法が妨害されているため、トラフィックのソースを検証することができません。」大変申し訳ありませんでした。
昨日の当該時間において、サーバーの移行作業(ロリポップ⇛Conoha WING)を行っており、SSL証明書の切替の都合上、Webサイトに接続できない時間が発生しておりました。手順的にどうしても発生してしまうようです。
それが原因かと思われますが、まったくの見当違いでしたらその旨ご指摘ください。閉鎖のメールをいただいた後すぐにSSLの設定を完了し、現在は問題ないと思われます。
このあたり必要であればConohaからログはいただけるかと思います。現在の状態を確認いただき、
もう一度審査をお願いできませんでしょうか? よろしくお願いいたします。
9/3送信
9/2、Conohaのほうにも問い合わせを行いました。
結果、基本移行作業はダウンタイムが発生することがわかり、かつログの提供は行っていないこともわかりました。
それが証跡になるかわかりませんが、Conohaとのやりとりを提出するために、9/3にも送信を行いました。
お世話になります。
先般より、アカウント再開についてメールさせていただいております。
アカウントの閉鎖について、下記が理由をご連絡いただいております。
「お客様の特別リンクがどのサイトに表示されているかを正当に検査する方法が妨害されているため、トラフィックのソースを検証することができません。」大変申し訳ありませんでした。
御社が監視されていた当該時間において、サーバーの移行作業(ロリポップ⇛Conoha WING)を行っており、SSL証明書の切替の都合上、Webサイトに接続できない時間が発生しておりました。手順的にどうしても発生してしまうようです。
Conohaにも問い合わせを行い、やはりダウンタイムが生じることは確認いたしました。それが原因かと思われますが、まったくの見当違いでしたらその旨ご指摘ください。
閉鎖のメールをいただいた後すぐにSSLの設定を完了し、現在は問題ないと思われます。
現在の状態を確認いただき、
もう一度審査をお願いできませんでしょうか?なお、Conohaに問い合わせの結果、SSL化のログなどの提供は行っていないとのことでした。
メールについて よろしくお願いいたします。
以下Conohaとのやりとり*****
くどしゅん 様
いつもご利用いただき、まことにありがとうございます。
ConoHa お客様センターXXです。お問い合わせの件につきまして、SSL設定については
以下のどちらかの状態である必要があります。・ドメインのネームサーバーがConoHaを向いている
・外部DNSをご利用の場合はwwwありとなしのAレコードで
WINGのIPアドレスが設定されている後者の場合ですとサーバー移行が伴う場合はダウンタイムが
必ず発生いたします。前者の場合は先にConoHaのDNSメニューにて移行元サーバーを
参照するようにDNSレコードを設定の上ネームサーバーをConoHaに
向けていただきSSLを設定、データ移行等作業が完了しましたら
DNSレコードをWINGのものに戻すことでダウンタイムのない移行が
想定されます。ログについてはWINGは共用サーバーとなっており弊社にて提供は
させていただいていないものとなります。恐れ入りますが、何とぞよろしくお願いいたします。
今後ともConoHaをよろしくお願いいたします。
9/4送信
5営業日という期日がせまる中、最終的にドメインを管理しているお名前.comのネームサーバー変更完了のメールを証跡として送信しました。
内容としてはほぼ9/3に送信したものと同じです。
9/7送信
5営業日は過ぎてしまいましたが、返信が未だに一通もきません。
内容は重複しますが、引き続き再審査を依頼するために問い合わせフォームを送りました。
また、いくら問い合わせフォームから送っても動きがないので、閉鎖メールの返信としても送信いたしました。
先般からアカウント再開の依頼をさせていただいております。
違反内容は次のとおりです。
・お客様の特別リンクがどのサイトに表示されているかを正当に検査する方法が妨害されているため、トラフィックのソースを検証することができません。当該時間にレンタルサーバーの移行作業を実施しており、ダウンタイムが発生したことがわかっております。
申し訳ありませんでした。
Conoha WINGに問い合わせを行い、SSL証明書の関係でどうしてもダウンタイムが発生してしまうことや、お名前.comのネームサーバー切替メールなどを証跡として提出もさせていただいております。ご確認いただき、再審査をお願いいたします。
なお、本メールは5営業日が過ぎてしまっておりますが、閉鎖当日から複数回問い合わせは送信させていただいておりますので、そちらをご確認いただければと思います。
閉鎖確定
その後、9/7にAmazonから返信が来て、閉鎖が確定しました。
いつもAmazon アソシエイト・プログラムをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、貴殿より、先日実施された貴殿のアソシエイト・プログラムアカウント閉鎖に関するご意見をいただきました。
貴殿のアカウントについて、Amazonアソシエイト・プログラム運営規約に基づき、専門部署による調査を行い、アカウント閉鎖停止および支払差止に誤りがなかった旨確認しました。
以下の運営規約および参加要件に基づき、Amazonは、その理由にかかわらず、貴殿のアカウントをいつでも閉鎖する場合がございます。
Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
https://affiliate.amazon.co.jp/gp/associates/agreementAmazonアソシエイト・プログラム参加要件
https://affiliate.amazon.co.jp/gp/associates/promo/participationrequirementsこの決定は最終的なものであり、ご意見は受けられません。運営規約違反と判断の上停止となった閉鎖されたアカウントの再開、および該当のアカウントについての紹介料の支払いは行われません。
今回貴殿のアカウントを閉鎖した理由は以下の通りです。
-貴殿のサイトは、Amazonサイトへ遷移するため、特別リンクをクリックスルーしたサイトまたはアプリケーションについて、Amazonが合理的に判断することができず、トラフィック発生の根拠が不明瞭です。
本メール受領後直ちに、貴殿のサイトより、Amazonの商標、当サイトのコンテンツ及び当サイトへのリンクを削除し、その他運営規約の解除に伴う一切の手続きを行ってうようにしてください。
Amazon.co.jpは、その裁量で予告なく、ご利用中の別アカウントまたは今後作成されるアカウントを閉鎖し、紹介料の支払いを停止する権利を留保します。
Amazonアソシエイト・プログラム参加要件を含む運営規約は以下のサイトで確認することができます。
https://affiliate.amazon.co.jp/gp/associates/agreementAmazonアソシエイト・プログラムをご利用いただき、ありがとうございました。
「トラフィックの発生が不明瞭」という部分から
- 旧環境から何かしらのトラフィックが発生してしまっている
- AmazonがOKしているのはそもそも旧環境からのトラフィックのみ
の2つが原因として考えられます。
WordPress移行からし始めたのは、これに加えてRInkerというプラグインを使用し始めたということだけ。
なので、ちょうど100記事も書いたところだし、旧環境削除。
それからこれまでの記事をRinkerに移行するのと同時にAmazonのリンクを消していこうと思います。
骨が折れますが、そうしないともしもアフィリエイトの審査でひっかかりそうなので。
それから行ったこと
アカウントが閉鎖されましたが、このサイトはどこまでもホワイトなサイトですので、再度申請をすれば通過はするはず。
しかし、再度申請を行うにはいろいろとやらなければならないことがありました。
ブログからAmazonへのリンクをすべて削除
まず、規約違反で閉鎖になったアソシエイトIDでのリンクを一旦すべて削除しなければなりません。
これまでに書いた240記事のほとんどは、カエレバやヨメレバで作っていたので、それらを手動でRinkerに変更していく作業を行いました。
かなり大変ではありましたが、ブログ開設初期の記事などを見直し、
「ああ、自分もブロガーとしてちょっとは成長してるんだなぁ」
と感じることができました。本当にいい機会だったと思います。ありがとうAmazonさん。
ロリポップ側環境削除
で、閉鎖になった理由が「トラフィック云々」だったことから、旧環境であるロリポップ側の環境を完全削除したほうがよいだろうと思い、Wordpressの削除作業を行いました。
DNSでは既に新しい環境であるConoha側をみているはずですが、結構怖い作業です。
必ず新環境側のバックアップをとってから作業しましょう。
複数のWordpressを運営していたならば、既に退役したサイトなどからテストでやってみたほうがよいでしょう。
もしもアフィリエイトへの登録
Amazonアソシエイトは、本家から閉鎖されても、「もしもアフィリエイト」経由で利用することが可能です。
しかもこちらのほうが審査が通りやすく、Rinkerも対応しています。
ということで登録してこちらで物販をしようと思ったのですが、既に昔登録済みだったようで、すぐに利用が可能でした。
ということでRinkerの設定にもしもアフィリエイトでのAmazonアソシエイトIDを設定することで、全240記事のリンクにAmazonボタンが復活しました。
本当にRinker便利です。
アソシエイト再申請
ということでロリポップ環境も削除、Amazonアソシエイトのリンクも全削除を行ったので、このサイトは完全にホワイトとなりました。
Amazonのいう「トラフィック発生の根拠が不明瞭」である理由がもうどこにもないはずなのです。
ということで再度Amazonアソシエイトに新規で申請をしました。
今は申請のシステムが変わり、180日以内に3つの品物が売れない限り審査が開始しません。
まずは売れるのを少し待ってみます。
そのために、やはりもしもアフィリエイトのリンクからAmazonへのリンクに設定し直しました。
RinkerはAmazonのAPIが利用できないと使用できないわけではありません。
検索は楽天で行えばいいだけなので、リンクの設置時に楽天で検索するようにしています。
一度閉鎖されたサイトはしばらく承認が下りないかもしれませんが、
粘り強く申請していきたいと思っています。
10月7日に承認が下りました
2020年10月現在、Amazonアソシエイトの審査は申込みをしてから、そのサイトで3件以上の売上がないと行われません。
ということで再び審査をしてもらうまでに時間がかかりました。
しかし、最終的には閉鎖(8/31)から一ヶ月あまりで再び承認を得ることができました。
一度閉鎖されたサイトであっても、しっかりと対応をすればまた審査には応じてくれるようですね。
また、このサイトがホワイトなサイトに戻れたということです。
今現在では、Amazon Product Advertising APIも新しく認証情報を発行して使えるようになっています。
あらためて物販を頑張ろうと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
WordPressの移行で思わぬ展開となりました。
ブログに対する意欲が落ちかけていますが、なんとか踏ん張って、再び承認を得ることができました。
どうか皆様、SSL化しているWordpressの移行には十分ご注意ください。
それから、一度閉鎖されてしまっても、原因を取り除いて再申請すれば、審査はしてくれます。
どうか諦めずにトライしてみてください。
この記事が皆様のお役に立つことを願っています。