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- 〜10万円の最新のアンプシミュレーター/マルチエフェクターが知りたい
- 機能の違いが知りたい
方に向けて書いています。
アンプシミュレーター
こちらの記事で〜5万円までのアンプシミュレーターおすすめを紹介させていただきました。
この記事は 〜5万円の最新のアンプシミュレーター/マルチエフェクターが知りたい 機能の違いが知りたい 方に向けて書いています。 アンプシミュレーター ギタ[…]
〜5万円とはいえ、ルーパーやIRロードも可能が機種が多く、
非常に高機能かつ高音質なものが多かった印象ですが、
今日は10万円までのアンプシミュレーターについてみていきたいと思います。
基本的にアンプシミュレーターの選び方については上記記事にまとめてありますので、そちらを参照してください。
〜10万円までのアンプシミュレーター比較
Line 6 / POD GO
〜5万円の記事では出てきませんでしたが、
そもそもアンプシミュレーターと言えばLINE6です。
このメーカーのおかげで現在ようにのアンプシミュレーターが発展したと言っても過言ではありません。
真空管アンプをなんとかデジタル化出来ないか?
そこに挑戦し、長くに渡ってハイクオリティな製品を作り続けているLINE6がこの価格帯で出てきました。
元祖アンプシミュレーターである「POD」の名をつけた製品です。
カラーディスプレイ搭載で、シンプルなユーザーインターフェースとなっています。
またこれまでLINE6製品と言えば、とにかく頑丈な重いイメージがあったのですが、
ここに来てフルスペックで2kgという軽さを実現しています。
アンプ/エフェクト数も充実していて、その音質は長年アンシミュ界をリードしてきたメーカーだけあり、高品質。
SEND、RETURNも搭載しているので最近よく使われる4ケーブル方式も可能。
アンプモデル数 | 70種類(ベース用含む) |
---|---|
エフェクト数(同時使用数) | 200種類 |
エクスプレッションペダル | 有 |
ルーパー機能 | 有(モノ40秒、ステレオ20秒) |
スイッチ数 | 8 |
サンプリング周波数 | 48kHz/24bit |
IRデータロード | ○ |
重量 | 2350g |
HEADRUSH / Gigboard
あまり聞き慣れないメーカー「HEAD RUSH」と思ったら、Avid社のEleven Rackの新ブランドでした。
Eleven Rackを継承したギターペダルで、クアッドコア・プロセッサ& ELEVEN HD EXPANDED DSP ソフトウェア搭載しており、
7インチの液晶タッチパネルでスマホのように操作が可能な使いやすいユーザーインターフェースが特徴です。
エクスプレッションペダルが搭載されていませんが、あまり使わないし別途小さいのを使った方が便利という方も多いと思います。
スペックについてあまり記載がないのですが、アンプやエフェクトも随時コミュニティーで追加されているようです。
スペックをみていて驚いたのが、ルーパーが驚異の20分です。
現場での耐久性を考慮してか、3kgとやや重め。
アンプモデル数 | 記載無し |
---|---|
エフェクト数(同時使用数) | 記載無し |
エクスプレッションペダル | 無 |
ルーパー機能 | 有(最大20分) |
スイッチ数 | 4 |
サンプリング周波数 | 96kHz/24bit |
IRデータロード | ○ |
重量 | 3240g |
MOOER / GE300
様々なエレキギター 向け製品をリリースしているMOOR。
ミドルクラスのアンシミュもしっかりあります。
ミドルと言ってもフルスペックで、108種類のプリアンプ、164種類のエフェクトを搭載。
エクスプレッションあり、ルーパー30秒と必要な機能は全て搭載しています。
そしてなんと言ってもスイッチが10個あるのは嬉しい。
曲中に音色をたくさん変える方におすすめです。
サンプリングレートが44.1kHzとCD音質ですが、実際のところエレキギター の音は20kHz以上の音はほぼ出ていないですし、
サンプリング深度がハイレゾの24bitとなっているので音の解像度は心配ありません。
スイッチが多いのにも関わらず、3kgに抑えているのも○。
アンプモデル数 | 108種類 |
---|---|
エフェクト数(同時使用数) | 164種類 |
エクスプレッションペダル | 有 |
ルーパー機能 | 有(最大30秒) |
スイッチ数 | 10 |
サンプリング周波数 | 44.1kHz/24bit |
IRデータロード | ○ |
重量 | 3000g |
BOSS / GT-1000
この価格帯となると、エレキギター 界の王者BOSSのフラッグシップモデルが視野に入ります。
どちらかというとアンシミュというジャンルでは後発組なイメージですが、
現在ではその技術に遅れはありません。
数々のアンプ製品に採用され高い評価を受けてきたチューブ・アンプ・サウンドの設計コンセプトTube Logicをもとに、AIRD(Augmented Impulse Response Dynamics)という革新的な技術を開発。この技術により、デジタル・プロセッサーでは実現不可能とされていた、アンプ全体の相互作用によって生まれる複雑な動作を、ギター・アンプ単体からフルレンジのサウンド・システムに至るまで、どのようなセットアップにおいても再現する、常にリアルで音楽的なレスポンスとサウンドを得ることができる、次世代のアンプをGT-1000の心臓部に搭載しました。
そして何よりBOSSの強みである、BOSSコンパクトエフェクターの技術もここに凝縮されていることも評価ポイントです。
AD/DAの深度は、驚異の32bit。
まさに異次元の解像度を誇るサウンドです。
Bluetoothでスマホのアプリ対応で無線でパッチ編集なども出来、現代のニーズにしっかり対応しています。
フラッグシップモデルということで、アンプやペダルの直列/並列ルーティングもできるので、
使い方次第で他者と一線を画すサウンドを奏でることが可能です。
アンプモデル数 | 記載なし |
---|---|
エフェクト数(同時使用数) | 145種類 |
エクスプレッションペダル | 有 |
ルーパー機能 | 有(ステレオ19秒、モノ38秒) |
スイッチ数 | 10 |
サンプリング周波数 | 96kHz/32bit |
IRデータロード | ○ |
重量 | 3600g |
Line 6 / Helix LT
最後はやはりLINE6。
フラッグシップモデルであるHelixと同じHXモデリングと、デュアルDSPを搭載した最新モデルです。
前述の通り、アンシミュと言えばLINE6。
音質はやはり不動と言えるでしょう。
アンプ回路の各出力段を細かくキャプチャし、実際のアンプにマッチするよう再現されています。
ダイナミックレンジも123dBとプロ仕様。
デュアルDSP搭載ということで、アンシミュの弱点であるレイテンシーも心配ありません。
リアルさとレスポンスが約束されています。
4ケーブルメソッドももちろん出来、外部アンプの切替も可能です。
PCやMacのアプリもあり、大画面での編集も可能です。
残念ながらやや重いので、車でスタジオにいくか、やはりカートが必要なるでしょう。
アンプモデル数 | 62種類 |
---|---|
エフェクト数(同時使用数) | 104種類 |
エクスプレッションペダル | 有 |
ルーパー機能 | 有(最大30秒) |
スイッチ数 | 12 |
サンプリング周波数 | 44.1kHz/24bit |
IRデータロード | – |
重量 | 5700g |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この価格帯になると、プロでも満足できる耐久性と質になってきますね。
個人的には重量をとても重視していて、POD Goなんかとてもユーズフルだなと感じました。
もうアンプの音質がギタリストのストレスとなることはなくなりました。
良いアンプとエフェクトを駆使して、あなたの奏でたい音を響かせましょう。