独学のススメ!作曲学校をオススメしない理由

DTM

この記事は

  • 作曲をしてみたいと考えている
  • 作曲学校を探している

方に向けて書いています。

 

 

作曲がしたい

 

 

昨今はPCの処理性能の向上により、プロ用の機材を何百万円かけて入手せずとも、

すべてPC上でCDクオリティーの音源を作れる時代となりました。

 

また、ニコニコ動画やボカロの普及により、アマチュアであってもかなりのクオリティーの作品も作ることができるようになり、作曲人口は右肩上がりとなっています。

 

近年の新型コロナウイルスの影響により、自粛生活を強いられている2021年現在、

作曲を新たにやってみたいと思ってる方も多いのではないでしょうか?

 

作曲学校に通うという手段

 

 

で、全く音楽をやったことない人の場合、まず作曲学校に入学して学ぶという選択肢となると思います。

前述のとおり、コロナ禍においてもオンラインレッスンなどで作曲を学ぶことは可能です。

 

しかしながら、筆者の経験上、短絡的に学校へ通うということはあまりオススメできません。

もちろん、そこで友達を作ったり、はたまたプロとのパイプが欲しいという場合はその限りではありません。

 

今現在、オンラインレッスン主体がほとんどで、作曲友達というのはできづらいですし、

初心者の段階でプロとのパイプがあっても仕方がないからなわけですが。

 

それよりももっと。

こう作曲というものの本質を知ると、「人から習おう」という姿勢がオススメできないのです。

 

筆者の場合

 

 

かくいう筆者も実は音楽学校に通っていました。

 

ただ、僕の場合は、とにかく新しい人と出会ったり、リアルであってもオンラインであっても誰かに会って教えを乞うのが本当に面倒だと思う性分でして。。

 

楽器にしても作曲にしても、独学でしばらくやって、限界を感じたときに習うようにしていたんです。

 

僕の専門はギターですが、通販の安いストラトを買って練習してバンドもやり、

さらなる高みを目指して学校に通ったのが、ギターを始めてから実に8年後でした。

 

作曲も同様で、ギターで曲を作れるようになって、

ラジオのテーマソングコンテストで優秀作品にノミネートされるようになってから作曲学校に通いました。

(そんなんだから特待生でしたけど。)

 

で、そんな筆者からみてそういった学校に入ってくる生徒たちにはある特徴があるんですよね。

 

それは。

 

「人から習えばできるようになる」

 

と思ってる。

 

これが大いなる間違いなんですよね。

作曲にしても、ギター(他何の楽器の演奏)にしても能動的なものです。自分から動かなければ何にもできません。

 

それが「人から習えばできるようになる」という受動的な価値観を持ってしまっていると正直お金の無駄になるんです。

 

みんな脱落する

 

 

作曲学校ということで、曲の作り方を学ぶわけですが。

おそらくどこの学校も、音楽理論と鍵盤の使い方を学びます。

 

DTMで作曲をする場合は鍵盤を使えるようになるのが一番手っ取り早いですし、

音楽の仕組みを理解するのに鍵盤が最適だからです。

 

そして過去の偉人達の遺産(巨人)である音楽理論。

これまでの音楽の歴史で培った、音楽の仕組みを体系的に理解するためのものです。

 

で、これらを学んだらば、もう作曲を開始します。

数小節の作曲から始めて、最終的に1曲に仕上げていきます。

 

鍵盤の使い方を知り、音楽理論という巨人の方の上に乗ったから、

もう作曲はできるはず。。

 

「巨人の肩の上に立つ」という言葉の意味はこの書籍をみるとわかります。

 

なんですが、正直音楽理論を知ったからといってそう簡単に曲はできません。

鍵盤の使い方を知っていても曲はできないのです。

 

僕達は義務教育から「受動的に生きる」ことを躾けられています。

なので、ここで能動的になることができずに脱落していってしまうのです。

 

実際、僕が通っていた作曲学校も生徒がどんどん脱落していきました。

残った生徒も、正直先生が全修正したような曲しか作れていなかったと思います。

 

それでは、作曲を習得したことになりません。費用対効果としては弱すぎます。

学校に通った意味はないと言えるでしょう。

 

 

初心者は独学から始めよう

 

 

したがって、作曲をしたい場合は独学から始めることをお勧めします。

新たに何か楽器を習得したい場合も同様です。

 

独学系の書籍は探せばたくさんあります。

 

 

 

そこで「能動的にやってみる」という通過儀礼を果たしてから、学校に通うのが最も効率がよいと筆者は思うのです。

(通過儀礼といえば、進撃の巨人の一コマを思い出しますが、きっと筆者を特待生として迎え入れた学校は、僕と他の生徒の顔つきに違いを覚えたことでしょうw)

 

©︎諌山創

 

で、楽器などで、変な癖がつくから早いうちにプロに習った方がいいという人もいるんですが、僕は急がば回れだと思います。

 

超絶テクニカルギタリストのポールギルバートも、逆アングルピッキングからフラットに自分で修正したり、

とにかく自分で考え自分で行動する人がもっとも効率よく上達するものだと思います。

 

自分で考え、自分で行動し、自分で作曲できるようになってから通う学校。

そこで得るものは、全く音楽を知らなかった自分より吸収率が跳ね上がります。

 

 

作曲したいならまず耳コピ

 

 

作曲できるようになりたいけど、独学で何をすればよいの?

 

と思ったならば、一通り音楽理論書を眺めて(ふーんレベルで可)、鍵盤を入手した後に、

とんでもなく大好きな曲の耳コピから始めてください。

 

音楽理論ならこの書籍がオススメ!

 

作曲がしたいと強い思いを生んだ、あなたの人生を変えた一曲です。

絶対に譜面を手に入れてはいけません。

 

メロディーを鍵盤で音をとる。

それができたら、コードをとる。

どんな楽器が鳴っているか調べる。

 

一曲から仕入れられる情報は星の数ほどあります。

時間がかかってもいいです。

 

大丈夫です。音は12個しかありません。

聴き取れないコードでも、1万回聴いて鍵盤と照らし合わせればなんとなくわかります。

 

そしたらまた、音楽理論書をめくるのです。

そうするときっと、「ダイアトニックコード」という名前に行き着くはずです。

 

これが能動的に生きるということです。

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

作曲に関わらず、何を学ぶにしても独学から始めるほうが効率がよいし、

最短、最安ルートで成長できるという話でした。

 

作曲が習いたくてこのページを読んでくれたあなた。

今から大好きな曲の耳コピをスタートしてください。

 

ちなみに、作詞作曲を始めたいのなら以下のライトノベル読んでみるのをオススメしますよ。

将来あなたがつまづくだろう挫折や喜びが小説形式で語られています。

 

 

 

くどしゅん
ちなみに、コードをとるときは一番下で鳴っているベースの低音からとるとよいですよ。
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