ミックスがうまくいかない!リファレンス曲に近づける方法【低音偏】

DTM

 

この記事は

  • ミキシングをほとんどしたことがない
  • なかなかイメージどおりのミックスができない
  • 低音がいまいち
  • この曲みたいなミックスにしたい!けどできない!

という方に向けて書いています。

 

ミキシング沼にハマる

いざ自分達の曲をレコーディングして、あとは編集してアップロードするだけ。。
ここまで来るのに大変だったけど、あとは混ぜるだけ。。

なんて思っていたけど、いざミキシングをしてみると、沼にハマりますよね。

音楽にしても、動画にしても実はこの編集が本当に大変なんです。

 

ミキシングに関しては、やってみるとわかるんですが

 

  • CDの音量にならない
  • ボーカルが浮く
  • 伴奏が小さい

 

など様々な壁にぶち当たります。

 

また、長時間やっていると耳も死んでくるので、翌日聞くと「なんだこの酷いミックスは。。」
どんどん沼にハマっていくんですよね。

ええ、僕もハマりました。10年ほど。

皆さんには、そんな人生時間の無駄をしてほしくないので、今日はミックスの要である低音部分の処理についてやり方を紹介したいと思います。

 

 

リファレンス曲を準備しよう

ミックスを行うにあたり、近づけたい曲というのを準備します。

 

これは、コード進行とかメロディーなどが似ているものでなくてかまいません。
編成が似ているものであれば何でもよいと思います。

 

 

Logicの標準プラグインだけでリファレンス曲に近づける

では実際にやっていきたいと思います。

 

今回は例として、2チャンネルにまとめられたドラムトラックと、ベーストラックを使って、リファレンス曲に近づけてみたいと思います。

 

基本的に標準プラグインのみを使いますが、ひとつだけフリーの「ISOL8」というプラグインを使いましたので、こちらもDLしておいたほうがよいかもしれません。

 

 

 

のおとさん
ところで曲全体のミキシングがうまくできません。どうやってもCDみたいな音にならなくて。。
くどしゅん

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のおとさん
どうしてこんなに安いんですか?
くどしゅん
筆者自身がひとりで作ったメソッドで、サポート的な対応ができないからだよ。
筆者も音楽を作り続けないといけないから。
そのために全パラメータを公開したプロジェクトファイルが付属しているから、誰でも再現できるはずだよ!
是非やってみてね!

 

 

 

手順

さあここからは具体的手順です。
文章より動画のほうがいいかと思うのでどうぞ。

 

 

ドラム

 

EQ

まずはEQです。ミックスのEQは基本的には、カット方向です。谷を作ることを主体にしてください。
高音が足りないなぁと思ったとき、することは低音を削ることです。そうすることで高音が抜けてきます。

今回は、少しハイハットを抑えたかったのでハイを削りました。

 

 

コンプ

既にレコーディング時に浅くかけてありますので、ここでは全体のコンプをかけます。

ドラムはAttackの速いVCAを使うといいです。5dBほど触れるくらいにします。

 

 

マルチバンドコンプ

これは普段はあまりやらないんですが、2mix状態のドラムの場合はこういった帯域ごとのコンプをかけて音質調整をしたりします。今回はプリセットの「Hi-Fi Drums」を使いました。

 

 

ベース

 

プリアンプ

DI直で録られたものなのでプリアンプをかましました。ローが足りなかったのでDeepというプリセットです。
(今回はあくまでリファレンスに似せるのが目的)

 

EQ

これも基本カット方向です。どうしても低音が足りなかったのでそこだけブーストしました。
バスドラムの成分とかぶるため、50Hz以下をカットしています。

 

コンプ

ベースのコンプは深めにかけます。Ratioは6:1あたり。6dBほど触れるくらい。Attackは60msあたり、リリースは自動としました。

 

サイドチェイン

バンドをやっている方だとわかると思うんですけど、
あたかもバスドラムのアタックによりベースが発音されているような感じがグルービーさを生み出すんですよね。

実は機械的にそれをやります。それがサイドチェインです。バスドラのアタックのときだけベースを引っ込ませます。これにより一体感が大幅に変わります。

 

ステレオ感調整

リファレンス曲を聴いてみると、ステレオ感を感じるため、ここではディレイで少し広げてみました。
動画では派手にやってますが、もっとおとなしくてもよいかも。

 

 

全体調整

 

Delay&Rev

ディレイとリバーブの調整です。ここではそれぞれ、midとlongのディレイとリバーブトラックを作成し、Busで送りました。

Busについてはこちらの記事を参考にしてください。

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帯域確認

 

さてここで、リファレンス曲と比較です。

 

100Hzチェック

ISOL8で100Hz以下のみの音にしてみると、低音が足りないのがわかります。

 

Subbassを足してみる

ここでLogicのSubbassを足してみます。どうしても低音が足りないときの必殺技です。

 

他の帯域もチェックする

最後に他の帯域もチェックして完了です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ミックスの沼にハマってほしくない。。という思いでこの記事をこしらえてみました。

僕は十年沼にハマってしまいましたが、今はこう思っています。

 

確かに巷のCDのクオリティーに仕上げるのも大事。ただし、それよりも

より多くの人に聴いてもらえる手段を考えることや、より多くの曲を作ることにも時間を割いたほうがよい。と。

 

バランスよく、音楽ライフを楽しみましょう。
できあがったコンテンツも、認識されなければないのと同じですから。

くどしゅん
人生は一度きり。ミックス沼にハマってはいられない。
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