コンパクトアンシミュ!HeadRush MX5レビュー

この記事は

  • Head RushのコンパクトアンシミュMX5について知りたい
  • どういった人に最適か知りたい

方に向けて書いています。

 

Head Rush MX5

 

 

HeadRushというブランド。元々はProtoolsというDAWでお馴染みのAvid社のElevem Rackを開発したチームが

そのノウハウを活かして新たに始めたブランドです。

 

以前Head RushのGigboardについては紹介させていただきました。

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そのブランドが今回新たにコンパクトなアンシミュMX5をリリースしたので、早速機能について見ていきたいと思います。

 

機能レビュー

 

46種類アンプ

 

 

まあ昨今のデジタル技術の進化からすれば、それなりにアンプモデリングの数も多くて当然ですが、

MX5はこのコンパクトさで46種類も搭載しています。

 

往年の名機からモダンハイゲインまで一通り使うことができます。

15種類のキャビネット、10種類のマイクシミュも内蔵なので、これでもう出せないサウンドはないと言えます。

 

300種類のIRも備えていて、しっかり現代のニーズに対応していますね。

サードパーティ製のIRもドライブ容量が許す限り追加していくことができます。

 

エフェクト63種類

 

 

エフェクトも一通り備えています。

こちらも人気の高い、ビンテージのモデリングからモダンギアまでしっかり網羅。

Head Rush専用のエフェクトも内蔵されているようです。

 

さらにこれらのエフェクトは、定期的なファームのアップデートで拡張されていくとのこと。

しっかりと将来性もあるペダルとなっています。

 

昨今はハードの進化が限界に近づきつつあるので、Kemperのように既存ハードにソフトを載せ替えていくような運用になるのかもしれませんね。

 

 

リバーブ/ディレイの途切れなし

 

 

プリセットを踏み替えるときに、残っていて欲しい空間系。

MX5であれば、踏み替えた際も残響は前プリセットのまま残ってくれるようです。

 

多くは曲のセクションで踏みかえとなると思いますが、

残響がバツっと切れるわけではなく自然な演奏が可能になります。

 

フットスイッチの動作

 

 

ソフト的に高性能になった分、ペダル数も多くなってしまいがちなんですが、MX5はコンパクト系のアンシミュ。

フットスイッチが3つと少なめな仕様です。

 

しかしながら長押しなどを行うことによってストレスなくシーンやセットリストの切り替えが行えるよう、

ステージでもアクションしやすいUIとなっています。

 

タッチディスプレイ搭載

 

 

もうスマホやタブレットも基本タップして操作が普通ですよね。

なのにギター系の機材は進化しない。。と思っていたらMX5はしっかりとタッチディスプレイに対応しています。

 

しかもなにやら独自技術で特許も出願中とか。

タッチ、スワイプ、ドラッグ&ドロップを駆使して、コンパクトペダルを入れ替えたりパラメータを変更していくことが可能なようです。

 

軽量1.6kg

 

 

やっぱり機材は軽くないといけません。

ギターとギグバッグ、シールドで最低でも6kgくらいにはなってしまうので、その分かるいペダルを持ち歩きたいですよね。

 

MX5はカタログ値で1.6kgとなっています。アダプターを足すともう少し重くなるとは思いますが。

それでも、ラック機材を持ち歩くような苦労をせずとも上記なような最先端のデジタル技術で、リハでもライブでも最高のトーンで演奏することが可能です。

 

 

どういった人に向いているか

 

コンパクトで一通りのアンプやエフェクトを内蔵しているため、

オールラウンダーな部分がありますが。

 

それゆえに、初心者はちょっと扱いが難しいかもしれませんね。

アンプやエフェクト自体を理解している中級者向けと言えると思います。

 

利用シーンを考えてみると。

 

・とくかく軽いマルチが欲しい人
・メインの機材はあるけども雨の日用が欲しい
・既存のペダルボードを拡張したい人
・オーディオインターフェースとして使いたい人
・様々な往年の名機を試してみたい人
・アップデートがしっかりあって長く使えるものがよい人
におすすめできると思います。

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

昨今のデジタル技術の発達により、どのメーカーも本当に質の高いペダルをリリースしてくれています。

もはやハードの進化は限界かもしれませんね。

 

その分、今後はユーザーインターフェースの扱いさすさだったり、

ソフトの拡張性がこういったマルチを選ぶポイントとなってきそうです。

 

もうラックや重たい機材を運ぶ時代は終わりました。

もちろん、箱庭のようなペダルボードに憧れたこともありますが、これからは出音で勝負しましょう。

 

多くの観客は足元など見ていないのですから。

 

 

くどしゅん
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