音楽理論を勉強したことがあるなら
バンドや吹奏楽で、音楽理論を勉強したことがある人は結構いると思いますが、
実際巷で流れてる音楽ってダイアトニック外のコードがたっくさん出てきますよね。
いやもう、それがたっくさん出てくるんですよ。
なんだよもう音楽理論なんてあってないようなものじゃないか!!
と憤慨したくなるくらい出てくるんです。
で、その中で♭VIIてのはかなりな頻度で出てくるんですよね。
くどしゅん的、ザ・♭VIIは?
で、この♭VIIなんですが、J-POPでも頻出する手垢コードなわけですが、
僕的にはやっぱりHey Judeが思いつくんですよね。
Hey Jude
この曲後半のナーナーナーの部分が、
F-E♭-B♭-F
Iの後に♭VIIが鳴ると、とっても洋楽感が出ます。
同じ進行だと、
One OK RockのPaperPlainのサビ
最近だと、Mrs. GREEN APPLEが使ってました。
Mrs. GREEN APPLE 僕のこと
I-♭VII-VIm-II-IV-V-VIm-IIIm-IIm-V-IVm-I
もうひとつの使い方
くどしゅん的に知っているもうひとつの使い方として、
IV-V-Iの代わりに、♭VI-♭VII-Iを使うというものです。
これもよくある使い方で、普通にIV-V-Iで終わらずに
IV-V-♭VI-♭VII-Iみたいに冗長化させることもできます。
パスピエのカーニバルでいうと、Aメロ終わりの「膝下スカートの意味ももうすぐなくなる」の部分です。
パスピエ カーニバル
あとは、これもBeatlesでレディーマドンナとかもそうですね。
レディーマドンナ
♭VIIを理論的にいうと。。
この♭VIIというのは、同主調から一時的に借りてきているという解釈が妥当でしょうね。
Key=CならばCmキー(E♭メジャー)から借りてきているということになります。
もうひとつ別の解釈をするならば、五度圏(Circle of fifth)のキーエリアのキーから借りてきている
という解釈もできます。
Keyy=Cならば、両サイドのFとGですね。
Key=Fのダイアトニック4度であるB♭M7を借りてきている
という解釈ですね。
くどしゅん的解釈として、このメジャーキーとマイナーキーを混ぜていくことが、
所謂音楽理論から、ブルース、ロック、R&B、SOULなどの音楽ジャンルに昇華していく方法なんだと思います。