リストを見る前に
自分が内向型と知ったあなた。
これからの生き方について悩んでいたりすると思います。
なんたってこの世の中の大半を占める外向型の生き方が自分にはできないわけですから。
私にもそのようなときがありました。
そもそも音楽で有名になりたい!なんて考えていた人間ですので、
そういった華やかな場所にいくと疲弊してしまう自分が本当に嫌でしたし、
サポートメンバーとして参加したツアーでも、常にメンバーと共にいることにストレスを感じ一人の時間を設けてもらったり、迷惑もかけました。
完全内向型と知ったときに、これからどうしたものか?
と途方に暮れたことも事実です。
しかし私の場合は、その前段で心療内科で「うつ」や「社交不安障害」と診断されたので、
そういった病ではなく、気質であることがわかったときは、絶望感もありましたが
同時に安堵感もありました。
これまでの自分の行動を思い返してみると、すべてが内向型の行動原理に当てはまっていたのですから。
この記事では、私が内向型であることを変えた生き方について書いてみたいと思います。
もしかしたら、この記事を読んであなたはより、絶望してしまうかもしれません。
やめたことリストをみると、これからの発展を削ぐようなものばかりですから。
でも心配しないでください。
あなたがそうとは限らないし、私は「今」楽なほうを選んでいるだけです。
後述しますがいつまでもこのままなんて思っていないということもご理解いただければと思います。
内向型と知ってやめたこと
ではやめたことリストです。
基本的に辛い!、やりたくない!と思ったことは全部やめました。
そもそもがこれまで外向型を振舞おうと無理してやってきた演技だったわけですからね。
(「友達100人できるかな」なんてもうその典型です。)
知らない人が多数のパーティー出席
他人が多いパーティーなどは内向型は疲弊します。
だんだんと不安になってきてしまうのですね。
そういうときは幹事をしているほうが楽なんですよね。
だから幹事業を頑張るか、もしくはいる時間を2時間までにするなど、自分が疲れないようにコントロールしています。
議事録をとること
内向型は神経回路が外向型と比べ、複雑なのだそうです。
また話の内容に加え、周りの環境の変化についても処理しようとするそうです。
したがって、多人数の会話についていけません。
なので私は社会人になったとき、初めにやらされる議事録作成ができませんでした。
今でも、私が会議に出る意味はあまりないと思っていますし、
無理して話も聞かないようにしています。
大人数の前でのプレゼンや質疑応答
これは今現在の話です。もともとはライブをするような人間なので、プレゼンとかは好きなはずなんですが、質疑応答など塾考してしまい瞬時に答えられないのでやらないようにしています。
出世
一般企業の上司像というのは、外向型が考えたものです。
人を巻き込み、リーダーシップを発揮するというのは、私にはできませんので出世を断っています。
はい、会社では変わり者としてみられています。
でもいいんです。私はすごい!と思うようにしています。
意味のない会話への参加
内向型は雑談ができません。いや、雑談でも意味のある会話ならできますが、他愛のない会話はできません。なので基本そういった会話への参加はしません。これは内向型と知ってからというよりは、昔からですね。
私が飲み屋で会話に参加しない理由を、店員さんに聞かれたことがあるのですが、こういった理由です。
群れること全般
基本的に外向型の友達はワイワイするのが好きです。
そうやってエネルギーを得られるので。
もちろん内向型も気の置けない仲間であれば元気になれますが、
入りたてのグループなどは疲れます。
なので、基本群れることはやめました。
一部のとても仲の良い友人とのみの行事に参加しています。
では逆に始めたことは?
続いて新たに始めたことです。
内向型に向いていることを始め、現在まで続けています。
読書
内向型を知るきっかけになったこと。昔は鼻炎で鼻づまりだったので座学が本当に嫌いだったんですが、今では一大きな趣味にまでになりました。
同じく内向型のDaiGoさんの書籍とかとてもタメになっていますし、「知る」というのは何より楽しいものです。
作曲
これまでギタリスト活動をしてきたわけですが、作曲というものを真面目に取り組んだことはありませんでした。
ですが年齢的にステージは若手に譲ったほうがいいし、ああいう場所が不向きと知った今、作家という道もあるのかなぁと最近は真面目に取り組むようになりました。
プレゼン資料制作
これは意外でした。議事録もとれない私の脳で整理したプレゼン資料が超わかりやすいんだそうです。
確かに個人的に2秒で入ってこないスライドは資料ではないと私自身思っています。
そういった部分に才覚を見出され、プレゼンはしませんが資料作成班としての仕事は増えました。
ジョギング
ルーチンワークが得意な内向型。何かを習慣化するのは得意です。
今後も死ぬまで健康で、社会に貢献したいと考えていたのでジョギングをずっと習慣化しました。
年間、200kmから300km走っています。
やめて始めて起こったこと
これらのことをやめて始めてわかったのは、
無駄な人間関係が淘汰されるということと、本当に大事な人がわかるということです。
また、内向型に生きやすいようにしてみた結果、周りからはより個性的にみられるようになったため、
それまでより自分の社会的価値が上がったことも実感しています。
自己肯定感も高まり、自信に満ちあふれています。
健康状態もよくなり、やりたいことをやる人生を選択できるようになりました。
夢は諦めない
内向型だと知った私は華やかな世界をあきらめ、ローストレスな環境で今生きています。
とても今、楽です。
でも私わかってるんです。
この環境に飽きが来ることを。
絶対に私はまた華やかなところに行きたいって思うようになるし、
そのために行動するようになると思います。
そう、内向型だってうまく気質と折り合いをつけ、周りの環境が適合すれば
華やかな世界に飛び込める。
そう信じています。
内向型、外向型はパーセンテージだといわれます。
私は極度の内向型だったわけですが、これまで外向型のふるまいを叩き込まれているわけですから、
その血がどこかに今眠っているはずです。
それが爆発する日を、今はちょっと楽しみにして今日も読書と作曲に精を出すのでした。