この記事は
- セッションなどでギターを弾くことになった
- 効率的な練習方法が知りたい
- メンバーに迷惑をかけない練習法が知りたい
方に向けて書いています。
リハやライヴに向けたギターの練習
セッションやサポートなどで演奏を依頼されたとき、リハーサルまでにどのような練習をすればよいでしょうか?
通常ギターが上手くなる練習は、基礎練習だったり、課題曲をこなしたり、同じコード進行でひたすらアドリブだったり、個人で完結するものですが、バンドとなるとリハーサルや本番など、個人で完結しないことが多くなります。
そんなとき、メンバーに迷惑はかけたくないですよね。
このような場合は、
ギターが上達する練習よりも、観客に伝えたい音をしっかり届ける練習
というのが重要になってきます。
リハや本番までにするべき練習
ウォームアップ
どんなに上手いギタリストでも、最初の準備運動はとても大事です。
できればライブの予定がなくても毎日運指することを一日にルーチンに入れると、スキル維持にもいいです。
自分なりのやり方がない場合は関連記事を参考にしてください。
音源のコピー
セットリストの曲が完璧に弾けるのは当たり前です。
依頼にもよりますが、音源を完全コピーしたほうがよいです。
それができた後で自分なりのテイストを入れるほうが勉強にもなりますし、応用がきくようになります。
通常依頼者からはコード譜が送られてきます。
コードによってテンション記載がなければ、さりげなく入れてもよいですが、アヴォイドノートを伸ばさないように注意しましょう。
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音作り
どういったギターの音色を使っているかをコピーの段階である程度見極めましょう。
どうしてもわからない音があっても、最近ではググったり、KemperやBIASのクラウドにそれっぽい音があったりします。
探してみるといいかもしれません。
メトロノームでの練習★重要
渡された音源を鳴らしながら弾く練習も、気持ち的に必要です。
ですが、できればメトロノームだけの練習も取り入れましょう。
メトロノームの重要性についてはこちらに記載しています。
本来、ドラムやベースというのは他の楽器のリズムのゆらぎに追従しませんが、
例えばあなたが走ってしまった場合
- ギターが走る
- ドラムもベースも追従してしまう
- さらにギターが走る
の悪循環に陥り、曲がどんどん速くなってしまう場合が多々あるんです。
上手い演奏者はそういうとき、「速いよー」と後ろに引っ張るようリードしてくれます。
「演奏で説教をする」とはこのことです。
(もちろんそれに気づくというセンスも必要です。)
で、そういったリズム感を養うためにメトロノームがとっても重要なのです。
ただ単に4分音符頭で鳴らすのではなく、8分音符裏や、2拍4拍で鳴らして練習しましょう。
ちなみに僕は16分の裏で鳴らして練習してたことがあります。
今でもDAWの波形見てみると、クリックにめちゃくちゃ忠実ですw
このリズムがしっかりしないために、観客にちゃんと曲を届けられていないバンドが多いです。
以下の記事でリズムの重要性について説いています。
メンバーに向けて作ったスライド 僕がこれまで参加してきたバンドでメンバーに意識改善をしてほしくて 作ったスライドがMACを整理してたら出てきました。 読み返してみると、これっ[…]
コーラス音程確認
バンドでコーラスをやる場合は、音程を確認しましょう。
ぶっちゃけ、下手なバンドはここの音程がメチャクチャです。
正しい音程を発声するのは、楽器演奏より困難であるという認識をしておいたほうがいいです。
コーラスをやらなければならなくなったら、しっかりとトレーニングしましょう。
立って演奏
座って弾けるようになったら、立って練習するようにしましょう。
アコースティックライブでもなければほとんどが立って演奏するはずです。
手の位置が変わるはずなので、意外とアルペジオとか弾けなかったりします。
そういった部分を重点的に練習します。
ある程度のステージアクトも想定して、動きながらやってみるといいですね。
エフェクト踏み換え練習
これ意外におろそかにしてしまうんですが、
音色を切り替えるのに、タイミングがズレてしまったりします。
こういった部分をしっかりするといい仕事ができます。
最近は、切り替え時もディレイ音が残ってくれるものもあったり、逆に切ったりと設定が細かくできます。
曲により臨機応変に設定して、タイミングよく踏めるよう練習しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
リハや本番(ライヴ)を想定して練習方法でした。
初めてのメンバーの場合は、チームビルドも大事になります。
笑顔を大事に、緊張感を持って楽しんでください。