この記事は
- BOSS Blues Driverがどんなエフェクターが知りたい
- 音作りの仕方が知りたい
- BD-2がどんな雰囲気を演出できるか知りたい
方に向けて書いています。
BOSS Blues Driver BD-2とは?
BOSSのコンパクトエフェクターで、Super Overdrive SD-1などとともに長年ロングセラーとなっているオーバードライブエフェクターです。
どんなエフェクター?
オーバードライブ系のエフェクターで、名前のとおりブルースを意識したペダルです。
エフェクターではありますが、アンプの設計の視点を取り入れることで真空管アンプのようなサウンドを得ることができます。
ギタリストの愛用者はとても多く、
ラリー・カールトン
アル・マッケイ
山中さわお
田渕ひさ子
が愛用しています。
私のギタリスト友達もペダルボードに入れている方が多いですし、確かジャズギタリストの小沼ようすけさんのペダルボードにもあったはず。
つまみはLEVEL(音量)、DRIVE(歪み量)、TONE(音質)の3つでとてもシンプルです。
少し映像が古いですが、一番BD-2の特徴を捉えられている動画がありましたのでどうぞ。
クランチからリードまで一台で使えて、またギターのボリュームを絞った際 鈴鳴りまで本当にどの音も素晴らしいのです。
SD-1との違い
同じ人気モデルにBOSS Super Overdrive SD-1があります。
SD-1とBD-2との違いは、
SD-1 | 中域に寄っているオーバードライブ |
---|---|
BD-2 | ワイドレンジなオーバードライブ。(ジャキジャキ) |
といった感じです。
どちらも、所謂「太い音」ではあるのですが、質が異なるのです。
SD-1は中域が太いオーバードライブであり、BD-2はロー、ハイレンジが太いのです。
SD-1がマイケル・シェンカー的、BD-2がスティーヴィー・レイ・ヴォーン的というか。
(二人を比べるのもなんですが。)
ユースケース
メインの歪みとしても使えますが、ヘビーメタルをやれるほどの歪み量ではありません。
あくまでオーバードライブとして利用するのがよいです。
ジャキジャキしているのが特徴なので、個人的にはやはりストラトが向いているように感じます。
動画のように、どんなGAIN量でもストラトを気持ちよく演奏できますし、ボリュームを下げた際にも枯れたトーンを簡単に作り出すことができます。
またハムバッキングのギターでも中域に寄ってしまった音をワイドレンジにする目的で使えると思います。
セミホローのギターなんかには最適ですし、実際小沼ようすけさんなんかもES-335で使っていたと思います。
得られる効果
弾き手側
レスポンスがよく、DRIVEをどの位置にしても「いい音」が得られる。
とても気持ちがいいです。
ボリューム全開でリードを弾き、少し絞ればジャキジャキしたトーンでコードも潰れずに弾けます。
さらにボリュームを絞れば枯れたブルースや鈴鳴りギターアルペジオもできて、
もう本当にオールラウンダーです。
何よりあなたはギターという世界の虜にしてくれます。
きっと練習も楽しくなるし、音作りの幅を広げるヒントを得ることもできるでしょう。
聴き手側
あなたがBD-2を使えば、
- 往年のブルージーさや渋さ
- コードストロークのジャキジャキ感で荒れた世界観
- 枯れたトーンで儚さや可憐さ
を印象づけることがでしょう。
世界の矛盾とか、格差とか、そういった荒廃している世の中に届けたいメッセージ系のRockに合いそうな音を届けることができそうです。
僕の場合は、昔を懐かしむような、激動な時代を生きたとか、そういった曲に使いたいです。
もちろん、スティーヴィー・レイ・ヴォーンのようなブルースを弾くときにも!
”技” WAZA CRAFT版もあり
このBlues Driverですが、よりブラッシュアップさせた”技” WAZA CRAFT版があります。
少しお値段が貼りますが、これまでのBD-2の音を踏襲してよりノイズレスとなったスタンダードモードと、より力強い中域とゲインアップをはかったカスタムモードを選ぶことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
昨今はペダルもモデリングされた実機を使う機会も減ってしまってはいますが、
やっぱりコンパクトエフェクターもいい!
改めて自分のペダルボードを構築したいなぁとか思い始めました。
ブルースドライバーは、ギタリストなら持っておくべきペダルですね。