Mooerの革新的エレキギター !GTRSレビュー

この記事は

  • Mooerがリリースしたエレキギター が知りたい
  • どのような人に向いているか知りたい

方に向けて書いています。

 

こんなギターを待っていた

 

筆者はもう長く音楽をしていますが、ギターを長くやっているとこんなこと思いませんか?

 

ああ、音楽にのめり込む度に荷物が増えていく。。

 

そうなんですよね。

ギタリストといえば、ギターを背負って颯爽に道を歩くのを想像してしまうがちなんですが。

 

実際は、重たいカートをコロコロ引きづり、ときに人に迷惑をかけ怒られながら荷物を運搬する羽目になります。

 

良い機材=重い

 

みたいな傾向があって。

そんな世界を変えたくて書いていたのが、軽い機材のみを取り扱い、重たい機材を減点する「弦マガ」というブログでした。

 

そのブログの甲斐あってか、ギター機材の軽量化&小型化が進み、

デジタル進化とともにエフェクターや無線技術も発達してきました。

 

なんですが、2021年になった今もやはりカートを転がす日々は終わっていません。

いい加減、なんとかならないの?

 

と思っていた矢先、今やIT界では世界をリードしつつある中国が革新的ギターをリリースしてくれました。

 

Mooerが2021年にリリース!その名も「GTRS」

 

Mooerといえば、安価でコンパクトなペダルを作るメーカーとして浸透しており、

最近は良質なマルチなんかもリリースしているギター界では有名なメーカーです。

 

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なんですが、これまでギターそのものは作っていませんでした。

それが今回満を持して、ストラトシェイプのギターをリリースしてくれたんです。

 

 

え?

 

それが一体何がすごいの?

 

そう思うかもしれませんが、こいつがギタリストの夢のひとつである?ギグバッグのみで街を颯爽と歩くことを実現してくれるのです。

 

GTRS特徴

 

ギターそのもののスペックがすごい

 

 

ローステッドハードメイプルネック

42mmナット

ローズウッド指板 or メイプル指板 12インチ 22フレット

アメリカンバスウッドボディー

ピックアップ はSSH配列(GTRS SC-1N Alnico V×2、GTRS HM-1B Alnico V)

 

まず、7万円という価格でローステッドメイプルが実装されています。

実は筆者はローステッドの木材が使われたギターは使ったことがないのですが。

 

よりビンテージライクなトーンとなるようですね。

低音の濁りがなくなり、高域に艶が出るとのことです。

 

そしてSSH配列のピックアップ で、ギターそのものでオールラウンダーとして活躍できるスペックを持っています。

メイプル指板の場合はS801、ローズウッド指板の場合はS800となるようです。

 

7万円のギターとして、同じ価格帯で見るならばパシフィカあたりが比較対象になりそうですね。

 

 

ギター自体にアンシミュ内蔵

 

 

所謂インテリジェントギターとして、このギター本体自体にアンシミュを内蔵しているのです。

それをコントールするのは、Bluetoothです。

 

今や誰もが持っているスマホやタブレットで、アンプやエフェクトの設定やプリセットを作ることが可能なんです。

つまり、このインテリジェントギターがあれば、重たいアンプや、ペダルボードを運搬する必要がなくなるのです。

 

そう、ギタリストの夢が実現できる日がきた。。

というか、ギターを始めた頃の、ギターだけ背負って歩いた高校生の頃に戻ることが可能になるんです!

 

うそです!高校生には戻れませんが。

 

 

別売フットペダルでライブ対応!

 

スマホでプリセットを作ることが可能ではありますが、

ライブ中にそれらをスマホやタブレットでコントロールするの大変ですよね。

 

そんなときはやはりフットペダルです。

大丈夫です。

 

ちゃんとあります!

GTRS専用のBluetoothフットペダルが。

 

 

このGWF4を使うことで、しっかりライブにも対応することができます。

 

プリセットやトーン設定コントロール

充電式、2.4GHz帯

タップテンポ搭載

 

スペックとしてはこんな感じです。

 

2.4GHz帯の無線というと、混線が心配ですが、スイッチくらいであれば

各階がライブハウスであっても問題ないでしょう。

 

 

ギター&ピックアップ シミュレーター搭載

 

このGTRSがインテリジェントギターと言われる所以でしょうね。

 

生のギターのスペックも大したものですし、そのままでいい音はしてくれると思うんですけど。

それだけじゃない。

 

様々なギターやピックアップ のサウンドをシミュレートできてしまうのです。

つまり、見た目はSSHのストラトシェイプなのに。

 

ビンテージストラトの音だって、テレキャスの音だって、レスポールの音だって出ます。

 

もう本当に、このギター一本と、スマホ、フットスイッチとシールドがあれば、あらゆるサウンドでライブができてしまうんですね。

シールドも無線化してしまえば、さらに快適に演奏できることでしょう。

 

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GTRSはどのような人に合うか

 

とはいえ、Mooerのギターってたぶん巷の楽器店では扱われないと思います。

 

となると、心配なのはギター自体の品質ですよね。

生音がどうなのか?

 

こういうのは、Youtubeでチェックするしかないんですよね。

そのために、山口和也さんも動画を上げてくれています。(山口さん!いつもありがとう!)

 

本当にいいストラトって生音が違うんですよね。

生音だけで、カリンとしてコシがあって、ギターが弾きたくなる生音がします。

 

とはいえそれは7万円なのであまり期待はできません。

つまり、ギター中級者以上の方はメインのギターをしっかり持っているほうがよい。

サブとして導入するのがベストかもしれません。

 

昨今はライブ自体がやりづらく、DTMのレコーディングでしか弾かないという方も多いと思いますが、

そういった使い方にも十分対応できるでしょう。

 

逆に、全くの初心者の場合、一本目としてとても最適なギターとなるでしょう。

ただ、アンプなり、エフェクターなり、ピックアップ なり、ギターの種類なり勉強しなければならないことは山積みとなりますが。

 

 

購入レビュー!

 

というわけで、筆者はこのGTRSをポチりました。

届くのは10月になりそうですが、10月からの作曲はすべてこのGTRSでレコーディングをしていきたいと思います。

 

逐次、レビューは更新させていただきます。

 

エレキギター としての質

 

ということでついに発売になったGTRS。

 

筆者は楽天のMUSIC LAND KEYで購入しましたが、実際には10月2日に届きました。

事前にKEYさんには聞いていたんですが、今回のGTRSは調整などはまったく行われずに送付されるとのこと。

 

ネックや弦高さ調整などはセルフで行う必要があるということですね。

 

で、実際に着弾!ならぬ、着竿。

 

段ボールの中にはソフトケースと梱包材。

いいですね、この段ボール。なんかギター送るときに使えそう。

 

 

ソフトケースも軽くて、自分が今まで使っていたNAZCAのものより若干コンパクトです。

そりゃそうですよね。ギター自体にアンプやエフェクトが入っているので、ケースの収納を大きくする必要がないですものね。

 

で、ビニール剥がしてチューニングして弾いてみました。

 

生音も悪くないですよ。

そりゃもちろん本家fenderのアルダーストラトには敵わないかもしれませんが。

 

ちゃんとしたギターの生音がしますし、しっかりボディーも鳴っています。
そしてやはり軽いですね。

 

ただ、標準だとちょっと自分には弦高が高くて弾きづらいかなという印象でした。

 

ビビリ発生

 

 

ということでもっと弦高を下げようと調整をしていったら。。

一弦側1.5mmでもうビビりが発生してしまいました。

 

このあたりはやはり中国製というところでしょうか。

 

またネックのトラスロッドもギッチギチにしめてある状態で、少しだけ順反り方向へ戻しています。

それでもビビりは解消できませんでした。

 

アンシミュ&エフェクターとのしての質

 

で、ギター自体の質は正直、同価格帯でいえばパシフィカやフジゲンのほうが高いでしょうね。

 

なんたってmooerは今回ギターをリリースするのは初めてなわけですから。

 

でも、こいつが得意とするのはこのギター自体にインテリジェントな部分が備わっていることですよね。

アンプもエフェクトもこいつに入れ込んであり、スマホで操作できます。

 

アプリは、AndroidでもiOSでも大丈夫です。

Bluetooth接続することでアンプやエフェクトを変更しプリセット化することができます。

 

プリセットをいじるのってどこからやるんだろう??

と数十分迷ったんですが、どうやらこの画面のTONE横についているつまみをタップすることで変更画面に入ることができます。

 

わかりづらいよmooer。。

 

で、同時に使えるアンプやキャビは1種類。

各エフェクトも、ダイナミクス系、歪系、MOD系、ディレイ系、リバーブ系でそれぞれ一種類。

 

この辺は、同社の低価格なアンシミュマルチとほぼ同じクオリティーといえるでしょう。

宅録には十分すぎるスペックです。

 

すべてをバイパスすれば、BIASやAmplitubeを代用していくことも全然できます。

 

ギターピックアップシミュ

 

そしてこいつのもっとおもしろい部分。

様々なギターの音色をシミュレートできてしまうというもの。

 

ストラト、レスポール、テレキャスター、MUSICMAN、ピエゾ、アコギなど9種類の音色を楽しむことができます。

 

でいろいろいじってみたんですが。

これは面白い。

本当に60年代のストラトのフロントピックアップの音に様変わりします。

 

なんですがね、ちょっとリアピックアップのストラトやテレキャスの音がなんか太い気がします。

いえ、これは筆者の勉強不足なのかもしれませんが。

 

あれ、ストラトやテレキャスのリアピックアップってこんな太かったかな??

 

なんて疑問に思ってしまったのです。

 

一旦返送することに

 

で、前述のビビりの件もあり、リアピックアップシミュの音にもなんとなく納得いかなかったので、KEYさんに問い合わせをしました。

 

mooerには直接の窓口はなく、販売店経由での問い合わせとなるようです。

すると、mooerからは以下のような返答が。

 

シングルコイルピックアップはパワーのないピックアップではなく、1つのコイルからの出力はハムバッカーより強いため、例えばハムバッカーをコイルタップした音よりも通常のシングルコイルピックアップの方が出力が高くなるように、ある程度音の強さは持っています。ですがもちろん、シングルコイルにも様々あり、お客様がお求めのサウンドと違っているということかと思います。

サウンドについては、基本的にリアハムの音をベースにサンプリングしたサウンドを元に変換される形となりますが、お求めのシングルコイルサウンドにより近づけるために、さらにEQ等を使用して調整いただければと思います。

ビビリについては、こちらでも確認させていただきますのでお戻しいただければと思います。

サウンドのシミュレートについては、ピックアップ選択は基本的なサンプリングのロードによるものとなります。お好みの音色には、そこからEQ等でさらに調整いただければと思います。

 

まあピックアップシミュの音は自分の勘違いなら勘違いでいいんですけどね。

ビビりについては一度見せてほしいということで一旦返送となりました。

 

KEY通販部さんのほうから再度検品もするよう言ってもらえるとのことで、今回はMUSIC LAND KEYにはとってもよい対応をしてもらいました。

 

(渋谷も再開発で池辺、KEYともに移転しましたが、これからはKEYの時代かもぅ。)

 

どちらにしても、戻ってきたらPLEKですり合わせなど調整はしてもらうつもりなんですけどね。

メーカーが意図した質に仕上がっているかってのは正直疑問だったのでありがたい対応です。

 

そもそも、こういった製品について有名Youtuberさんなどのもとには、プレリリースのものが貸し出されるのかもしれませんが。

それって、しっかり調整されたものだと思うんですよね。

 

弱小ブロガーが正規ルートで買ったものは、それとはやはり違うものなんではないか?

 

筆者はうがった見方を全開にしておりますw

 

とくにmooerは中国メーカー。検品の体制が整っていないのではないかと。

ホントはリアでシングルピックアップシミュのときは内部的にコイルタップしてからデジタル加工する仕組みで配線間違えたんじゃないの?とか。

疑ってかかってます。

 

今回は人柱というわけではないですが、

この未来ギターに投資することを決めて、Recでもガンガン使っていきたいと思っているので、いったんメーカーチェックに戻すのは必然だったかもしれません。

 

返送されてくるのを一旦待ちたいと思います。

 

再検品問題なし

 

KEYさんに送付後一週間ほどでメーカーからの回答がありました。

 

「再検品したものの、問題は見受けられなかった」

 

という回答でした。

ストラトやテレキャスのリア音が太かったのも、メーカーの意図するものだったようです。

 

ただ、ビビりについてもなんの改善もなく返送されたことは少し残念ですね。

弦高1.5mmで明らかに一弦8フレットがビビるんですけどね。。

 

まあ、これは安価なギターならばある程度は仕方ないことでしょう。

そもそも筆者がテクニカル系なので、低め設定が好きというのもあります。

 

ということで、PLEKの予約をしました。

 

実際のサウンド

 

で早速、一曲作ってGTRSでレコーディングしてみました。

 

こういうギターの音色のレビューとかは、Yotutubeなどに溢れていると思うので、ここでは志向を変えて、

巷の楽曲レベルのようなレコーディングがGTRSでできるのか?という目線でいきたいと思います。

 

ピックアップシミュなし+GTRSアンシミュ+エフェクター

今回まずは、ピックアップシミュは使わずにGTRS本来の音でレコーディングしました。

ただし、アンプやエフェクターはGTRSのもののみ使っています。

まず冒頭から弾かれているパワーコードの音色は

 アンプ:65 US TW
 エフェクター:FULL DR
 ピックアップ:リア(ハムバッキング)
です。ハムならではの太い音となっていますね。ギターソロも同じです。
イントロで流れるコーラスギターは、
アンプ:65 US TW
エフェクター:Analog Chorus
ピックアップ:フロント+センター
いくつか重ねたので、もしかしたらピックアップはリア+センターかもしれません。
基本的にアンプは今回すべて、Twin Reverbのモデリングアンプです。
サビなどでR側で聴かれるコードストロークもすべてそうです。
唯一テーマでギターのフレーズ(レードドー、レードドーの部分)は
アンプ:Rockverb (OrangeRockerverbCleanモデリング)
エフェクター:D-Drive (BARBERDirectDriveモデリング)
ピックアップ:リア
で弾いています。
いかがでしょう。全然レコーディングで使える音に仕上がっていると思います。

 


 

 

のおとさん
ところで曲全体のミキシングがうまくできません。どうやってもCDみたいな音にならなくて。。
くどしゅん

わかる!「歌ってみた」や「弾いてみた」動画や、DTMで作曲したときにミックスがうまくいかなくて沼にハマるよね。そんなときはRMSメソッドで巷のCDみたいなミックスに仕上げる技術を学べるよ!

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のおとさん
どうしてこんなに安いんですか?
くどしゅん
筆者自身がひとりで作ったメソッドで、サポート的な対応ができないからだよ。
筆者も音楽を作り続けないといけないから。
そのために全パラメータを公開したプロジェクトファイルが付属しているから、誰でも再現できるはずだよ!
是非やってみてね!

58LP, JP, 60 Strat CSピックアップ+GTRSアンシミュ+エフェクター

続いて、ピックアップシミュありです。

 

L側のリズムギターは、レスポールのリアピックアップシミュレートにJ900アンプを使ってRecしました。

Marshall J900のシミュレートということですね。


ピックアップ自体のパラメータはすべてデフォルトです。

 

J900の設定はデフォルトからGAINを70にして、TrebleとPresenceを下げました。キャビもデフォルトのものです。

アンプ:J900 (Marshall JCM 900モデリング)
エフェクター:なし 
ピックアップ:リア(レスポールモデリング)
R側のギタ−は、ミュージックマン?か何かのモデリングである「JP」を利用しました。
レスポールより、よりハイゲインに対応したピックアップという感じです。
こちらもパラメータはデフォルトです。
アンプはMesa BoogieのモデリングであるMark III DSです。ミドルを少し上げたように記憶していますが、大きくいじってはいません。
キャビもデフォルトのものです。ちなみにギターソロはこれにチューブスクリーマーのモデリングである「808」をかまして録音しています。
アンプ:Mark III DS (Mesa Boogie Mark IIIモデリング )
エフェクター:なし ソロは808追加
ピックアップ:リア(JPモデリング)
基本はこのサウンドで録音しています。もちろんミキシングでEQでロー、ハイカットはしたり、150Hzを削ったりもしています。
ちなみに途中で聴けるアルペジオは、フロントピックアップでストラトモデリングで弾きました。
アンプはちょっと覚えてないんですが、たぶん
アンプ:Rockverb (OrangeRockerverbCleanモデリング)
エフェクター:Ana Chorus
ピックアップ:フロント+60 Strat CS
空間系のディレイやリバーブはいつもDAW側でかけてしまうので使っていません。
ですが、アンシミュのクオリティーがそもそも高いので、こういった音源作りにもGTRSは普通に使えます。
昨今のコロナ禍によって最近エレキギター を始めた方が増えたそうなのですが、
そういった初心者でもプラグにヘッドホンぶっさせばこのクオリティーの音で練習できて、かつ7万円程度で購入できるのですから、
非常にコスパかつユーズフルなギターと言えるでしょう。
前述したビビリなどは、工房に出せば解消できますし、そもそもRecで使わない練習用ならば、気にすることでもありません。
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