のんのんびより のんすとっぷOP「つぎはぎもよう」メロディーコード分析

この記事は

  • のんのんびよりのんすとっぷのOP曲が知りたい
  • 「つぎはぎもよう」のコード解説が知りたい

方に向けて書いています。

 

のんのんびよりのんすとっぷ

 

 

2021年1月クールにて放送されたTVアニメ「のんのんびより  のんすとっぷ」。

筆者はこのアニメを存じ上げなかったのですが、3期目なんですね。

 

 

ある日、深夜に起きてしまってTwitterトレンドを確認したら、

「にゃんぱす」という謎ワードがあったので、そこから調べて視聴に至っていますw

 

基本的に1話完結なので、今からでも見られます。

なんというか本当にのんびりして穏やかな気持ちになれる作品で、

 

実は筆者的にこのクールでは1位、2位を争う楽しみなアニメとなっています。

 

 

 3期OP曲「つぎはぎもよう」

 

主題歌は、「つぎはぎもよう」という曲で、nano.ROPEというバンドが担当しています。

Youtube見ると、オフィシャルアカウントでフル尺の音源がありました。太っ腹。

 

ですが、アーティストさんのためにサブスクで聴くか、CD購入をしましょう。

聴いてみると、のんのんびよりの日常感や、自然で穏やかな感じが曲中でも再現されていて、やはりこういったアニメの主題歌を担当する人たちの表現力の高さに驚きます。

 

 

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メロディーコード分析

 

ではメロディーとコードを分析してみましょう。

比較的簡単に耳コピーできるので、バンド初心者にもおすすめな曲です。

 

イントロ

 

印象

 

 

出たしから「ウキウキ」する感じです。

乾いたギターのアルペジオが心地よい。

4小節後メインのイントロ部では「楽しい」その後、「少し切ない」感じもしますが、またすぐに「楽しい」に戻るような印象がありました。

 

自然広がる田舎の子供達の生活がテーマとなっているアニメということで、

とにかくシンプルに作られています。

 

これまでいくつか耳コピーしたことがある人ならばもう、聴くだけでコードがわかるのではないでしょうか?

 

 

分析結果

 

 

Key=D♭でした。

やはり超王道のコード進行となっています。

少し切ないと感じた部分は、コード自体がマイナーであるためです。実は聴いた段階でもうVIm-IIImであることはわかっていました。

 

その後IVーIとメジャーコード(しかもトニック)に戻ることから「再び楽しい」という印象となったわけですね。

 

 

Aメロ

 

印象

 

 

 

聴くだけで、2コードの繰り返しであることがわかります。

途中から入るギターのアルペジオが心地よいです。(アコギもコンコン刻んでいるギターも。)

 

ここではのんのんびよりという物語が田舎で繰り広げられる「日常」ということで、

あまり展開をしないのんびりで「繰り返す」「変わらない」「毎日」を印象づけているんだと感じました。

 

 

分析結果

 

 

やはり2コードの繰り返しです。

メロディーはE♭マイナーペンタ+T9とB♭マイナーペンタ+T9(要はD♭メジャースケール)で構成されており、シンプルです。

 

このAメロは8小節を2回繰り返すのですが、たった2つのコードでも「飽きない」ですよね。

これは「田舎暮らしの子供達の日常」という一瞬で飽きそうなジャンルを、毎週面白く見せているこの作品自体にも通ずるところがあります。

 

 

 

Bメロ

 

印象

 

 

Aメロの明るい感じから少し暗くBメロが始まります。

「曇りの日」のような印象です。その後「めぐる天気」、「何かが始まる」、「少し切ない」などの印象を持ちました。

 

 

分析結果

 

 

VImというトニックではありますがマイナーのコードでBメロが始まるため、

少し暗い印象=「曇りの日」ということですね。

 

「めぐる天気」と感じた正体は、ここだけコードの展開が倍になったためでしょう。

その後サビに向かう部分で、IImはツーファイブの始まりであるため「何かが始まる」

IVmというマイナー由来の教会終止で「少し切ない」と感じたことがわかります。

 

 

サビ

 

印象

 

 

小節ごとに「朝」、「昼」、「夕」、「夜」と時間が変わっていくイメージですね。

基本的にセカンダリードミナントのようなものは用いられていないため、大きな心の揺さぶりはありませんが、

その分コードごとの色がよく見える感じです。

 

 

 

分析結果

 

 

IVから始まるサビの進行でした。

IVーI部分がメジャーコードであるため、「朝」、「昼」。

後半二つがドミナントとマイナーコードであるため、「夕」、「夜」。といったところでしょうか。

 

8小節目はコード的にはA♭だけでも良いですが、バンドでキメをしっかりやりたい時は、

A♭sus4-A♭-A♭add9-A♭と書いた方が良いでしょう。

 

一番最後の15小節目のコードは、聴感上IVmかと思ったのですが違いました。

マイナーキー由来の♭VIでした。

 

つまりIV-IVm-Iではなく、

IV-♭VI-Iということですね。

 

響きが似ているように個人的に思いましたので、IV-IVmの代替手段としてストックしたいと思います。

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

のんのんびよりの日常感に沿った、非常に聞きやすいナチュラルな楽曲でした。

こういうシンプルなのを求められたときにしっかり作れるようになりたいですね。

 

 

くどしゅん
何気にサントラも秀逸なんだよなぁ
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