この記事は
- 鬼滅の刃遊郭編のOP曲が知りたい
- 「残響散歌/Aimer」のコードが知りたい
方に向けて書いています。
鬼滅の刃 遊郭編
2021年10月クールですが、異例の12月スタートとなった「鬼滅の刃 遊郭編」。
無限列車編の後に続く、竈門炭治郎と禰豆子の鬼をテーマにした物語。
筆者は原作を読んでおらずアニメだけを視聴しております。
以前は「炎」について分析をしました。
今回は、遊郭編のOP曲について分析を進めてみたいと思います。
どうやったって売れるんだから、これは絶対に耳コピしておかなければなりません。
OP曲「残響散歌/Aimer」
今回主題歌を担当するのは、Aimerさん。
エメって読むんですよね。独特のおどろおどろしい歌い方が特徴です。
前回のLiSAさんもよかったけれど、より恐怖を描くアニメではAimerさんのほうが合っているかもしれません。
おどろおどろしいんですけど、なんかその中にやさしさもあったりして、発音の仕方にもちょっとした癖を入れていて病みつきになります。
遊郭編ということで、より大人をターゲットにしている感じがしますね。
さあ分析していきましょう。
なお、鬼滅の刃遊郭編のエンディング曲については別途記事化していますのでこちらもどうぞ。
この記事は TVアニメ「鬼滅の刃 遊郭編」のED曲が知りたい 「朝が来る/Aimer」のコードが知りたい 方に向けて書いています。 鬼滅の刃 遊郭編 20[…]
メロディー&コード分析
イントロ
印象
イントロから何やら「前衛的」「無機質」な印象を持ちましたが、
その後はすぐに「疾走感」を感じるアレンジとなっています。
テーマのようなスキャット部分に入ると一気にRockになっていきます。
そこでは「駆け抜ける」や「振り返らない」といったようなイメージを持ちました。
主人公が仲間を失いつつも前進し続けるような強いイメージです。
どんなふうに感じたかを書き留めておくことはとても重要なんだよ。
分析結果
早くもこの楽曲のコードは上がっていますが、このイントロ部分をコピーした人はまだいないようです。
筆者も耳でとっているので、合っているかはわかりませんので参考程度に。
拍子もよくわからなかったんですが、最初のピアノ部分は3/4拍子としました。
Key=A♭mでそこに乗るコードは図のような感じです。
「前衛的」「無機質」に感じたのは、テンションノートがたくさん入っているからでしょうか。
とても複雑な響きゆえに、金属を打ったような豊かな倍音を感じたからでしょうね。
そこからすぐに拍子はいつもの4/4に変わります。
「疾走感」はスネアの刻みによるものでしょう。
テーマの部分からは王道の短調進行をしていきます。
「駆け抜ける」や「振り返らない」の由来はシンセの風みたいな音によるものかもしれません。
風を切って相手に飛び込むような描写を感じたのでしょうね。
Aメロ
印象
Aメロからは「ゴリゴリ」した印象と、それとは対局な「オシャレ」な印象となっています。
後半ではそれらが「融合」して華やかになる印象です。
分析結果
「ゴリゴリ」はベースの音色によるものでしょうね。
こういった音色はどうやって作るんでしょうね。FET系のコンプで歪ませたりしているんでしょうか。
対する「オシャレ」はピアノによるものでしょう。
細かく音はとれていませんが、ナチュラルテンションにブルーノートなども使っていそうです。
最後の「華やか」はブラスが入ってくることによるものでしょう。
メロディーは基本A♭マイナーペンタトニック+T9で構成されています。
が最後の8小節目だけは、ドミナントとなるためにAハーモニックマイナーの音が使われています。
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Bメロ
印象
Bメロは一転して「少しさわやか」な印象となります。
鬼滅の刃と聞くと、とても暗くてグロい殺伐としたアニメって筆者は想像してしまうんですけど。
実際は明るく仲間と戯れるシーンもあったりして、コミカルなときもあるんですよね。
それが4小節目から「分厚い」イメージとなり、6小節目あたりで「変化」が訪れます。
「情景が変わり」「目まぐるしさ」を感じつつも、サビ手前で「真実に迫る」ような印象になりました。
分析結果
今回は一応すべて短調として捉えて分析していますが、もしかしたら作曲者の意図としてはここは長調なのかもしれませんね。
メロディーもBメジャーペンタで始まっています。
面白いのは7小節目ですね。A♭mに戻ってからA♭メジャーキーに転調して、Fmに進むも、9小節目では再びA♭mキーに戻っている作りとなっています。
同主調なので行き来はしやすい調ですが、オリジナリティある進行しています。
それが「情景が変わる」の由来でしょうね。
「目まぐるしさ」はここでコードが倍テンして進行し始めるためでしょう。
「真実に迫る」は短調のドミナントでした。
短調のドミナントってなんかハッとするんですよね。
元のスケールにはないコードだからでしょうか。
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サビ
印象
まあサビは大体キャッチーにさせるので、王道のコード進行をするはずです。
ほぼ聴いた段階でもうある程度はわかります。
があえて印象を考えてみると。
「苦しみ・悲しみ」のようなスタートから4小節目で「報われる」ような感じとなります。
そして鬼をすべて殲滅するために走り続ける鬼殺隊のように「走り続ける」「困難に立ち向かう」情景が思い浮かびます。
サビ後半では「滲む」というような印象にもなりました。
このコードももう取らずともわかります。(成長したな)
そして最後は「終わらせる」という印象になりました。
(鬼滅の刃って遊郭編じゃ終わらないと思いますけど。。)
分析結果
Imから始まるので「苦しみ・悲しみ」でしょうね。
「困難に立ち向かう」は次のサビへ続くためのGdim7によるものでしょう。
(図では表記されていませんが、G♭の後にG°(Gdim7)が入っています)
G♭-Gdim7-A♭mとすることでスムーズにつなげるとともにdim特有の重たい感じが出ます。
そのほか特筆する点としては「滲む」の正体Fm7♭5でしょうか。
これもEに繋げるためのコードですね。G♭キーからの借用和音とも捉えられる。
A♭mキーをBメジャーキーとするとこのコードは#IVm7♭5になるので、要は米津玄師コードです。
トニックの代理にもなるので使ってみるとよいでしょう。
でも歌は歌えないんですよね。。
ならボーカロイドで作曲をはじめてみたらどうだろう?
歌が歌えなくても歌を作るボカロPになれば君も立派なアーティストだよ。
参考までに筆者の曲を紹介しておくね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
短調の曲って、スケールが3つある分いろいろなことができる調です。
だからこそとても難しいのですが、この曲はわりとシンプルにできていました。
ですがBメロにギミックもあったりして、社会現象のアニメの主題歌としてふさわしい楽曲です。
Aimerの歌い方も研究して、是非練習してみてください。