からかい上手の高木さん3OP「まっすぐ/大原ゆい子」メロディーコード分析

この記事は

  • TVアニメ「からかい上手の高木さん3」のOP曲が知りたい
  • 「まっすぐ/大原ゆい子」のコードが知りたい

方に向けて書いています。

 

TVアニメ「からかい上手の高木さん3」

 

累計1000万部を突破している、超人気コミック「からかい上手の高木さん3」。

 

筆者は3で初めてこの作品を知りました。

なんともむずきゅんでいて、かつ鮮やかな背景が特徴の良質アニメですね。

 

なんかこんな子、筆者の子供の頃いたなぁ。ひたすらイジられたなぁとか。

若干の懐かしさを覚えつつ、毎週二人の日常的戦いを楽しんでおります。

 

聖地行ってみたいなぁと思ったら、小豆島だとか。

ちょっと遠いけども、いつかは行ってみたいですね。

 

 

 

OP曲「まっすぐ/大原ゆい子」

 

今回OP曲を担当するのは、大原ゆい子さんという方。

 

漫画の世界観にあった、とても爽やかな曲となっています。

 

今日はこの曲がどのように作られているか分析していきたいと思います。

 

 

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メロディー&コード分析

 

歌い出しはサビと同じなので、Aメロからみていきます。

ちなみに短いですが、2小節のイントロは。

 

Am-G/B-C-Dsus4(IIm-I/III-IV-Vsus4)

 

というコード進行となっていました。

 

Aメロ

 

印象

 

 

Aメロは「オシャレ」な印象でスタートします。

おそらく、4和音で作られているのではないでしょうか?

 

11小節目では、「切なさが加わる」ようなイメージとなり、

そこから「王道のシメ」的な展開をして、「続いていく」印象となりました。

 

のおとさん
なぜ印象を確認するのですか?
くどしゅん
音楽は感情がすべてだからだよ。心がどのように動いたか。
どんなふうに感じたかを書き留めておくことはとても重要なんだよ。

 

 

分析結果

 

 

Key=Gですね。

やはりMaj7が使われていて、4和音となるために「オシャレ」な印象となりました。

 

11小節の「切なさが加わる」はセカンダリードミナントですね。

通常IIImとするところを、III7-VIm7とすることで、解決感が強まり切ない印象を演出することができます。

 

そのほか特筆すべきコードは、一番最後のF/G。

普通にG7(I7)かな?と思ったんですが、F/Gとすることでより豊かな響きとなっています。

 

メロディーは基本的にマイナーペンタ+T9で、コードに合わせて繊細なメロディーとなっています。

これもまた、「オシャレ」の要因のひとつだと考えてよいでしょう。

 

 

のおとさん
記事を読んでいたら、もう一度観たくなってきてしまいました。
くどしゅん
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Bメロ

 

印象

 

 

Bメロは「時が止まる」ような印象となります。

これは、コードというよりはビートの欠如によるものかと予想できます。

 

4小節目で「ハッとする」ような印象となり、そこから

「動き出す」へ遷移します。これもリズムアレンジによるものでしょうね。

 

最後は「キラキラ」としたイメージとなりサビに突入します。

 

分析結果

 

 

Bメロも4和音でのスタートです。

がやはりドラムのビートがお休みとなるために、「時が止まる」印象となります。

 

4小節目でキメが入るため「ハッとする」

そこからコードが倍テンで展開していくために「動き出す」イメージとなったことがわかります。

 

最後ん「キラキラ」はアコギのフレーズによるものですね。

 

 

のおとさん
くどしゅんさん、音楽の世界って奥深いですね。何か自分も作ってみたくなりました。
でも歌は歌えないんですよね。。
くどしゅん

ならボーカロイドで作曲をはじめてみたらどうだろう?
歌が歌えなくても歌を作るボカロPになれば君も立派なアーティストだよ。
参考までに筆者の曲を紹介しておくね。

 

 

 

サビ

 

印象

 

Bメロがコンパクトな分、サビが長く構成されています。

 

サビ頭では、「王道」的なイメージとなりました。

「次に進む」というのは、とらずともわかるんですがおそらくツーファイブで進行していくためでしょうね。

 

「手を叩く」のもキメによるものでしょう。

 

サビのリフレインで再び「王道」となりますが、そこから異なる展開をし始めます。

「切ない」ー「シメに向かう」というところです。

 

16小節で終わりと見せかけてそこで「展開し始める」。という印象へ。

この作品もアニメは3作目ですから、二人の楽しい毎日が、終わりと思いきやまた続いていくような感じです。

 

からかい上手の(元)高木さんという作品があるように、二人はずっと大人になっても仲良しなんでしょうね。

 

それを現すかのように「夕日を眺める」ようなイメージとなり、「もう一度終わりに向かう」

そして最後は冒頭と同じ「オシャレ」な感じを残して終わります。

 

 

分析結果

 

 

ルートがDo-Ti-Laと進行していく、名曲によくある「王道」進行です。

 

なんですが、4小節目でやはりツーファイブ進行となります。

これは、その後に続くCに続けるための進行です。

 

「続いていく」というのは、C(IV)というコードがサブドミナントであり、ここで終わらない印象があるからでしょう。

 

サビのリフレインは再び王道進行となりますが、Emには進まずにG7/Fというクリシェっぽい動きとなり、E(VI)コードが登場します。

VIメジャーというコードは曲の終わり際にお見かけします。このコードきっかけに曲の終わりへの進行へ導くイメージです。

なので「シメに向かう」という感じでしょうか。

 

なんですが、引き続き曲は「でも続く」

そして15小節目から、Am-A-D-B7/D#という鮮やかな進行をし始めます。まさに「展開し始める」ですね。

 

「夕日を眺める」なんですが、もうこれは王道のセツナ進行なんですよね。

VIm-♭VIaug-I/V-♭Vm7♭5

 

その派生で、

VIm-♭VIaug-I/V-♭II/♭V

なんかもよく使います。

 

♭Vm7♭5にしたほうがより切なさが強調されますね。

 

「もう一度終わりに向かう」というのは、コードが倍テンしているためですね。

物語の大団円へ向かうって感じです。(二人の関係は終わらないのでしょうが)

 

そして最後は、Gadd9で「オシャレ」にシメます

 

ちなみに一番最後のAm-G/Bのところ。

なぜBmではないかというと、メロディーでG音が伸ばされているんですね。

 

したがってBm(B,D,F#)だとF#とGがぶつかるんです。アボイドってやつです。

なのでG/B(G,B,D)にして回避しているということです。

 

同じように通常であればコードCの部分も歌メロがF#となるために、G音がぶつかるためにCメジャーではなく、Cdim7というコードとなります。

 

 

のおとさん
やっぱり楽曲を改めて聴いていたらもう一度観たくなっちゃいました。
くどしゅん
わかる!アニメや映画の曲と映像は、本当に総合芸術だよね!
心揺さぶってくれた方々に本当に感謝!

 

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まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

シンプルに作られているとみせかけ、所々に出てくるクリシェ的進行や分数コード、sus4やdim7など。

拾ってみると非常に複雑にできていることがわかります。

 

でも聴くととっても王道で、とっても聞きやすい。

 

まさにプロの仕事という感じですね。

このあたりはもしかしたら編曲の吉田穣さんによるものなのかもしれませんね。

 

どちらにしてもとってもよい曲です。

 

そして、アニメを制作してくれている方々にも感謝!

 

最後までしっかり観たいと思います。

 

 

くどしゅん
なんかいいよねぇ。若いってw
大人になっても二人は勝負を繰り広げているのでしょうか。

 

 

 

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