RMSメソッド【0.概要/前知識編】

 

 

購入お礼

 

まずは、本メソッドを購入いただきありがとうございます!

 

DTMで作曲するのはとてもハードルが高いものでしたが、現在はボカロなどの普及により作曲人口も増えつつあります。

しかしながら巷のCDのような曲に仕上げるために、「ミキシング」という沼を通らなければなりません。

 

このメソッドでは、筆者が10年かけて習得したミキシングスキルを、たった数日で習得できるものとして作りました。

 

実際にミックスするのは、筆者の駄曲ですが、

あなたがこの先、ミキシングという沼にハマらないよう、少し時間を割いてやってみてくれるとうれしいです。

 

大丈夫です。

誰でも同じ質に仕上げられるよう、すべての設定値と、その設定の理由をすべて公開しますから。

 

 

Reproducible Mixing Sound(RMS)メソッド概要

 

DTMerが何年も沼としてはまるミキシングという工程。

これを誰にでも簡単に「再現」できるよう体系化したメソッドです。

 

プロがミックスしたようなシンプル&ハイクオリティーな音を再現させることをお約束する「Reproducible Mixing Sound」

RMSメソッドと名付けました。

 

通常ミキシングをDTMスクールで習得しようとシた場合、数万〜数十万円の費用がかかりますが、

このメソッドはサポート対応ができないことを理由に、書籍一冊の価格にてご提供しています。

 

Logic Pro Xの初歩的な使い方を知っている方を対象にしており、

手順に従えば、多くの時間を浪費せずにCDの音質、音圧に仕上げることができます。

 

使うのはLogic Pro Xの標準プラグインのみ(一部フリープラグインを使用)で、こちらがご提供させていただく音源をミキシングしていく形の教材となります。

 

 

 

 

ミキシング思想

ミキシングはなぜするのか。

それは、楽曲を何度も聴いてもらうためです。

楽曲の質というのは作詞作曲アレンジ工程にもありますが、ミキシングという部分にも大きく左右されます。

 

もしあなたの曲が名曲であったとしても、耳が痛いようなミキシングでは多くの人に、長く聴いてもらうことができるでしょうか?

 

ですから忘れないで欲しいのです。

音圧とか迫力も大事なのですが、究極はどんなジャンルでも「心地よい音」であることが重要だと。

 

音圧オッケー、迫力OKになった後に、原点である「心地よい音」になっているかを最後に確認すべきです。

 

 

本手順の構成

 

本メソッドはでは、教材として筆者のオリジナル曲46トラックを使用し、全ミキシング工程を総なめします。

 

その途中のすべての設定値、使用プラグインをLogic Pro Xのプロジェクトファイルで全公開します。

使用するプラグインも、サードパーティ製のものではなくLogic標準のものとなります。

 

工程は、この概要/前知識編を除き、

  1. 下ごしらえ編
  2. ラフミックス編
  3. 本ミックス編
  4. 心地よい音編

 

の4工程となっており、学びながらであっても数日あれば最後の工程までたどり着けるはずです。

 

また、リファレンス曲には、現在のヒットチャートを上位にいる曲を2曲使用し、

その音質に近づけていきます。

 

プロのミキシングに近づけることで教材の楽曲が心地よいものに仕上がっていくことに感動すら覚えるかもしれません。

そしてその方法がわかれば、あなたの楽曲でも同じようにCD音質に仕上げることが可能です。

 

 

ファイルの入手方法

 

購入特典である、各フェーズの実ファイルについてはこちらから入手してください。

(ご購入いただいたあなたのためのファイルです。他人に譲渡はしないでくださいね。)

 

プロジェクトファイルは、同階層の96kHz/24bitのオーディオファイルを読み込んでそれぞれの工程を追えたものとなっていますが、

WAVファイルとのリンクが切れてしまっているので、プロジェクトファイルを開くときに以下ダイアログが表示されます。

 

その場合は、「Search」をクリックすることで解決します。

 

前知識編

 

それでは、CDのような心地よいサウンドに仕上げるRMSメソッドについて、説明してまいります。

 

まず、CD音質に仕上げるために必須となる、主要Logic Pro Xの標準プラグインについて説明していきたいと思います。

それぞれのプラグインについて使用方法がわかる方はスキップしてください。

 

イコライザー(EQ)

 

特定の音の周波数をブーストしたりカットしたりできるエフェクトになります。

本来の目的は、録音時と同じような音質に調整する。

 

つまり、イコールにする。

 

という意味です。

録音された音というのは、マイクで拾われていますが、機械であるが故に、それが実音通りになっていないことが多々あります。それを補正するために生まれたエフェクトです。

 

しかしミキシングにおける使い方は、それぞれの楽器をうまく調和させるために、

他の楽器の邪魔になるような帯域をカットする目的で使います。

 

使い方や音の変化については、以下の記事を御覧ください。

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コンプレッサー

音を圧縮するエフェクトになります。

DTMerがおそらく何年も、使い方を習得できずにハマってしまう、

 

「とっても効果がわかりづらい」のに「うまく使うと音質がグッと上がる」

 

プラグインです。

各つまみや機種の違いについては、以下の記事を御覧ください。

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ディレイ

このミックスメソッドでは、3種類のディレイを駆使してCD音質を目指していきます。

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リバーブ

このミックスメソッドでは、4種類のリバーブを駆使してCD音質を目指していきます。

リバーブの種類や使い方については、以下の記事を参考にしてください。

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このミックスメソッドでは、主にEQ、コンプレッサーをインサート、ディレイ、リバーブについてはバスを利用して設定していきます。
インサートやバスについては下記記事を参考にしてください。
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