セカンダリードミナントはとっても重要
音楽理論もセカンダリードミナントあたりまでやってくると、だんだんと頭が混乱してきます。
(かつそれにテンションとかの話とかになってくると発狂しますよね。。)
しかしながら、ジャズ界では
J-POPでは
「あ、これはセカンダリードミナントだ!」とすぐ気づけるでしょうか?
これがなかなか難しいのです。
セカンダリードミナントではない7thコードも結構あって、
一概にすべてセカンダリードミナントではないんです。
でも例えば現場で譜面を渡されたときに、プロはセカンダリードミナントの位置に気づけなければなりません。
ソロを弾く際に、セカンダリードミナント時は単純にその曲のキーのスケールでは音を外すからです。
ではどのように覚えていったらよいでしょうか?
セカンダリードミナントおさらい
まず、セカンダリードミナントの前に、ドミナントモーションですね。
コードディグリーでいうと
V7-Im7
の動きです。
V7というのはトライトーン(3全音)を含むため、とても不安定なコードと言われています。
ケーデンス的にはD⇒Tへの動きですね。
ダイアトニックスケール上にできたコードで、I以外のコードに解決するV7のことを言います。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
Imaj7 IIm7 IIIm7 IVMaj7 V7 VIm7
VIIm7-5はそれ自体が不安定なコードのため解決できずなし。
ということでI,VIIm7-5にはセカンダリードミナントは存在しません。
Key=Cの場合は、
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
CMaj7 Dm7 Em7 FMaj7 G7 Am7 Bm7-5
となります。
ジャズマンでなくとも、Dm7に解決するセカンダリードミナントは?
などがぱっと出なくてはいけません。
そんなときは五度圏を使うといいです。
セカンダリードミナントの覚え方
F7から解決するのはB♭
B♭7から解決するのはE♭
・
・
・なのでこの表をまるっと覚えてしまうのが手っ取り早いのですが。くどしゅんの場合は、これをもうCF,BEADGBEADG
と記憶しちゃっています。
BEADGが2回続くのがみそです。BEADGだけならなんとか覚えられそう。でしょ??
あと、五度圏の左半面は♭系だったよなと覚えておけば、
CFB♭E♭A♭D♭G♭BEADG
と完全再現できます。
まとめ
五度圏ってほんと便利なんです。
これから音楽をやっていきたいのであれば、いまのうちに頭に叩き込んでおくか
くどしゅんの呪文で覚えるかしてしまいましょう。
そういえば、五度圏の時計とか売ってくれたらお洒落だし知的だし買うんだけどなぁ。。