この記事は
- 2020年8月に発表されたiMacについて知りたい
- iMacがDTMに使えるか知りたい
- どういう人が買うべきか知りたい
という方に向けて書いています。
新型27インチiMac発表!
米国時間8月4日午前、アップルは27インチiMacの最新バージョンを発表しました。
残念ながらベゼルが太い、これまでの外観と大きく変わることはありませんでしたが、それでも細かいスペックアップをしています。
iMac27インチのスペック
CPU
Apple Siliconの搭載は事前情報どおり見送られ、これまでのIntelのCPUとなります。
ただし世代はアップしていてインテルの第10世代「Comet Lake」を採用しており、
6コアと8コアから選ぶことができます。
DTMのようなスペックが必要な用途には、第10世代のCore i9が選べるようになったのは心強いです。
処理速度は前年モデルに比べ65%アップしているそうです。
グラフィック性能がアップ
まずはグラフィックです。
GPUはAMSの「Radeon Pro 5000」シリーズが採用されています。
DTMではあまり必要のないスペックではありますが、DTMに合わせて映像制作なども行う場合に役に立ちます。
Fusion Drive廃止。SSD標準搭載
これまでのFusion Driveを廃止し、SSDが標準搭載となりました。
大量のサンプリング音源を利用するDTMの場合、SSDは重宝します。
読み込みが速くなるため、制作のストレスを軽減することができます。
ただ、できればライブラリのディスクは外付けにしておいたほうがよいとは思います。
DTMerは買いか?
僕は今現在、iMac Late 2015のスタンドなし(VESAアーム)版を現役で使っています。
プロセッサは3.2GHz Intel クアッドコア Intel Corei5
メモリは24GB
というスペックです。
このスペックで、DTMはサクサク使えています。
しっかりと調べたわけではないですが、iMac Mid 2011であっても3.1GHz クアッドココア Intel Corei5が採用されているので、今のiMacの形(分厚くないiMac)ユーザは買い替えしなくてもよいと考えています。
僕自身は買い替えを検討していたんですが、今回は見送ることにしました。
もし、DTM的に動作があまりにも重い!ということであれば、買い替えてもいいとは思うのですが、
AppleがCPUを今後数年をかけて自社製に変えていくことを明言しているので、
待つのが賢いかなぁとは思っています。
Apple Siliconへの乗り換え
Appleの製品が自社製のCPU、Apple Siliconになった場合、DTMerにはどのような影響があるか。
それについては以下の記事に書きました。
この記事は Mac買い替えを検討している Apple SiliconでDTMがどうなるか知りたい 最適な買い替えの時期が知りたい 方に向けて書いています。 WWD[…]
Logic Pro Xについてはネイティブに対応しますが、その他のDAWやプラグインには注意が必要です。
発売されてすぐに移行ということはやめたほうがよいでしょう。
では、どのように乗り換えをしていったらよいか?
今後、2020年末、あるいは2020年度末にはMac Book ProやAirでApple Siliconが搭載されると予想されています。
であれば、まずはサブマシンとしてDTMerはノートを導入するのがよさそうです。
外出先でのちょっとした作曲のスケッチや作詞メモ、はたまたブログなどの用途のサブ機として導入すれば、
問題も洗い出し可能ですし、移行もスムーズに行うことができるでしょう。
Apple Siliconになることで低価格化するとも言われているので、導入もしやすくなるといいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
残念ながら、iPad Pro的外観のiMac発売は見送られました。
既存のデザインのiMacは外観こそ同じですが、スペックアップはしています。
とは現状の環境によほどのストレスがない限り、買い替えよりも次期製品を待ったほうがよさそうです。
その分、Apple Siliconを搭載したサブ機をもつ準備をしておくとよいでしょう。