この記事は
- ミックスのディレイの使い方が知りたい
- ディレイが不自然になってしまう
方に向けて書いています。
ミックスで大事な空間系
曲をミックスする上で残響音はとても重要です。
一時期はとてもドライなミックスが流行っていましたが、今はまたウェットなミックスがまた聴かれるようになりました。
みなさんははミックスするとき、どのようにディレイを設定しているでしょうか?
今日はミックスで僕がよくやる効果的なディレイの使い方を紹介します。
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効果的な使い方
複数のディレイを使い分ける
まず、ミックスにおいてディレイは3種類使います。
3種使うことにより、より複雑な反響を制御しリアルさを演出することができます。
それぞれのトラックにかけるのではなく、バスを利用することで3種類のディレイを各トラックで共有する使い方となります。
ショートディレイ
これは、その曲で主役の楽器にかけることが多いです。
と言ってもダブリングくらいわかりやすくかけるというよりは、ダブリングしているかわからない程度の音量でやります。
そうすると、リードの歌や楽器が抜けてきます。
ミッドディレイ
これはほとんどの楽器にかけますね。
ステレオディレイにして、L側とR側で反響する速度や回数を微妙にズラします。
そうすることでリアルな音場を再現することができます。
上モノの楽器類には深めにかけます。
逆に言えばドラムやベースには浅くかけます。
ロングディレイ
こちらもほぼすべての楽器にかけます。上モノで音場を遠くにしたいものは深め、近くにしたい場合に浅めにします。
僕の場合、ピアノやストリングス系は深めにかけています。
テンポディレイを使う
ミッドディレイやロングディレイは、その曲のBPMに合わせたテンポで返しが来るように設定しています。
曲にもよりますが、ミッドディレイなら4分音符や付点8分音符。
ロングディレイなら、2分音符や4分音符などです。
ローカット、ハイカットする
必ずローカット、ハイカットしています。
残響音というのは劣化しているのが自然だと思うからです。
実際ローハイカットするとリアルさが増します。
どのトラックもディレイをかけると、低音成分が増えてモコモコしてくるので、すっきりするようローカット。大体75Hzくらいが多いかと思います。
ハイカットも曲によりますが、1kHzや2kHz以上をカットしたりしてボーカルの返しに違和感がないところを探る感じです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
意外とおろそかにしがちなミックスにおけるディレイを見直してみると、グッとミックスのクオリティが上がります。
ぜひ試してみてください。