この記事は
- KOMPLETE13の購入を検討している
- 12と13の違いが知りたい
方に向けて書いています。
KOMPLETEとは?
DTMerなら持っておいたほうがいい音源として有名はKOMPLETE。
様々な音源がバンドルされていて、作曲やアレンジに即戦力となるインストゥルメンタル&エフェクトプラグインのパッケージです。
現状では、SELECT、無印、ULTIMATE、ULTIMATE Collector’s Editionの4つのエディションが存在します。
多くの方は無印かULTIMATEを利用していると思います。
筆者もKOMPLETE 12 ULTIMATEを作曲のメインのプラグインとして日々利用しています。
そんな中、2020年10月にKOMPLETE 13がリリースされました。
これまでのユーザーはバージョンアップをするべきか、内容について見てみたいと思います。
12と13を比較してみる
単純比較
では、無印とULTIMATEで比較をしてみたいと思います。
KOMPLETE 12 |
KOMPLETE 13 |
|
音源とエフェクトの数 | 52 | 68 |
Expansionの数 | 20 | 24 |
サウンドの数 | 25,000以上 | 36,000以上 |
サンプルライブラリー | 220 GB以上 | 320 GB以上 |
フルバージョン価格 | 69,800円 | 72,400円 |
KOMPLETE 12 ULTIMATE |
KOMPLETE 13 ULTIMATE |
|
音源とエフェクトの数 | 101 | 118 |
Expansionの数 | 20 | 39 |
サウンドの数 | 45,000以上 | 67,000以上 |
サンプルライブラリー | 600 GB以上 | 840 GB以上 |
フルバージョン価格 | 139,800円 | 144,400円 |
単純に、使える音源数が増えていますね。
ところでExpansionて何でしょう?
Expansionとは?
公式では、以下となっています。
Expansionは各ジャンルに特化したサウンドパッケージで、Native Instruments製品や各DAWで使用できます。トップクラスのアーティストやサウンドデザイナーが監修し、シンセプリセット、ドラムキット、ワンショットサンプル、ループを収録しています。また定評のあるMASCHINE Expansionシリーズを基に開発されたExpansionは、MASSIVE、BATTERY 4、MASCHINEに最適化されています。
基本的にサンプラーなどに読み込んで使うWAV音源のようですね。
あらゆるジャンルの音楽を作りたい方は必要かもしれませんが、大概の方はジャンルは絞られると思うので、そこまで重要な要素ではないと思います。
新しく追加された製品
それでは新たに追加された製品を見てみましょう。
以下※はULTIMATE
シネマティック
MALLET FUX ※
MYSTERIA ※
PHARLIGHT ※
STRAYLIGHT ※
シンセサイザー
SUPER 8
PLAY SERIES
BUTCH VIG DRUMS
CLOUD SUPPLY
LO-FI GLOW
MODULAR ICONS
ワールドインストゥルメント
CUBA
アコースティックピアノ
NOIRE
ギター&ベース
ELECTRIC SUNBURST
PICKED ACOUSTIC ※
クラシックインストゥルメント
STANDIVARI VIOLIN ※
スタジオエフェクト
RAUM
クリエイティブエフェクト
CRUSH PACK-BITE
CRUSH PACK-DIRT
CRUSH PACK-FREAK
GUITAR RIG 6 PRO
Expansions
DECODED FORMS
INDIGO DUST
LILAC GLARE
MECHANIX
MOEBIUS
NOCTURNAL STATE
RISING CRESCENT
RUSH
SCENE
SOLAR BREEZE
SPECTRUM QUAKE
STADUM FLEX
12を既に利用しているユーザーにとってはあまり大きなアップデートではないことが伺えます。
主にバンドサウンドやJ-POPを主体とする筆者からすると、GUTAR RIG 6 PROやSTANDIVARI VIOLIN、NOIREあたりが気になりますが、逆にいうとそれくらいなのです。
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M1チップ上での動作
2020年は、Macにとって大きな変革の年です。
Appleが自社製チップApple Siliconを搭載したMacに移行していくことを発表し、後にApple Siliconである「M1」を搭載したMacbook Air およびMacbook Proをリリースしました。
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仮に、Komplete13しか対応の見込みがない場合は、アップデートせざるを得ません。
対応状況はどうなのでしょうか?
公式サイトをみてみると以下記載がありました。(2020年12月現在)
つまり、12にしても13にしても対応はしていない。ということになります。
結論
KOMPLETE 12ユーザーはわざわざアップデートをする必要がない。
という結論となりました。
12よりも前のバージョンをお使いの方は、アップデートの価値があるかもしれませんが、
少なくともM1チップのMacには対応していないので、ハード刷新まで検討している方は注意が必要です。
セールの時期となりますが、費用対効果を慎重に検討して投資しましょう。
あなたのDTMライフがより豊かになりますように。