この記事は
- 自分の曲がCDみたいにならない
- リファレンス曲に近づける方法が知りたい
方に向けて書いています。
誰もが曲を作って発表できる時代
現在ではレコーディングスタジオにあるような、超高級機材を持っていなくても
PC上でエミュレートされたモデリングエフェクトなどを利用することにより、
アマチュアであってもCDのような音源を作ることが可能な時代となりました。
ボカロなどの発展もあり、それによりクリエイター人口は飛躍的に増加、誰もが作品を発表する時代となりました。
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なかなかCDみたいにならない
しかしながら、実際にやってみるとプロのCD音源のような質に仕上げるのは本当に難しく、
沼にはまり多くの時間を割いてしまうことになります。
どうやってもCDの音質に仕上げることができないのです。
機材の質が上がっても、ユーザーの技術というものが大きく左右するのがミキシング/マスタリングの難しさと言えるでしょう。
リファレンス曲を用意しよう
そういった場合、ミキシングやマスタリングでリファレンス曲を準備するとよいでしょう。
バランスや質感をこれに似せたい!という音源を用意するのです。
Youtubeなどの音源でもかまいませんが、ここはやはりアーティストのためにCDは購入してほしいです。
サブスクであっても、WAVファイルを使用していくためCD媒体を購入するのが一番だと思います。
リファレンス曲に近づける方法
では、ある程度ミックスされた音源と、リファレンス曲があったとして、
どのようにそれに近づければよいか?
ミキシングのエンジニアなどは、いわゆるミュージシャンとは全く異なるベクトルの耳の良さを持ち合わせています。
彼らはHzで音が聞き取れ得るのです。
しかしながら私達、音楽家側はそのような耳を持ち合わせていません。
エンジニアが一聴して、この帯域が強いとか弱いとかを判断できる部分を我々はどのように判別すればよいでしょうか?
それは、音源の帯域を絞ってあげればよいのです。
ISOL8を使えば帯域ごとに比較ができる
ISOL8というフリーのプラグインがあります。
このプラグインはボタンひとつで曲の帯域を絞って再生することが可能です。
このISOL8の「LF SOLO」を押すだけで、〜200Hzの音だけをリスニングすることができます。
あなたの曲と、リファレンス曲を相互に鳴らしてみると、Hzで聞き分ける耳がなかったとしても、違いがわかるでしょう。
あとは、リファレンス曲に似るようにEQやフェーダーで音量調整をすればよいのです。
同様に「LMF SOLO」や「MF SOLO」などもクリックして、各帯域の質感をリファレンス曲に似せていくことで、
あなたの曲がまたたく間にリファレンス曲のような質感に仕上がるはずです。
なお、ISOL8はMS処理も可能なので、
「M」や「S」をクリックすることでMid成分とSide成分に分離して比較することも可能です。
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そのために全パラメータを公開したプロジェクトファイルが付属しているから、誰でも再現できるはずだよ!
是非やってみてね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
エンジニア的耳は持ち合わせていないけれども、帯域さえ絞れれば比較はしやすくなります。
技術がなくともそれを補ってくれるプラグイン達。
これらをうまく使いこなすことでミックスの質を向上させて、
かつ時間を短縮させて我々はより作曲のほうに時間を割きましょう。