引き続き、Little Glee Monsterが大好きです。
僕は元々バンドマンですが、これだけギターが前面に出ていない音楽を聞くのは、ゲームミュージック以来かもしれません。
サブスクで毎日楽しんでいます。
君のようになりたい
元々はジャングル・ブックの劇中歌「I Wanna be like you」のようですね。
以前に解析した、「私らしく生きてみたい」と両A面という形で2016年8月にリリースされています。
最近はサブスクでよく音楽を聞きます。 その中でビッグ・ヒットしているのが「Little Glee Monster」。とにかくみんな歌がうまい。 のはそうなんだけど、やっぱり自分が今好きなのはモータウンサウンド[…]
マイナーのジャズ感あふれるかっこいい曲です。
サビ
メロディー
- Gメジャーペンタトニックを軸にしている
- ただしセカンダリー・ドミナントでG#の音も出てくる
- 4 + 4 bar
コード進行
- VI7-IIm(E-Am)のセカンダリー・ドミナント
- I-#Idim-IIm-V7
- 7小節目がAmでなくA。G-E-A-D-Gのドミナントモーションの連続
リズム
- テンポが200と速い
- ライドやハイハット(チーチッチ)
- BDは1拍3拍
- スネアは2拍4拍
リズムについてはジャズ特有のシャッフル的なリズムですね。
最初テンポはその半分だと思ってたんですが、詳しく解析したら倍テンのほうがジャズの解釈として正しいのかもと思ってこのテンポで認識しました。
その他
- ギターカッティング
- チューバ:ベース的役割
- サックス:歌の合いの手
- トランペット歌の合いの手
- オルガン
ギターが休みまくっています。
楽な仕事だw
僕の場合ギターを入れすぎてしまうところがあるので、こういった休符を活かしたアレンジできるようになりたいです。
またブラスアレンジ。
これはかなりお勉強をしないとできるようにはなれそうにないです。
いつかしっかり勉強してみたいとは思うけど、バンドマンとしては外注するのが正しそうです。
歌詞
Oh. Oobee doo
I wanna be like you
どんなときも輝いていて
悩みなんて何一つない
そんな君なりたいOh. Oobee doo
I wanna be like you
どんな夢も叶いそうな
悩みなんて何一つない
そんな君なりたい
これ元々の歌詞は人間に憧れるオランウータンの心の叫びなんですよね。
I wana walk like you, talk lilke you too.
それを日本語訳だと、完全に「憧れのあの子」という人間同士の歌詞になっています。
よくできているなぁと感心してしまいました。
Oobee dooなど、スキャット的な言葉がたくさん出てきて、まさにLittle Glee Monsterの良さが全面に出ています。
Aメロ
メロディー
- Emペンタを軸にしている
- ドミナント時はD#も使う
- 4 + 4 bar
ドレメで始まる歌メロですね。マイナー感を効かせたいときは、ドレメが有効です。(ドレミとの違いがわかりやすいため)
コード進行
マイナーのトーナリティーはいずれちゃんと勉強したいのですが、今回はとてもシンプルです。
最後にD7でGメジャーキーへの転調をしています。
歌詞
歩けば誰もが振り返る
話せば誰もが楽しくなる
思い描いてた理想の自分
それが君だったの 悔しいけど
クラスに一人はいた人気者。
自分の理想ではあるけど、自分はそうなれていない。
嫉妬心をうまく表現していますよね。
原曲では、猿の頂点となってしまったオランウータンの憂鬱が表現されていますが、
やはりこちらは人間界の歌詞として仕上がっています。
展開
さて、この曲の難関な部分がピアノ・ソロ後の進行なんです。
コード進行
コード進行に対し、倍テンで歌メロがトライアドを重ねてくるのです。
ここは正直音楽理論で僕は理解ができませんでした。
どなたか、ご教示いただけますと幸いです。
その他の部分
作ってみた
というわけで、リファレンスして作ってみました。
いやあブラスアレンジって難しいですね。全然しっくりできませんでした。
まだまだ作曲/アレンジは素人ですね。
生涯学習していきたいと思います。