WAZA-AIRレビュー!ステージ/自宅の差を埋める画期的練習アイテム

この記事は

  • WAZA-AIRがどんな製品か知りたい
  • どういう使い方ができるのか知りたい
  • どういう人にオススメか知りたい

方に向けて書いています。

 

WAZA-AIRとは?

BOSSが突如発表した、ヘッドホン型の練習デバイス、「WAZA-AIR」。

見た目もヘッドホンそのもので、これまでに存在しない全く新しい練習デバイスであることがわかります。

 

しかしながら、これまでのBOSSの所謂アンプシミュレーターとは何が違うのか?

なぜヘッドホンなのか?

 

BOSS公式動画では多くのアーティストがこのWAZA-AIRを絶賛しています。

 

WAZA-AIRはいったいどんな製品なのか?

この製品でどのようなことが実現できるのか?

 

WAZA-AIRについてレビューしてみたいと思います。

 

アンプシミュレーターとの違い

今世の中に存在しているアンプシミュレーターや、アンププロファイラーと呼ばれるもの。

Line6から始まったデジタルアンプ技術は現在も日々進化しています。

 

Line6 Herix

 

Kemper Profiling Amp

 

Fractal Audio System AXE-FX III

 

BOSS GT-1000

 

しかしながらこれらのシミュレーター/プロファイラーは、

 

  • 真空管ギターアンプを
  • キャビネットで鳴らした音を
  • マイクで拾ったもの

 

をあくまでシミュレートしデジタルで復元するものでした。

 

つまり、そのサウンドはあくまでアンプの前に立てたれたマイクが拾ったサウンドしか再現することができなかったのです。

 

デモやCD音源を作りたい場合は、実際にそういった録音方法が用いられるため問題がありません。

 

しかしながら、実際ライブであなたが演奏するとき、あなたには自分の音はどう聴こえるでしょうか?

アンプの位置は自分の後ろだったり、箱の鳴りがあったり。部屋鳴りがあったり。

アンプとの距離で逆にレイテンシーが少しあったり。

 

ラインとは明らかに違う音場環境で演奏しています。

BOSSはそれに着目し、ライブやリハ時と同等な練習環境を再現することを目的としたアイテムを開発したのです。

 

実際、ステージに立つとわかるんですよね。

 

ああ、自宅練習とステージって全然違うなぁ。。って。

その間さえ埋めることができれば、上達は加速するのに。。って。

 

WAZA-AIRはそういった「自宅とステージの環境の違い」によって発生してしまう演奏の差異を埋めることができる画期的、

拡張現実アイテムなのです。

 

WAZA-AIRでできること

 

リアルな音場体験

WAZA-AIRならば、まるでそこにアンプがあるかのような空間で演奏をすることが可能です。

モードが3つあり、それぞれ練習のしやすさや、ライブとの感覚の差異、気持ちよさで選択できます。

 

サラウンドモード

ユーザーが指定した方向にアンプを設置できるモードです。

一番、アンプシミュレーターに近い感覚ではありますが、360度自由な場所にアンプをおけるので、そこはやはりアンシミュとは異なる音場が作れます。

 

 

 

スタティックモード

スタティックモードは、ユーザーの前方にギターアンプがある空間となりますが、座標が絶対的になります。

つまり、あなたが立ち上がれば音は下方でなっているように聴こえるし、横を向けばギターアンプに近い耳のほうでよりギターサウンドが響くようになります。

 

サラウンドモードとスタティックモードの違いは、以下を観てもらったほうわかりやすいかもしれません。

 

ステージモード

ステージモードの場合は、常に後ろからギターサウンドが鳴る音場となります。

外部音源も合わせて後方から鳴るため、まるでステージ上でバンド演奏をしている音場を体験できることになります。

 

このモードで練習することにより、今までは非日常であったステージ上を日常にして練習をすることができるのです。

この差を埋めることであなたのギターの上達速度は飛躍的にアップするでしょう。

 

 

5つのアンプモデルと50種類のエフェクター

もちろん、いい音で練習するために、アンプモデルやエフェクト群もしっかりしていなければなりません。

WAZA-AIRならばKATANAシリーズから継承した5種類のアンプと50種類のエフェクターをセッティングすることによって、クリーン、クランチ、リードまであらゆるサウンドを作り出すことが可能です。

 

あくまで練習用のデバイスであるため、保存できるパッチは6つと少なく、また切り替えもヘッドホンのスイッチによるものですが、

 

練習用としては十分すぎる機能です。

パッチの切り替えボタンが、R側についているのも、ギタリスト的な気遣いですね。(少しレフティーには使いづらいかも)

 

 

超低レイテンシー

こういったデジタル機器やワイヤレスで心配なのがレイテンシー。

発音の遅れはギタリストには致命的ですし、いざ本物の真空管アンプで演奏となったときにレスポンスが良すぎて弾きづらいといった弊害の原因となったりします。

 

しかし、WAZA-AIRならその心配は必要ありません。

そもそもBOSSのワイヤレス技術は、他メーカーと比べて非常に高く、超レイテンシーを実現しています。

あわせて読みたい

  この記事は ワイヤレスの導入を検討している すでに使っているが最新の製品が知りたい ギターを無線化するにあたりどんなタイプがあるのか知りたい という方に向けて書いています。 &n[…]

 

むしろ、リアルな音場を再現するためにむしろレイテンシーを発生させている可能性すらあるんじゃないでしょうか?

 

 

スマホの音楽を流しながら練習

このWAZA-AIRはスマホやタブレットありきの製品となります。

本体としてのインターフェースはパッチ切り替えボタンや音量程度のものとなり、その他のコントロールはすべてスマホ側で細かく行うことができます。

 

もちろん、スマホの音源を流すことも可能です。

昨今はサブスクリプションで音楽を聴いている人が多数かと思います。

 

そういった音源と合わせて手軽に練習できる環境を作れるので、あなたの上達も他と一線を画すほど加速することでしょう。

 

Amazon Music Unlimitedがおすすめ!
30日無料で6500万曲が聴き放題!

 

 

その他の機能

チューナー搭載

こういった製品にはチューナーが搭載されているのはもはや当たり前ですが、もちろんWAZA-AIRにもチューナーは搭載されています。

少しおもしろいのが、ヘッドホン側ではガイド音、アプリ上ではクロマチック・チューナーでできる。という点です。

 

そもそもギターで両手塞がるのに、いちいちスマホを出すのが面倒というときに、ガイド音だけでチューニングできるという点は何気に便利かもしれません。

 

折りたたみ可能で持ち運びに便利

基本的にこの製品は個人練習用途だと思いますが、かといってずっと自宅においておくこともありません。

折りたたみができるので、リハーサルの待合室やライブハウスの楽屋などでも、他のバンドに気にすることなくウォームアップや練習をすることができます。

身体があたたまった状態でリハーサルやライブをスタートできるので、演奏の品質アップやリハの効率も格段に上げることができるでしょう。

 

本体は連続使用5時間、トランスミッタは12時間

こういったワイヤレス製品となると電池が心配ですが、WAZA-AIRは5時間の連続使用が可能です。

充電は一般的なmicro-USBで可能なので、モバイルバッテリーなどでも充電可能です。

 

 

WAZA-AIRの惜しい点

録音できたらよかったな

上達が加速する方法のひとつとして、自分の演奏をちゃんと聴く。というのがあります。

スマホから流れてくる音源と自分のギターの音を合わせた音源をレビューできたらよかったなと思います。

著作権上できないのかもしれませんが個人ユースならOKかと。

 

Qi対応してほしかった

このあたりは、やはりギター界のIT化が遅いと言われる所以かと。

ワイヤレス充電に対応していたら利便性はさらに上がったかもしれません。

 

USB-Cにしてほしかった

これからmicro-USBは廃れていく端子だと思います。USB-Cにしていればさらによかったと思います。

 

パッド交換

夏など練習をすると、ヘッドホンは蒸れるのは必須かと思います。

パッドが交換できるとさらによかったと思います。

 

 

とまあ惜しい点を上げればたくさん出てきてしまうのですが、

WAZA-AIRがギタリストに変革をもたらす革新的デバイスであることは間違いないです。

買いであることは自信をもってお伝えいたします。

 

 

WAZA-AIRはこういう人におすすめ!

 

どんな環境でもうまく弾けるようになりたい!

自宅だと弾けるのに、リハやライブだとうまく弾けない!

結構こういう方は多いと思います。

 

であれば問題解決法はひとつ。

ライブハウスで毎日練習すること。

 

これまではそんなことはできませんでしたが、このAR的アイテムWAZA-AIRならできるんです。

自宅とライブハウスとの環境の違いを埋める練習アイテムとして非常にオススメです。

 

もちろん、リハーサルや本番の待ち時間にも使えるので、ウォームアップにもよいでしょう。

 

 

自宅にスタジオがあるかのような練習環境が欲しい

筆者もこれまで自宅にスタジオがある方とセッションをしてきたことがあるのですが。

 

自宅にスタジオがある人は確実に上手いです。

それはもう明らかです。整った練習環境というのは上達には不可欠ですから。

 

でもスタジオは日本では住宅事情的に不可能。これまではそうでした。

しかしながらWAZA-AIRならば、自宅がスタジオであるかのような環境で練習ができます。

 

これによりあなたのギターが、飛躍的に上達する要素が整うのです。

あるとき、スタジオで合わせたときに、「あれ、上手くなってる。」と感じたり、メンバーから「何かすごい良くなってる」と言われることもあるかもしれません。

 

とにかく気持ちいい音場でギターを弾きたい!

WAZA-AIRが提供してくれるのは、これまではステージやリハーサルスタジオでしか体験できなかった、

 

最高の音場体験です。

 

長くギターをやっている人などで、自分の練習環境に飽きてしまったり、

ギター自体に興味が削がれつつあった人でも、

 

WAZA-AIRの音場があなたを最高のエレキギターサウンドの快楽へ再び導いてくれるでしょう。

気持ちいい音で弾くことで、薄れてしまっていたギター愛にも再び火が灯るでしょう。

 

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

BOSS WAZA-AIRは

  • これまでにない音場体験
  • 上達を加速する環境
  • ギター熱を再び着火するサウンド

へあなたを確実に導いてくれるでしょう。

 

導入して、他と差をつけてください。

 

 

くどしゅん
ノリノリすぎて家具とか壊さないでね。。

 

 

最新情報をチェックしよう!