ジョゼと虎と魚たち主題歌「蒼のワルツ/Eve」歌詞考察

この記事は

  • ジョゼと虎の魚たちの主題歌が知りたい
  • 「蒼のワルツ」の歌詞の意味が知りたい

方に向けて書いています。

 

 

ジョゼと虎と魚たち

 

2020年12月に公開となった、アニメ映画「ジョゼと虎と魚たち」。

 

 

筆者は、原作は未読なのですが、妻夫木聡さん、池脇千鶴さんの実写版を昔觀たことがあり、

またどういった話だったかを忘れてしまっていたため非常に楽しみにしていました。

 

劇伴がヴァイオレット・エヴァーガーデンを担当したEvan Callさんで、

 

畳の部屋が海となっていく描写が日本人にはない独特の音で彩られていて、

素晴らしい作品に仕上がっていました。

 

同時期に公開された、「鬼滅の刃 無限列車編」や「えんとつ町のプペル」の影に隠れてしまっていますが、

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アニメーションの質は最高といっても過言ではありません。

 

 

主題歌「蒼のワルツ/Eve」

 

 

主題歌はニコニコ動画から活動を始め、今では呪術廻戦などのアニメの主題歌も担当するEveさん。

編曲はNumaさんが担当されています。

 

ピアノのフレーズがときめきを、ストリングスが壮大さを、腰のあるギターのアルペジオが、青春の輝きを感じさせる素晴らしい楽曲となっていますね。

 

それではどういった内容の歌詞なのか見ていきましょう。

※本記事は、以降物語のネタバレを含みます。ご注意ください。

 

 

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歌詞考察

 

まず、タイトルの「蒼のワルツ」です。

 

「蒼」という色は、調べてみると

 

通常の「青」よりも「緑」に近い色。

もともとは目立たない色を表し、そこには「灰色」も含まれていた。

蒼天や蒼海といった空や海を連想できることから、他の字よりも壮大さを意味する字でもある。

99BAKO

 

とのことです。

 

そしてワルツ。

これは、3拍子の優雅な踊り、またその音楽のこと。日本語では円舞曲を意味します。

 

ところがこの楽曲自体は3連符ものであるものの、ワルツ形式にはなっていないですね。

その点も踏まえて歌詞をみてみましょう。

 

 

懐かしさに溺れた まだ青かった僕ら
雲が残る合間 だた太陽を見ていた
おざなりな僕ら 溢れ出した声が
ただ大切な事は 伝わらないようにできてた

蒼のワルツ:Eve

 

冒頭から、「溺れる」という表現で海を感じさせる歌詞となっています。

この歌詞で伝わるのは、学生特有の「青春を無駄遣いしているような感じ」です。

 

つまり恒夫目線の歌詞のように感じます。

劇中恒夫は留学のためにバイトに精を出していますが、お金が必要とはいえ時間を切り売りするような仕事と、その対価に対し迷っていました。

 

そんなときに、坂道を車椅子で転がり落ちるジョゼを救います。

 

なのに恒夫はジョゼに罵声を浴び、それに対しまともに反応してしまう「溢れ出した声」のでした。

 

 

かたちのない色味を 抱きしめてみたの
期待と不安の日々を 後悔の味で知った
知らない世界 手を伸ばしたくて
強がりなウソなど ポケットにしまった

蒼のワルツ:Eve

 

一転して、ジョゼ目線の歌詞のように思えます。

毎日家に閉じ込められた生活。本の中で海を想像するしかない生活。かたちのない色味を抱きしめるだけの日々。

 

自分自身そんな生活に別れを告げたいと、飛び出したある日。

彼女はその世界への恐怖を覚えます。

 

おそらく一般人にはなんてことない駅の改札で彼女は恐怖を覚えるのです。

「経験」にはいつも「痛み」が伴います。それが人生の旨味、「後悔の味」となっていくのですね。

 

外への恐怖はあるものの、彼女は恒夫のサポートのものと大海へ船出をするのです。

素直に弱さもみせる自分もさらけだして。

 

 

優しさを包む痛みも全部
覚えていたくて

蒼のワルツ:Eve

 

人生は常に順風満帆ではありません。

 

進化していくためには、新しい経験をし、失敗を積み重ねていく必要があります。

そして後ろを振り返ったときにいつの間にか道ができているものです。

 

失敗も後悔の味として、覚えていたい。

「優しさを包む痛み」という表現ですが、二人の関係にも似たようなことを感じさせる歌詞ですね。

 

 

ただ願って願って 生まれ変わっても
不確かな未来を謳っては触れたくて
伝って伝って 頬を流れる
その涙の味は いつかの約束
ただ灰になって 朧げになって
遠く何処かへ この夜を超えて蒼に染まる

蒼のワルツ:Eve

 

サビです。

 

「願って」と「伝って」がリフレインしているため、この歌詞の一番伝えたいメッセージでしょう。

 

Eveさんがこの楽曲についてコメントをしていて。

丁寧に楽曲とも向き合って下さって、時代を超えても色褪せないものとは何か人見知りで不器用なジョゼとの共通項を探していきながら、音楽を作っていきました。

Eve

 

ということで、万人に共通する普遍的な言葉が歌詞全体に使われていることがわかります。

 

たまたまジョゼは足に障害を持ち生まれましたが、例えそうでなくても人は何かしらのハンデを持ちながら、

VUCAな世界を手を伸ばして、追い求めて生きていきます。

 

その中で伝うだろう涙は、きっと本来の自分になれた証。

「蒼」の意味のひとつである「灰」色となり、やがて「蒼」となる。

 

蒼というのは、「成長した姿」、「本来の自分」なのかもしれませんね。

 

 

 

のおとさん
記事を読んでいたら、もう一度観たくなってきてしまいました。
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夜もすがら夢を 張り巡らした想いを
見つからないまま 月は影を落とした
寝もやらず明けて 手も離せなくて
憧れる君を 遠ざけてしまった

蒼のワルツ:Eve

 

「夜もすがら」は「夜通し」を意味し、月が影を映すさまが描写されています。

劇中、ジョゼは絵を描きながらも、これからの人生について考えます。

 

劇中彼女は、祖母が亡くなり、独りとなってしまうのです。

 

「寝もやらず」は「眠れずに」という意味ですが、

問題は「憧れる君」の部分。

 

君は具体的に恒夫に見ることもできますが。

(実際、祖母がなくなった今バイトが払えないが故にクビにする。)

 

歌詞がもっと普遍的なものであれば、

ここのAメロでは大事な人とのすれ違いが表現されているように思いました。

 

 

あの日の僕の眼差しも全部
霞んでしまって

蒼のワルツ:Eve

 

劇中、恒夫は事故により留学を断念せざるを得ない状況となります。

 

誰しも人生の中で必ず体験するであろう挫折。

その渦中は、過去の自分が疎ましく思うでしょう。

 

ただ痛くて痛くて 堪らない
空の青さは深く 色を孕んでは冷たくて
伝って伝って 寄せ合う肩を
震わせた 微かな温もりを抱いては
まだ見ぬ世界へ 花は風を待って
遠く何処かへ この夜を超えて蒼に染まる

蒼のワルツ:Eve

 

2コーラス目のサビは、映画でいえば起承転結の転の部分。

となりのトトロでいうなら、メイがいなくなるあたりです。

 

ここでは、不穏な歌詞が綴られています。

今回は海がテーマであるために、あえて空を冷たくネガティブな印象の歌詞としています。

 

しかしながら、絶望の縁にあっても独りじゃない。

「寄せ合う肩」、「震わせた温もり」から、自分が独りでないことを印象づけています。

 

そして「花は風を待ち」から、今を耐えしのぐことが想像できます。

最後にはやはり「蒼」になる。

 

うん、やっぱり人としての成長を「蒼」は意味しているのでしょうね。

 

 

犯してきた過ちも その後悔さえも
かけがえのないものだから

蒼のワルツ:Eve

 

成長をテーマにしている歌詞ということで、「過ち」や「後悔」もときには人生のスパイスとして必要である。

 

こう認識した時点で人は大人になるのですよね。

 

 

ただ願って願って 生まれ変わっても
不確かな未来を謳っては触れたくて
伝って伝って 頬を流れる
その涙の味は いつかの約束
ただ灰になって 朧げになって
遠く何処かへ この夜を超えて蒼に染まる

蒼のワルツ:Eve

 

ラストのサビは最初と同じです。

 

で、再びここでなぜこの曲が「ワルツ」なのか。

 

3連符ものではありますが、この曲は所謂ズンチャッチャというワルツ形式ではありませんし、歌詞の中にワルツが用いられてもいません。

ではなぜタイトルにワルツとつけたのか。

 

私が思ったのは、ワルツが円舞曲であること。

映画では、彼女が海を見た日と、エンディングに抱き合うシーンがありますが。

 

それがまるで円舞のようなのです。

 

それでワルツ自体が、「男女のダンス」を意味するものであることから、

恋愛を通して人が成長していく物語故に、ワルツとしたのではないか?

 

という結論になりました。

 

 

のおとさん
やっぱり楽曲を改めて聴いていたらもう一度観たくなっちゃいました。
くどしゅん
わかる!アニメや映画の曲と映像は、本当に総合芸術だよね!
心揺さぶってくれた方々に本当に感謝!

 

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まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

アニメ映画「ジョゼと虎と魚たち」の主題歌であるEveさんの「蒼のワルツ」の歌詞について考察してみました。

こうやって細かくみてみると、歌詞のすべてに意味があって、表現という世界はすごいといつも感じます。

 

もし、あなたが好きなアニメや映画の歌が気に入ったなら、歌詞にも注目してみてください。

物語を補完する言葉に巡り会えるかもしれません。

 

 

くどしゅん
僕も表現者として、歌詞勉強中!!
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