約束のネバーランド2期OP「アイデンティティ/秋山黄色」歌詞考察

この記事は

  • 約束のネバーランド2期OP曲が知りたい
  • 「アイデンティティ/秋山黄色」の歌詞の意味が知りたい

方に向けて書いています。

 

 

約束のネバーランド2期

 

 

2021年1月クールにて放送された「約束のネバーランド」2期。

 

前回は自分達が鬼に食べられるために育てられていた食用児であることを知り、

ハウス脱出を試みる物語でした。

 

今回はその後の世界が描かれており、1期ではあまり登場の機会もなかった様々な鬼と

世界の仕組みがだんだんと公開されていきます。

 

 

2期OP曲「アイデンティティ/秋山黄色」

 

前回、こちらの記事でTVアニメ「約束のネバーランド」2期OP曲である「アイデンティティ/秋山黄色」のメロディーとコードについて解説しました。

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シンプルな進行ながらも様々な仕掛けが施された曲であることがわかりました。

今日は歌詞について見ていきましょう。

 

なお、約束のネバーランド自体も非常に面白いですが、この曲のPVも物語となっていて非常に秀逸なので、見てみるとよいでしょう。

 

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歌詞考察

 

歌詞全文サイトと、この記事の切替が瞬時にできずに読みづらいのですが

 

Aメロ

思い出した (中略) 輝くストーリーの

アイデンティティ/作詞:秋山黄色

 

冒頭からフレーズが繰り返される印象的なAメロです。

自分の中で同じ歌詞を反復するようなアプローチをしたことがなく、勉強になりますw

 

「瞬き一回と〜」から走馬灯のように、時間がゆっくり流れるような映像が思い浮かびます。

秋山黄色さん自身が映像なども作るクリエイターであるため、そのような描写が浮かぶ歌詞になったことが推測されます。

 

この後にも出てきますが、「時間」というものがこの歌詞のテーマのひとつであると思われます。

「僕らの一瞬」からも「時間」を想像させます。

 

「一瞬」というのを「命」の比喩としているようにも捉えられますね。

 

Bメロ

時計の (中略) いっぱいだったんだ

アイデンティティ/作詞:秋山黄色

 

やはり「時間」というものがテーマでしょう。

しかしながら「笑ってくれ」とはどういう意味か。

 

誰しも均等に流れていく時間。

「笑ってくれ」とは自分的な解釈としては「思い通りになってくれ」という意味と推測しました。

 

残酷に流れていく時間で自分には余裕がない(いっぱいいっぱい)ということが言いたいのでしょう。

「あんた」と時間を擬人化していますが、この「あんた」はもしかしたら「絶望」のことを指しているのかもしれませんね。

 

サビ

凍り凍り (中略) 意味なんかないんだよ

アイデンティティ/作詞:秋山黄色

 

サビです。

ここでもやはり歌詞が反復される手法ですね。

 

歌詞がうまくハマらなった際に、はめる字数よりも短い単語を繰り返して詰め込む。

みたいなイメージでしょうか。

 

「約束のネバーランド」の命題である、「生きる」、「戦う」を象徴した歌詞となっています。

 

ここでいう「あなた」はBメロの「あんた」とは違うように思えます。

「あんた」が「絶望」ならば、「あなた」は「希望」といった対照的なものなのでしょう。

 

「涙に意味なんかないんだよ。」

このキラーワードが、この歌詞の最重要部分でしょう。

 

「生きる」ためには前に進み、戦うしかない。「涙」を流しても何も解決にはならない。

まさにエマ達が旅に出た目的と同じです。

 

目まぐるしく (中略) 笑うんだよ

アイデンティティ/作詞:秋山黄色

 

エマ達は旅の途中で、ハウスとは別の人間の世界があることを知ります。

しかしながらそれはとてもとても遠い場所。

 

世界は予想以上に広かったのです。

その中でも「生きる」をあきらめない。

 

「生きる」の象徴として「叫び声」、「息」が使われているように思います。

 

「数千の時」。ここでまた時間が出てきます。

単位がないのでなんとも言えませんが、通常数千といえば「とてつもなくたくさん」といえるので、

 

多くの時間をかけ再会できたなら、

この「絶望しかない世界で笑おう」と言いたいのではないでしょうか?

 

 

 

のおとさん
記事を読んでいたら、もう一度観たくなってきてしまいました。
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Aメロ2

思い出した (中略) 息苦しいこと

アイデンティティ/作詞:秋山黄色

 

「思い出す」ということは過去に一度経験したことと言えると思います。

 

約束のネバーランドの世界で言えば、

 

「流れる風景」=ハウスで見た穏やかな空

「この世界で出会えたこと」=置いてきた子どもたち

「息苦しいこと」=自分達は飼育されていたこと

 

かもしれません。

 

Bメロ2

僕らは無意味 (中略) 呆れるほど

アイデンティティ/作詞:秋山黄色

 

家畜のように育てられ生きてきたことに対する「無意味」さを感じさせます。

「生まれてきた意味」がないとは思いたくはない。

 

そのためには、戦って自由を獲得(這って進んで叫ぶ)し生きなければならない。

 

サビ2

きっともう一度 (中略) 意味なんかないんだよ

アイデンティティ/作詞:秋山黄色

 

「明日を夢見る」ことができるのは、身の安全が保証されているからです。

そんな世界にたどり着くことができたなら、一人で戦うことはもうやめよう。

 

ここの歌詞で彷彿させるのがノーマンですね。

1期で出荷されたノーマンですが、このまま出番が終わりではなさそうです。

 

その後歌詞はリフレインしていますが、

「運命の先にあなたを見つけた」の「あなた」は1サビとは異なり、ノーマンのことを言っているのかもしれません。

 

「何気なさ」を (中略) 映せばいいから

アイデンティティ/作詞:秋山黄色

 

ここで連想されるのは、「決意」や「誓い」のようなもの。

エマ達は置いてきたハウスの子達をなんとしてでも2年以内に戻り連れて行くことを決意しています。

 

自分は出荷前に逃げ出せたからいいわけではなく、彼らの命も大事。

 

「鏡は自分だけ映せばいいから」の解釈はとても難しかったんですが。

 

鏡の中というのは真逆の世界。嘘の世界です。

その世界に映るのは自分だけでいい。

 

というエマの覚悟みたいなこととして解釈しました。

 

展開

歩く死人に (中略) 言えないよ

アイデンティティ/作詞:秋山黄色

 

ここの部分はちょっとアニメとは離れてしまうんですが。

「歩く死人」という歌詞から、朝通勤していくサラリーマンを想像してしまったんですよね。

 

もちろん、意気揚々と出社する人もいるのでしょうが、

そういう人は稀で多くの人は自分のやりたいことと仕事は乖離していて、死んだような顔して会社に行く。

 

この曲のタイトルは「アイデンティティ」です。

意味は、「主体性」です。

 

その観点で歌詞をみてみると、

「今、あなたは主体性をもって生きていますか?」

 

というメッセージが込められた歌詞であることがわかります。

 

大サビ

凍り凍り (中略) 笑えるから

アイデンティティ/作詞:秋山黄色

 

展開部で明示された、主体性という観点で改めてサビの歌詞をみてみると。

 

 

今は死んだような顔して会社に行っているけど、

昔はそんなんじゃなかっただろ?

やりたいことがあっただろ?

これからを憂う意味なんかない

 

すべてを諦めてこれまでどおり生きたって

嘘つき続けるのも同じくらい辛いんだから

好きなことやれよ 今からでも

選んだ道で笑えるから

 

 

こんなことが伝えたい歌詞なんじゃないかなと思いました。

 

 

 

のおとさん
やっぱり楽曲を改めて聴いていたらもう一度観たくなっちゃいました。
くどしゅん
わかる!アニメや映画の曲と映像は、本当に総合芸術だよね!
心揺さぶってくれた方々に本当に感謝!

 

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まとめ

 

約束のネバーランド2期OP曲「アイデンティティ/秋山黄色」の歌詞考察でした。

 

アニメソングなので、物語の世界観に沿って考察を勧めましたが、

やはりここはアーティストの曲。

 

現代の人達に込めたメッセージが隠れていました。

その解釈でみてみると、とても普遍的で、3ヶ月で忘れ去られていい、消費されるだけの曲にしてはもったいないとも思いました。

 

どんな曲にだって、歌詞を見れば作者の「想い」が込められています。

 

早くこの、音楽が大量消費される時代も終わらないかなぁと感じる今日このごろでした。

 

 

くどしゅん
演歌みたいに一年で数曲リリースくらいのペースで、その分様々なアーティストが売れたほうがよいと思うのですよ。
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