この記事は
- DTMをやってるけどCDっぽい音にならない
- 作った曲はいい曲なのになんか違う
方に向けて書いています。
DTMで誰もが作曲をできる時代
昨今はMacやWindowsさえ持っていれば、GaragepandやSONERなどでDTMを始めることは容易です。
作曲とまではいかなくても、自分の好きな曲の譜面を買って打ち込んでみたりして、曲の構造を知ったりすることも簡単にできるようになりました。
音楽は昔、お金持ちの上流階級のものだったかもしれませんが、現在では誰でも楽しむことができる時代なのです。
なんですが。。
実際、各楽器を打ち込んでみたり、作曲してみたりしても。
全然CDっぽくならなくないですか??
まず、CDみたいな迫力あるサウンドにならない。
なんか自分の打ち込んだ曲はチープだし、音量が小さい。。
ああ、これは最初からついているソフトウェア音源が悪いんだな!
じゃあ、ソフトウェア音源を買おう!みたいな沼にどんどんハマってしまうんですよね。
編集(ミキシング )を舐めてはいけない
で、実はソフトウェアにはじめからついているバーチャルソフトウェアインストゥルメントでも十分にCDっぽい音を作ることは可能です。
大事なのは、編集(ミキシング )なんです。
ああ、編集ってあれでしょ。Youtubeの動画でいうと切り張りしてサムネイルとか作る。
。。。
まあ間違ってはいないんですが。
音楽における編集は映像がない分、音に徹底的に拘って編集を行います。
きっとあなたの打ち込んだ音楽の編集は、各楽器の定位(パン)を決めただけではないでしょうか?
いやいや、音楽における編集はもっと追い込まないといけません。
主に、コンプレッサーとイコライザーというエフェクトを使って、
各楽器の音を極限まで磨いて、邪魔な帯域を削ってピークを超えないようにギリギリまで詰め込んでいきます。
コンプレッサーやEQの使い方は別途記事にしています。
この記事は DTM初心者 コンプレッサーの仕組みが知りたい 正しい使い方が知りたい という方に向けて書いています。 コンプレッサーとは? DTMにおけるコンプレ[…]
この記事は DTM初心者 イコライザ(EQ)について知りたい 方に向けて書いています。 イコライザ(EQ)とは? DTMをしていると絶対にやらなくてはなら[…]
なので、あなたが今買うべきはバーチャルソフトウェアインストゥルメントではなく、
上記のようなコンプとEQというエフェクトなんですよね。
といっても、それもDAWには標準で入っている場合が多いです。
せいぜい必要なのは、マスタリング時にCD音量まで音圧を上げるマキシマイザーくらいではないでしょうか。
あなたの曲も輝く
この編集作業のことを、一般的に「ミックス」とか「ミキシング 」と言います。
この工程をしっかり行うことであなたの曲も、プロみたいな曲に様変わりします。
嘘だと思いますか?
そうですね、例をお見せしたいと思います。
筆者は2週間スパンで、作曲の工程を公開しているのですが。
その途中の投稿。
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曲としてはしっかりしていますが、やはり素人が作った感がまだ残りますよね。(ミクですし)
じゃあこれをしっかりと編集したものはどうなるのか。
完成品はサウンドクラウドに上げてあります。
どうでしょう?
CD音量になっていますし、ミクですがかなり質が上がっていると思います。
ミキシング をしっかりやるとこんなにも質が上がるんです。
例えばこの曲。
ストリングスはLogic標準のストリングス音源を使っていますが、人が弾いているのと遜色ないと思います。
KOMPLETEに入っているSession Strings Pro 2を使えばさらにリアルな音にすることも可能ですが、
これもミキシングの力が必要不可欠なのはいうまでもありません。
ちなみにこの2週間の前工程は、こちらの記事で解説しています。
この記事は DTMで音楽ができる工程が知りたい 作曲をやってみたいけどどんな手順でやればよいか知りたい どんなことを勉強すればできるのか知りたい 方に向けて書いています。 作曲ってどうやって[…]
RMSメソッドがおすすめ!
なんですが、ミキシング にはかなり耳の鍛錬と修行が必要です。
巷のDTMスクールでも習得に数十万円かかるでしょう。
しかもDTMスクールのミキシング 授業は、所謂エンジニアさんではない場合が多いです。
なので、筆者は当ブログで展開しているRMSメソッドをおすすめしています。
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筆者も音楽を作り続けないといけないから。
そのために全パラメータを公開したプロジェクトファイルが付属しているから、誰でも再現できるはずだよ!
是非やってみてね!
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是非試してみてください。