パワハラはなぜ起きるのか?精神的に病む構図と屈しない心の持ち方

筆者はブロガーや、音楽プロデューサーとして活動しつつも、平日は企業で働いています。

要は普通のサラリーマンです。

 

これからは、デュアル・トリプルワークなんて当たり前。。なんて考え方が普及する前から、僕は上記の活動をしています。

 

会社の人間なんて一切信用していないからです。

 

そう思うようになったのは、今の職場の前の職場で

 

  • 嫌がらせの転勤命令を受けた
  • どうしてもサラリーマンが合わないと感じていた

 

ことに起因します。

そもそも僕は内向型の左利きで、少し特殊な特性を持っています。

 

ダイバーシティだかなんだか世間は言っていますが、まだまだ日本はマイノリティーに厳しい世界です。

 

だって、多くのマジョリティーは、ADHD、アスペルガー、自閉スペクトラム、HSP、内向方外向型、右利き左利きの存在自体を知らないし、知っていたとしてもその人達の景色は見えないからです。

 

そんな性分だから、会社にも嫌われて飛ばされたわけです。

まあ、そんな子供じみたことを。。なんて思うかもしれませんが、

 

人事なんて人の好き嫌いで決まるもの

 

と肝に命じたほうがよいです。

まあ、因果応報なんて言葉もあり、その会社はその後なくなりましたけども。(訴訟とかしてないですよ!)

 

 

で、今はその後に入れた企業に勤めているわけですが。

先日、その職場でパワーハラスメントのような事案が発生したんです。

 

 

上司による部下への暴言

 

まあ詳しくは書けませんが、簡単に言えば上司から部下への暴言を見てしまったのです。

昨今は在宅ワークが主流であり、やりとりはチャットなのですが。

 

「常識で考えろよ、そんなもん」。

 

とミスをしてしまったリカバリ方法がわからない部下に数段上の上司がコメントしたんですよね。

これが当人同士のチャットならば問題はないのかもしれませんが、書かれたのは100名程度が参照できるスレッドであり、何度でも見返せるという点でパワーハラスメントに抵触する可能性があるのではないでしょうか。

 

前述のとおり、筆者は権力によって圧力を受けた経験があるために、

こういったことに無性に腹が立つのです。

 

 

コンビニ店員に暴言を吐いていい理由があるか

 

ちょっと言葉が悪いだけで、ただの注意じゃないか?

と考える方もいるでしょう。(そう考える方は自身もパワハラしているかもしれませんよ)

 

確かに法律的には問題がないかもしれません。

ただ上記のようなことが許される場合。

 

例えば、コンビニで。

 

客「セブンスターください。」

店員「どれかわかりません」

客「常識で考えろよ、そんなもん」

 

と暴言を吐いてOKということになるのです。

この店員と客は、上司と部下の関係と全く同じではありませんが、優位性でいえば似たようなものです。

 

「常識で考えろよ」というのはつまり「おまえには常識はないのか?」という人格否定の言葉です。

上記のコンビニの場合、法的に問題はありませんが、ゴネれば警察沙汰です。

 

さらに企業では

 

今回の場合は、数段上の上司が部下に対して暴言を吐きました。

 

そうなると、いったいどうなるでしょう?

 

その中間にあたる上司も部下を叩くようになります。

 

これはいじめの構図に非常に似ています。

叩かれた部下は、精神を病み、診療内科へ。。が日本企業における闇といえるでしょう。

 

上に立つ人間ほど言葉には気をつけなければならないのです。

 

 

ダイバーシティ&インクルージョンのおこがましさ

 

前述したとおり、昨今はダイバーシティという言葉が頻繁に言われるようになりました。

最近は、一部上々企業で「ダイバーシティ&インクルージョン」なんて言葉で研修も行われています。

(ここまで横文字にこだわるなら英語にすればいいのに。。)

 

「多様性、そしてそれらを受け入れる」

 

というふうに解釈をしています。(間違ってますか?)

 

筆者はこの言葉にとっても違和感があるんです。

この言葉を作った人が、マジョリティー(多数派)側にしか見えないからです。

 

世の中には、たくさんのマイノリティーがいます。

筆者の内向型もそうですし、左利きもそうです。

 

内向型なんて言葉、知ってるほうが少ないですし。

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左利きは認知されていますが、彼らが箸を持ち始めた日からどれだけ苦労してい生きているかなんて右利き社会は知りません。

 

改札ってなんで右でタッチしなきゃいけないんですか?

 

こういうレベルの話です。

 

つまり、ダイバーシティとは

世の中全員が何かしらのマイノリティーであると認識しない限りそう呼べないのです。

 

話を戻します。

 

前述の部下は、わからないことをわからないと言っただけです。

それくらい常識で考えればわかるだろう?というのは、あまりにも多様性を無視しすぎているのです。

 

その人がADHDやアルペルガーである可能性。

そもそもミスをしてしまって脳が混乱してしまっている。

 

そうでなくても、上記のような暴言はただの反応であり、意見ではないのです。

反応と意見の違いについてはこちら。

 

 

なぜパワハラが発生するのか?

 

どうして、パワハラはだめだということがわかっているのにこんなことが発生するのか?

これはもう根本的に、仕事への価値観の違いがあるからなんじゃないかと思い、図にしてみたのがこの画像です。

 

 

課長や部長クラスの人間は、それまでの会社の評価で承認欲求が満たされています。

かんたんにいえば「俺は仕事ができる優秀やつだ」ということを考えています。

 

自分より下の人間に、悪意はなかったとしても少なからず「自分よりは仕事ができない人間たち」という考え方をしていることでしょう。

 

対して、下の人間は上をどう見ているか?

 

上にいくほど「仕事が好き」なだけ。

 

人間、好きなことならば一番になれる素質を持っています。

しかしながら、一般企業はすべての人間が好きなことをできるわけではありません。

 

例えば、筆者はそもそも人と話すのが嫌いです。嫌いというか面倒なんです。

こうやって文章書いているほうが好きです。

 

一般的なサラリーマンの世界で、コミュニケーションスキルが必須なのは当然です。

が。それがそもそも好きではないのだから、上に登れるわけもありませんし、目指してもいません。

 

なのに、上に進んだ人は自分は優秀だという思い込みをしてしまい、

部下に対しこのような態度をとってしまうのです。(世界狭っ!!)

 

筆者も、なかなかな底辺社員ですが、

それでもブログで多くの方に有益な情報を発信できていますし、曲を作れば悩める10代に響き、お礼を言われることもあるのです。

 

 

部下は、仕事ができないから部下なんじゃない。

その分野においての、興味と貢献度が上よりも相対的に低いだけで、人間としての優位性は上も下も変わらないのです。

 

こんなこと、考えればわかることだと思うんですけどね。

 

 

複数の世界で生きよう

 

今回、そのミスをした部下の人は憔悴し、会社を辞めようと考えていると筆者に打ち明けました。

 

今回のミスは仕方ありませんが、その方はこれまで発生したであろう数十、数百の障害を未然に防いでいた方です。

そんな人の苦労も知らずに、人を叩いていいのだろうか?

 

どうか、自信を取り戻し企業に貢献し続けて欲しいと思います。

 

そして、同時に柱を複数持つ活動に着手してほしいと思っています。

 

筆者のように、複数の世界を知っていればより広い視野で社会に貢献していくことが可能です。

その対価がお金ではなくたっていいんです。

 

「お金」=「ありがとう」の対価です。

対して、「ありがとう」の対価は何にでもなり得ます。

 

筆者が今日この記事をこさえたのも、今パワハラを受け悔しい思いをしている人に光が灯せればいいなと思ったからです。

 

 

そして、自分の意見を持ちましょう。

 

上でご紹介した、ちきりんさんの「自分の意見で生きていこう」は本当におすすめです。

なんか自信がわいてきます。

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

この記事が、今現在苦しい思いをした方の精神的助けになれば幸いです。

 

人間には、雑な人間と繊細な人間がいます。HSPとも呼ぶでしょう。

雑な人間には、繊細な世界が見えません。

 

これは仕方のないことです。

 

熊に襲われそうになったとき、川に逃げるか山に逃げるか?はたまた戦うか?

様々の人間がいるからこそ、人類は生き残ってこれたのです。

 

だからあなたも自信もっていいんです。

 

生き方に間違いなんてないんですから。

 

 

くどしゅん
ペンは剣より強いのです。
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