サマータイムレンダOP「星が及ぐ/マカロニえんぴつ」歌詞考察

この記事は

  • TVアニメ「サマータイムレンダ」のOP曲が知りたい
  • 「星が泳ぐ/マカロニえんぴつ」の歌詞考察が読みたい

方に向けて書いています。

 

TVアニメ「サマータイムレンダ」

 

2022年4月クールにて放送されたTVアニメ「サマータイムレンダ」。
和歌山県の離島を舞台にしたタイムリープサスペンスです。

 

 

 

原作は完結しており、アニメは2クール連続で完結まで走るようです。

 

OP曲「星が泳ぐ/マカロニえんぴつ」

 

OP曲を担当するのは、マカロニえんぴつさん。

ギターボーカルのはっとりさんが作詞・作曲しています。

 

前回は楽曲のコードとメロディーを分析してみました。

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今回は歌詞についてみてみたいと思います。

 

 

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歌詞考察

 

※筆者は原作を読んでおらず、結末を知りません。
 あくまで歌詞からできる推測の記事となります。

 

まずタイトルですよね。「星が泳ぐ」。

 

まず「泳ぐ」から想像するのは海。

物語でいう潮が死んだ場所です。

 

ということは星自体潮を表している可能性がありますね。星黄色いし。

 

歌詞全文サイトと、この記事の切替が瞬時にできずに読みづらいのですが
※著作権保護のため、歌詞は一部のみ記載します。

 

Aメロ

先天の勘 (中略) 渦の中を

星が泳ぐ/作詞:はっとり

 

「先天」を「生まれる前からの」と読み替えると、

「生まれる前から知っていた運命をたどる」ということですね。

 

海へ行った (中略) 潮騒の記憶

星が泳ぐ/作詞:はっとり

 

物語のヒロイン潮は、第一話からもう死亡しています。

おぼれた子供を助けたが故に自身が死んでしまうのです。

 

潮騒の記憶はやはり「潮」を表わしている。

だとすると猫の唄声って何でしょうね。

 

「唄」なんですよね。「歌」じゃないんです。

「唄」は民謡によく使われます。

 

するとこれは物語の「影」やそれにまつわる生き物を意味しているのかもしれません。

 

「守らせて (中略) 一度くらい

星が泳ぐ/作詞:はっとり

 

前半にカッコがついていて、後半にそれがないことから

前半が実際に言い放った言葉。後半がモノローグという印象です。

 

どちらにしても歌詞からは潮や、妹を守ろうとする主人公の気持ちが感じられます。

 

Bメロ

奪い (中略) お願い

星が泳ぐ/作詞:はっとり

 

Bメロは完全に「サマータイムレンダ」の世界とリンクしていますね。

毎度自分の大事な人たちが影によって殺されていく主人公。

 

何度も悔しさとともにタイムリープで別れを繰り返す。

 

サビ

意味がないな (中略) 増えていく

星が泳ぐ/作詞:はっとり

 

タイムリープものの作品ですが、タイムリープで戻れるのは離島に戻ってきた22日。

そこではもうヒロインである潮は死んでしまっているんですよね。

 

ただでさえ悲しいのに、そこから影により大量殺人が行われ、主人公はタイムリープを繰り返す。

 

なぜ「叩き割る」なのか。

それはタイムリープのトリガーが「自害」であることに起因すると思われます。

 

初期は影に殺されたりでタイムリープするわけですが、だんだんと自分で頭を打ちぬくようになるんじゃないかと推測しています。

 

どちらにしてもとんでもない悲しみと孤独と痛みでしょうね。

 

のおとさん
くどしゅんさん、音楽の世界って奥深いですね。何か自分も作ってみたくなりました。
でも歌は歌えないんですよね。。
くどしゅん

ならボーカロイドで作曲をはじめてみたらどうだろう?
歌が歌えなくても歌を作るボカロPになれば君も立派なアーティストだよ。
参考までに筆者の曲を紹介しておくね。

 

 

Aメロ2

先天の勘 (中略) 筒の中を

星が泳ぐ/作詞:はっとり

 

2コーラス目。潮のことを言っているように思います。

物語中、彼女は亡くなっているのに事あるごとに主人公の前に現れます。

 

ときには影だったり、ときには亡霊だったり。

彼女自体は亡くなってしまいましたが、もしかしたら「死」という運命に切り込みを入れ、脱出しているのかもしれません。

 

風に乗って (中略) ボクは走れない

星が泳ぐ/作詞:はっとり

 

「風に乗って消えるメロディーと砂のビート」はまさに「潮騒」、つまり「潮」の比喩でしょうね。

度々姿を現しては消える潮に追いつくことができない主人公の歯がゆさが感じられます。

 

サビ2

意味がないな (中略) 伸びてしまう

星が泳ぐ/作詞:はっとり

 

「優しさに~」の歌詞表現素晴らしいですね。

影が伸びるということは太陽が傾いているということで、一日が終わってしまうということです。

 

夏祭りの日に島民は影により大量に殺されてしまいます。

懐かしい島民のやさしさに触れるたびに迫る夏祭りの日。

 

それをふせぐために焦りながら考え続ける主人公が想像されます。

 

展開

抗いながら (中略) きこえているかい?

星が泳ぐ/作詞:はっとり

 

抗うというのは、時間という運命に

あやかるというのは、タイムリープできる能力に

 

という感じでしょうか。

毎度失敗してタイムリープするわけですから「彩る溜め息」。

つぶやいた言葉は潮や澪に届いているのでしょうか?

 

大サビ

意味がないか (中略) ララ

星が泳ぐ/作詞:はっとり

 

得たいの知れない影との闘いに、八方ふさがりになることもあるでしょう。

主人公の虚無感、無念さを示しているように思います。

 

伝えられて (中略) バイバイ

星が泳ぐ/作詞:はっとり

 

筆者は原作がどのように終わるのか知りません。

でもこの最後のリリックには物語の終わりを連想させるような歌詞になっていると思っています。

 

例えば主人公「網代 慎平」自身が影となり、潮が生き返るとか。

それとも潮は影として引き続き登場し、影を倒さなければならない主人公と最後にお別れをするのか。

 

「もう行かなくちゃ バイバイ」

が慎平と潮、どちらにもとれるのでわかりませんが。

 

ただ二人がこの先もずっと。ということはなく、お別れをして前に進む。

 

そのようなエンディングになると思っています。

 

まとめ

 

原作完結ものは、引き延ばせることもなくしっかりエンディングまで描いてくるのでとても好きです。

 

久々サスペンスものを見ていますが、タイムリープする主人公の孤独さやヒロインに対する気持ちがしっかりと表現されている素晴らしい歌詞です。

 

みなさんも是非、OP曲を飛ばさずにしっかり聴いてみてくださいね。

 

 

くどしゅん
今のクールで一番楽しみにしるし、必ずOP曲も聴いてしまう!

 

 

 

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