この記事は
- TVアニメ「安達としまむら」OP曲が知りたい
- 「君に会えた日」の歌詞の考察が読みたい
方に向けて書いています。
安達としまむら
TBS系にて放送されている「安達としまむら」。
前クールで放送された「やはり俺の青春ラブコメは間違っている 完」から継続してみています。
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かわいい女子二人の日常を描いた作品ですが。
ああ、これが百合アニメってやつなのですね。
基本的に、男性キャラクターは出てこずに、かわいい女子（と宇宙人）だけが出てくる、手塚プロダクション制作のアニメーションです。
今日はこのアニメのOPの歌詞について見てみましょう。
ちなみに筆者は原作ラノベを読んだことがないにわかアニメファンです。
OPテーマ「君に会えた日」
主題歌は「君に会えた日」です。
作詞をUquiさん、作曲はMAHさん、編曲はMAHさんとUNAさんの共作名義となっています。
歌は声優さんが担当しており、アーテイスト名はそのまま「安達としまむら（CV:鬼頭明里と伊藤美来）」です。
なんとなく、こういったキャラクター名義の曲って個人的にエンディングテーマなイメージなのですが、
この曲はOPとなっています。
この記事は TVアニメ「安達としまむら」OP曲が知りたい 「君に会えた日」のコードやアレンジの解説が読みたい 方に向けて書いています。 安達としまむらOP「君に会えた日」 2[…]
歌詞分析
では早速みてみましょう。
※メロディー＆コードについてはこちら
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歌い出し
※歌詞は著作権保護のため一部のみ引用
この世界で （中略） そばにいて
君に会えた日 作詞：Uqui
不登校ぎみの安達は従業をサボり、ある日体育館の２階、誰も来ない卓球のフロアでしまむらに出会います。
これが運命の出会いとばかり、「輝きはじめている」。
自分がまさか同性の人を好きになるなんて。
そんな安達の心情が描かれているように思います。
同性愛という困難を、いっしょにいることによって叶えていけるか。
そんな願いが込められているように感じます。
イントロなしの歌い出しなので、ここがこの歌詞で一番伝えたい部分かもしれません。
Aメロ
何処にいても （中略） 日差し揺れて
君に会えた日 作詞：Uqui
安達の学校や、これからの人生に対する不満が表現されています。
先の見えない未来なんてどうでもいいと。
それよりも「とっておきの場所」＝「体育館」でしまむらと授業をサボっている時間。
そこは倉庫のようで、小さな窓から差し込む日差しに小さなホコリが揺れる空間が好きだ。
「日差し揺れて」はジャケにあるような日差しにホコリが揺れる描写を表現していると解釈しました。
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Bメロ
あと少しの （中略） 離れないで
君に会えた日 作詞：Uqui
Bメロ。
もっとしまむらに近づきたい。
意識し始めた安達は不器用ながらしまむらに近づいていきます。
またそこでしまむらが膝枕をねだるなど百合展開になるわけですが、
ここで表現したいのはおそらく物理的よりも精神的にもっと距離を詰めたい。ってことを表現していると思います。
サビ
この世界に （中略） 閉じ込めたまま
君に会えた日 作詞：Uqui
君と歩く道は不思議と好きになる。
歌詞だけで解釈するとそうなりますが、アニメを観ていると、二人で手をつないで歩いている描写が浮かびます。
この気持ちは、LikeなのかLoveなのか。
同性であるが故にわからない気持ちの揺れをオノマト（ゆらゆら）で表現しています。
「閉じ込めたまま」から、告白できず顔を赤くする安達が想像できます。
Aメロ２
どんなに巡っても （中略） 感覚がして
君に会えた日 作詞：Uqui
再びAメロです。
毎日あっていても、君はどんどん新しい顔をみせてくれる。
「淡く」＝「ほんのり」色づくということは、これはもしや
しまむら目線ですかね？
安達が顔を赤くしているのをしまむら目線で歌詞にしている気がします。
Bメロ２
あくびしてる横で （中略） 僅かな瞬間まで
君に会えた日 作詞：Uqui
キャラクター的に、口を尖らせそうなのは安達なので、
やはりしまむら目線に思えます。
しかしながら、原作未読の筆者にはしまむらが安達をどう思っているかわからず、
「僅かな瞬間まで覚えていたい」というのがしまむら目線なのかはわかりませんでした。
サビ２
この世界で （中略） 風が吹く度に
君に会えた日 作詞：Uqui
再びサビです。
やはりしまむら目線のように思えます。
授業に出ようとしない安達を説得するしまむら。
そうして訪れた変化（風）を実現していけるかな？という想いを感じます。
展開
眠れないくらい （中略） 真っ直ぐな空二人で
君に会えた日 作詞：Uqui
展開です。
この「零（こぼ）れ落ちる」は最初涙かと思ったですが、
「想い」のほうかなと考え直しました。
もう二人は普通の友達同士とはちょっと違う存在になってしまった。
ならば、白日のもと堂々と二人歩いていきたい。
ラスサビ
この世界に （中略） そして手を繋いだ
君に会えた日 作詞：Uqui
歌詞がリフレインしています。
想いは揺れているけれど、最後に「手を繋ぐ」という「承認」で締めくくられています。
この物語で二人は、本当の恋愛関係にはならないのかもしれませんね。
しまむらにとっては手を繋ぐ行為は姉妹関係のようなことです。
しかしながら、手を繋ぎつつ二人の関係は続いていくのでしょう。
心揺さぶってくれた方々に本当に感謝！
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まとめ
いかがでしたでしょうか？
安達としまむらOP「君に会えた日」の歌詞分析でした。
いかに字数を少なく、描写を伝えることができるか？
歌詞の世界の面白さを発見しつつあります。
いろいろな比喩を勉強していきたいなぁと思う歌詞でした。
