トニカクカワイイOP「恋のうた (feat.由崎司)」歌詞考察

この記事は

  • TVアニメ「トニカクカワイイ」の主題歌が知りたい
  • 「恋のうた (feat.由崎司)」の歌詞の意味が知りたい

方に向けて書いています。

 

 

トニカクカワイイ

 

2020年10月クールにて放送されているTVアニメ「トニカクカワイイ」。

畑健二郎先生によるマンガ原作で、累計200万部を突破しています。

 

 

 

筆者がコミックなどをあまり読まないにわかアニメファンのため、このお話がどういったものかはわかっていないのですが、

今回はこのトニカクカワイイの主題歌の歌詞から物語の展開や、作者が描きたいことを考察してみたいと思います。

 

 

 

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OPテーマ「恋のうた (feat.由崎司)」

 

OPテーマは「恋のうた (feat.由崎司)」ということで劇中のヒロイン、由崎司(CV:鬼頭明里)名義となっています。

ちなみに鬼頭さんは、「鬼滅の刃」の禰豆子役、そして「安達としまむら」の安達役を担当している人気声優さんです。

 

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作曲、アレンジはトラックメーカーであるYunomiさんが担当。

EDMやFutureBassを得意としながら和のテイストとのミックスが素晴らしい方で、この曲も和のテイストが感じられます。

 

それは、OPテーマは「恋のうた (feat.由崎司)」の歌詞をみていきたいと思います。

 

本記事は原作を読んでいない筆者が、歌詞から読み取れる情報から物語の核心を推測する記事となります。
途中まで放送された部分までのネタバレを含みます。ご注意ください。

 

歌詞分析

 

歌の構成としては、EDM、FutureBassということで、一般的なVerse、PreCho、Chorusという構成ではなく、

Verse、Chorusという所謂AB構成となっています。

 

歌詞全文サイトと、この記事の切替が瞬時にできずに読みづらいのですが

Aメロ1

 

あとどれくらいの (中略) 枯れ果てる、とか

恋のうた (feat.由崎司)/作詞:Yunomi

 

物語のテーマが「竹取物語」を題材にしており、冒頭から月と別れを彷彿とさせる歌詞となっています。

作品内で、由崎星空の妻となった由崎司が月に向かって歩くシーンがよく見られます。

 

月までの距離はGoogleによると、384,400 kmです。

人智を超えた距離。

 

由崎司は、物語内で星空を交通事故から救ったり

あるいは1000年以上前の奈良の景色を知っていたり、地球人ではない月の住人であることを度々彷彿させます。

 

「さよならを流す」のさよならは、涙の比喩と捉えるのが自然でしょう。

 

「泉が枯れ果てる」「命」の比喩だと思われます。

 

つまり、Aメロからは「あとどれくらいのことをすれば命が終わるのか」

ということが言いたいのではないかと解釈しました。

 

 

サビ1

千年後もきっと (中略) この気持はなんだ?

恋のうた (feat.由崎司)/作詞:Yunomi

 

人は誰しも心にぽっかりと穴を抱えたような、満たされない状態で生まれてきます。

 

そしてそれが埋まることは死ぬまでない。

ただ、もしそれが埋まるならば、その「満たされた気持ち」というのは一体何だんだろうか?

 

このサビで言いたいことは、「幸せとは何か?」であると解釈しました。

 

 

のおとさん
記事を読んでいたら、もう一度観たくなってきてしまいました。
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Aメロ2

 

新しい風を春は (中略)星を夜通し数えよう

恋のうた (feat.由崎司)/作詞:Yunomi

 

季節の移り変わりの描写がイメージできる歌詞です。

 

「還る」というのは「戻る」ということで、

「かぐや姫が地球に戻ってきた。」ということが連想されます。

 

実際、第一話で由崎星空はこの物語を「かぐや姫を取り戻した先の話」と言っています。

 

地球の人々の営みは繰り返し、何年経ったとしても

夏の暑さもj金魚も変わらないと。

 

「何かを失う」の比喩として、「花火が消えたら」が使われ、それでも「希望の灯火」として「星」にしたと解釈しました。

 

サビ2

 

色褪せる木々 (中略) 消えない跡を残しに

恋のうた (feat.由崎司)/作詞:Yunomi

 

冬の厳しさを連想させます。

その中で「生きる」として「灯火」が使われています。

 

巡り巡る時間の中で消えない証を残したい。

 

 

サビ3

 

紙切れ一枚 (中略) 簡単に変わる、未来は

恋のうた (feat.由崎司)/作詞:Yunomi

 

「小さな行動でも未来は大きく変わることがある。」

その一言が言いたい歌詞だと思います。

 

「紙切れ一枚」というのは、劇中でいう「婚姻届」だと思いますし、

「手を伸ばしたドア」「行動すること」でしょうね。

 

その行為の大小に関わらず未来は変わる。

小さな意思ころでも。

 

 

大サビ1

 

EDM的に盛り上がってくるところです。

歌詞を畳み掛けてくる部分、キックをライザーで上げてくる部分ということで、「大サビ」とくくりました。

 

単純だよ (中略)そうか、この気持が恋だ

恋のうた (feat.由崎司)/作詞:Yunomi

 

サビ1で問われた「気持ち」の答えが「恋」「人を愛すること」であると結論づけられた歌詞ですね。

 

前段の「小さな行動の積み重ね」の具体例が歌詞にたたみ見込まれています。

毎朝の「おはよう」だったり。

景色をいっしょに観ることだったり。

 

「遠いところで〜」の部分は、「今と今を重ねていく」というところからスマホのチャットを連想しました。

フィルムから連想して歌詞が写真に遷移します。

 

だんだんと、映像にフォーカスしていくイメージですね。

二人の会話や行動。今一緒にいる奇跡のようなことが、「直感」「咄嗟」でもよくて、

 

それでも君に言われた「信じてもいいか」という言葉が自分を突き動かす。

 

そっか。これが恋なのか。

 

 

 

単純だよ (中略) そうか、この気持が恋だ

恋のうた (feat.由崎司)/作詞:Yunomi

 

前半は歌詞がリフレインしていますが、後半は新たな歌詞となります。

 

千年前ということで、やはり由崎司が月の住人(かぐや姫)であることを連想させます。

 

つまり、大サビの前半は由崎星空目線の、男性目線のドキドキする気持ちが表現されていて、

後半は由崎司側の歌詞であると解釈しました。

 

「二本の指」というのの解釈。

ちょっとわからなかったのですが、その後に「輝いてるといいな」とあるため、指輪みたいなものかなぁと思いました。

 

「信じてもいい」

物語では度々由崎星空のちょっとした行動で、司は「この人と結婚してよかった」と感じます。

 

それは、星空から「信じてもいい」と言われたのと同義。

幸せを感じる一幕です。

 

そして気づくのです。

「そうか、この気持が恋だ」

 

 

 

のおとさん
やっぱり楽曲を改めて聴いていたらもう一度観たくなっちゃいました。
くどしゅん
わかる!アニメや映画の曲と映像は、本当に総合芸術だよね!
心揺さぶってくれた方々に本当に感謝!

 

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まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

今後どのように展開していくかわかりませんが、これまででわかる情報から歌詞を分析してみました。

こういった恋愛系アニメの歌詞の場合、どちらか目線になってみると見えてくる場合が多いですね。

 

制作の方々、Yunomiさん。

素晴らしい作品と音楽、そしてワクワクをありがとうございます!

 

 

くどしゅん
エンディング曲もいいんだよなぁ。

 

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