神様になったED「Goodbye Seven Seas」歌詞考察

この記事は

  • TVアニメ「神様になった日」のエンディングテーマが知りたい
  • 「Goodbye Seven Seas」の歌詞の意味が知りたい

方に向けて書いています。

 

神様になった日

 

こちらでOPの歌詞考察を行った、「神様になった日」。

 

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2020年10月クールで放送されたTVアニメーション。

今回は、エンディングテーマである「Goodbye Seven Seas」の歌詞について見ていきましょう。

 

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EDテーマ「Goodbye Seven Seas」

 

OPテーマ同様、やなぎなぎさんが歌われており、アーティスト名義はやはり「麻枝准×やなぎなぎ」。

制作陣もOPと同じで、作詞作曲:麻枝准さん、編曲がMANYOさんとなっています。

 

疾走感のあるOPとは違い、こちらはとてもミドルテンポの穏やかな曲となっています。

金魚がフィーチャーされており、佐藤ひなとの関係が気になるところです。

 

 

歌詞分析

 

それでは歌詞をみてみましょう。

 

Aメロ

 

旅立ち甲斐のある風なのに
本気を出すのも先送りに
守るものも特にないけれど
服を着替えてもしっくりこない始末

「Goodbye Seven Seas」 作詞:麻枝准

 

まず、この曲のタイトルに「海」と「別れの言葉」が入っていることから、

何かしら「旅」と「航海」に例えられたものが出てくることが予想できます。

 

したがって、「旅立ち甲斐のある風」は「船出の海風」であると思われます。

旅立ちの準備(着替え)はずっと前からできていたけど、実行に移せずにいた。

 

ここに居座っても仕方ないのに。

 

Bメロ

 

生きるだけで大変で
後悔だけが山積みだ
ゲームみたいにリセットで
はじめからやり直せたら

「Goodbye Seven Seas」 作詞:麻枝准

 

VUCAと呼ばれる現代、僕らは生きるだけで大変で

毎日必死になっているのに、後悔だけは増えていく。

 

ゲームというのが劇中にも出てきます。

レベル1の主人公に対しひなは疑問を持ちますが、陽太はそれを「伸びしろがある」と例えます。

 

現実の世界では順調にレベルが上がったとしても、

それは「間違った方向のレベル」かもしれません。

 

気づいた頃にはもう伸びしろがない。

ゲームのようにリセットできたらな。

 

 

サビ

 

ハローグッバイ
ぼくらは何も知らずに
ハローグッバイ
長い冒険に出かけたんだ
水とキボウだけを詰めて
少年から旅立つ

「Goodbye Seven Seas」 作詞:麻枝准

 

「ハローグッバイ」というのはよく歌詞で使われますよね。

 

何かしらの比喩と捉えた場合、「相対するもの」「旅立ち」が考えられます。

前後の歌詞から想像して後者のほうを指していると言えますね。

 

旅に出るということは、そこには居られない事情があるということ。

そして旅の目的地には何かしらの「出会い」があるはず。

 

「旅立ち」「冒険」「航海」「水」「キボウ」「出会い」

それにより、「少年」は新しい世界にたどり着くのでしょう。

 

少年というワードから陽太目線の歌詞かな?とも思ったんですが、

このEDについてはもっと大きなテーマで書かれているようです。

 

 

のおとさん
記事を読んでいたら、もう一度観たくなってきてしまいました。
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Aメロ2

 

なかなか船は進まなくなる
ぷっかり浮かんで釣りばかりだ
それすら上手く行かない日々で
じりじりと肌が焼かれじれる季節

「Goodbye Seven Seas」 作詞:麻枝准

 

停滞を感じさせる歌詞です。

人生ずっとうまくいくことはなく、実際は「釣り」=「暇つぶし」をしている時間がほとんど。

 

でもそれすら上手くいかなくなることも。

ここではそういった人生のうまく行かない時期を「夏の不快な部分」に例えています。

 

 

Bメロ2

 

最果てにどんな夢も
叶う宝が眠るという
上手く風をつかまえて
太陽の沈まぬほうへ

「Goodbye Seven Seas」 作詞:麻枝准

 

その停滞時期を抜け出し、目的地に到達できたなら、

そこには自分の理想が手に入る。

 

実は無風に見えていても、そこには常に風は吹いていて

それをつかもうと手を伸ばすかは自分次第。

 

本当に欲しいものは手を伸ばしたさらにその先にある。

希望の指針である太陽がずっと見える場所へ行こう。

 

 

サビ2

 

ハローグッバイ
ぼくらは何も知らずに
ハローグッバイ
今日まで生きてきたんだから
くよくよ悩んだりしない
少女も大人になる

「Goodbye Seven Seas」 作詞:麻枝准

 

歌詞がリフレインしています。

 

「生きてきた」というのは「旅をしてきた」ということでしょう。

 

「くよくよ」というのは「いつまでも気にかけて」ということで、

やはり停滞するより、前に進むことのほうが重要であることを説いていますね。

 

ここで「少女」というワードが出てきます。

やはりこの曲は、「神様になった日」に特定の人物の目線になった歌詞ではないようです。

 

強いて言うなら、このアニメに出てくるすべての登場人物を俯瞰した、

さらにはこのアニメを見てくれている全ての人達に贈っている歌詞なのかもしれません。

 

 

展開

 

南の島で時化に遭ったり
北の大地で凍えたり
でもひとりは嫌なんだ
だから必死に舵を取る

「Goodbye Seven Seas」 作詞:麻枝准

 

人生にふりかかる災いを時化(しけ)や気温で表現しています。

ここで、あえて「波」を使わないところにセンスを感じます。

 

日本人が今でも「津波」に対し、トラウマがあること。

人生の困難を「大波」と表現すると、安っぽくなってしまうからです。

 

「ひとりは嫌」「舵を取る」

人生を幸せにする「宝」。それは最愛の人に出会うことでしょう。

 

そのために、誰しも人生の舵を必死に取ります。

 

 

ラスサビ

 

ハローグッバイ
長い冒険に出かけよう
ハローグッバイ
七つの海を超えていこう

ハローグッバイ
ぼくらは何も知らずに
ハローグッバイ
まっすぐに幸せを目指そう
帆柱も十分しなって
果てなき旅は続く

「Goodbye Seven Seas」 作詞:麻枝准

 

タイトルである「七つの海」が出てきます。

 

マジレスすると七つの海とは、

 

  1. 北大西洋
  2. 南大西洋
  3. 北太平洋
  4. 南太平洋
  5. インド洋
  6. 北極海
  7. 南極海

 

なわけですが、歌詞は比喩です。

 

となると、やはり「七つの海」「世界」でしょうね。

つまり「この世界に別れを告げる」

 

「神様になった日」は、ひなが「あと30日後に世界が終わる」と陽太に伝えるところから物語がスタートします。

 

この物語の結末はわかりませんが、「超えていこう」というところから、

「八つ目の海」「新世界」を目指すということを言いたいのではないでしょうか?

 

それを歌詞に昇華したとき、昨今の世界情勢など我々にもまた当てはまる部分があります。

 

「帆柱もしなって」「風を掴めている」

自分が持っているものはしっかりと機能しているので、

 

旅を続けて、乗り越えて、幸せを目指そう。

という、このアニメをみてくれた方々へのエールが込められた歌なのではないでしょうか?

 

 

のおとさん
やっぱり楽曲を改めて聴いていたらもう一度観たくなっちゃいました。
くどしゅん
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心揺さぶってくれた方々に本当に感謝!

 

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まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

なんとなく歌詞を追ってみて、この歌が伝えたかったことについて考察してみました。

 

もちろん、物語とのリンクもあるでしょう。

結末はわかりませんが、最終回、世界は「八つの海」「新世界」に再構築されるのかもしれません。

 

しかしながら、それと同時にVUCAと呼ばれる現代で、

迷いやすく、沈みやすい世界を航海していくために、希望となる歌を作りたかったのではないかと思いました。

 

アニメも音楽も人の感情を動かすものです。

クリエイターとなった人は、「作ること」に大きな責務を感じているはずです。

 

素敵な作品を生み出してくれた方々に感謝。

 

 

くどしゅん
僕の旅もまだまだ続く。

 

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