この記事は
- TVアニメ「ひぐらしのなく頃に卒」のOP曲が知りたい
- 「Analogy/彩音」がどのように作られているか知りたい
方に向けて書いています。
TVアニメ「ひぐらしのなく頃に 卒」
2021年7月クールにて放送されたTVアニメ「ひぐらしのなく頃に 卒」。
1月クールまで放送されていた「業」の解答編ということになりそうですね。
ティザービジュアルをみる限り、前回の終わり際にフィーチャーされた沙都子と梨花がメインのお話になりそうです。
当ブログでは、「業」のほうで主題歌の分析も行いましたが、いったいどのような結末を迎えるのでしょうか?
この記事は TVアニメ「ひぐらしのなく頃に 業」OP曲が知りたい 「I believe what you said/亜咲花」がどのように作られているか知りたい 方に向けて書いています。 ひぐらしの[…]
この記事は 「ひぐらしのなく頃に 業」OP曲が知りたい 「I believe what you said/亜咲花」の歌詞考察が読みたい 方に向けて書いています。 ひぐらしのなく頃に 業 &nbs[…]
筆者はゲームはやったことがなく、旧作のアニメも途中ギブしてしまい、「ひぐらし」の魅力がわかっている人間ではありませんが、
今回はしっかり結末を確認したいと思います。
OP曲「Analogy/彩音」
主題歌を担当するのは、前回「業」でエンディングを務めた彩音さんでタイトルは「Analogy」。
個人的に前回OP曲を務めていた亜咲花さんは、表現力がすごく「ひぐらし〜」のような歌もできる方だとはわかってはいるんですが、
どうしてもゆるキャン△のイメージが強くあり、明るい歌を望んでしまう自分がいました。
今回OP曲を担当されないようで、毎週亜咲花さんの歌を聴く機会がなくなり寂しいですが、また幸せに溢れるアニメの歌を歌ってほしいですね。
まだ詳しい情報がないこの「Analogy」ではありますが、
曲調からしてきっと志倉千代丸さんが作詞作曲していることでしょう。
今日はこの曲について分析してみたいと思います。
メロディー&コード分析
Aメロ
印象
イントロはほぼなく2小節ですぐ歌に入ります。
やはりゴンゴンいってるダウンチューニング、もしくは7弦系のギターサウンドなので、「暗い」「怪しい」ような印象を持ちました。
激しく歪んだギターではありますが、中域がすっきり抑えられた聴きやすいサウンドです。
6小節目からは「変わり始める」という印象も持ちました。
どんなふうに感じたかを書き留めておくことはとても重要なんだよ。
分析結果
まあもう一回聴けばこの曲がメジャーキーでないことはわかりますよね。
やはり短調です。
Cマイナーキーでのリフでした。
一応コードもとりましたが、ギターリフなので3度は弾かれていないと思います。
メロディーもAメロということで大きな仕掛けはなく、CマイナーペンタやそれにT9を加えた音階で作られています。
「変わり始める」の正体は、Bメロに向かうために3,4小節とは異なるコード進行になるためそう感じたということになります。
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Bメロ
印象
Aメロが短い分、Bメロは長く構成されています。
前半8小節は「激しい」印象や「落ちていく」ようなイメージを持ちました。
その後「立ち向かう」→「よける」→「立ち向かう」→「かわす」と交互に印象が入れ替わり、
サビに向かって「何度でも」「やり直す」。
沙都子が前作「業」で指を鳴らすような印象を持ちました。
そして「フラッシュバック」。数々の別の世界線での出来事が頭をよぎり「答えが出る」ような印象を最終的に感じました。
この時点でもう物語とリンクするよう曲が作られているということです。
分析結果
Aメロの終わりがG(V)なのでそこからドミナントモーションして再びCmから始まります。
つまりAメロとBメロの始まりが同じコードということになります。
G/BというのはCメジャー由来のコードとなるのでここで転調感が出ます。メロディーもここでGメジャーペンタに変わります。
その後ルートがB→B♭と下降していくために、「落ちていく」。
4小節目以降再び「激しく」「落ちていく」を繰り返しますが、
8小節目ではVm-♭VIIという4小節目とは逆の動きとなって、それが「動き出す」印象を与えていることがわかります。
続いて「立ち向かう」のところは、コードというよりもビートによりそれらの印象となったんだと思います。
Bメロ前半がビートが半テンのように聞こえるのに対し、8小節目から4つ打ちに戻ることで「立ち向かう」。
ギターとベースのキメが入る部分で「よける」「かわす」。
コードルート(Im)に戻るため、「何度でも」「やり直す」。といった感じです。
最後のフラッシュバックの部分ですが。
コードを正確にとるなら、Gdim-G-G7-Gでしょうか。
メロディーにA♭がいるため、GdimのところはG7(♭9)ととることもできるかもしれません。
そしてここはリズムによるキメが入って、最後にストリングスの駆け上がりがあるため、「フラッシュバック」「答えが出る」という印象となったといえるでしょう。
メロディーでは1箇所工夫を加えているところがありました。
11小節目のB♭のところでEナチュラルが使われていることです。
B♭(♭VII)ということでCメジャーキーの曲でもよく使われるドミナントマイナーです。
全体的にはCマイナー調の曲ですが、ここでEナチュラルを使うことで歌いやすくしあげているんですね。
このようにコードではなくメロデイーでメジャー感、マイナー感を出す方法は他では、髭男やEveさんがやられていました。
この記事は 「蒼のワルツ/Eve」のコードが知りたい どのように作られているか知りたい 方に向けて書いています。 劇場アニメ「ジョゼと虎と魚たち」 こちら[…]
筆者としては、ブルースの一種として解釈していますが、もっとうまい解釈法があったら教えてください。
サビ
印象
サビもBメロのように長い構成です。
24小節ありました。
印象としてはやはり「暗闇」「落ちていく」という印象から始まるのですが、
その中にも「希望」を感じる部分もあります。そして「ひぐらし」の世界のような「繰り返す」イメージもしっかりあります。
そしてやはり「絶望」、でも「あきらめない」をイメージさせる箇所もあり、印象だけでしっかりと「ひぐらし」の世界観にマッチしていることがわかりますね。
分析結果
なんとサビもImから始まる進行でした。
AメロBメロサビすべてが同じコードで始まる曲はなかなか珍しいかもしれません。
ベースのルート音が半音下降していくため、「落ちていく」ということですね。
しかし6小節目で♭IIIでメジャーコードとなるため、「希望」となるものの、終わらずにIV-Vと進行することから「繰り返す」。
おもしろいのが、9小節目から同じ進行をしつつも14小節目で♭IIIではなくImにいくことで「絶望」という印象になることです。
かつここでメロディーがのちに続くCメジャー由来のG/Bに繊維することを予感させるために、
Cmコードであるにも関わらずメロディーに♭Aではなく、♮Aを使っているところもよく練られています。
先に続くコードに行きやすいようにメロで誘導しているわけですね。すげぇ。
そしては物語の結末に向かってA♭→B♭→Cmで締めるのかと思いつつ、終わらずにC7でキメをしてリフレインすることから
「あきらめない」、「続いていく」という印象になったのでしょう。
最後のコードは間違っているかもしれませんが、とった感じでは
Cm-Baug-Bdim-Emみたいな感じでした。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
古くからのファンは、今回の物語の結末がどのようになるのか本当に楽しみだと思います。
OP曲も「ひぐらし」の世界観に合うように非常に練られて作られた短調の傑作となっています。
せっかくなので、OP曲も飛ばさずに毎回観ましょう。
ひょっとすると物語の本質がわかるかもしれませんよ。