この記事は
- OPTコンプの代名詞「Teletronix LA-2A」の使い方が知りたい
- どのような楽器に使えるか知りたい
方に向けて書いています。
光学式(OPT)コンプレッサー
DTMにおけるコンプレッサーには、トランジスタや電圧式、真空管などの種類がいくつか存在します。
その種類については以下の記事でまとめたのですが。
この記事は DTM初心者 コンプレッサーの仕組みが知りたい 正しい使い方が知りたい という方に向けて書いています。 コンプレッサーとは? DTMにおけるコンプレ[…]
その中でも今回は光学式コンプレッサーの使い方について改めて学んでみたいと思います。
OPTコンプの特徴
光学式コンプは音量を光の強さに変え、その強さでコンプレッションをかけるという仕組みなのですが、
アタックタイムが遅いことが特徴です。
したがってドラムやパーカッションなどのアタックの速い楽器には不向きです。
しかしながら、そのかかりの遅さからナチュラルにかかることが特徴であり、自然なコンプレッションを得たいときに威力を発揮します。
おそらく光学式で一番ポピュラーなのが、UNIVERSAL AUDIOのLA-2Aでしょう。
サウンドハウスで実機をみると、非常に高価なのがわかります。とても買えない。。
プラグインの場合
ではプラグインなら。
各メーカーから、LA-2Aをシミュレートしたものがいろいろあるようです。
WAVES CLA-2A
こちらは単体で五千円と安価に手に入ります。
T-Racks White 2A
こちらはT-Racks MAXにバンドルされます。
Universal Audio Legacy LA-2A
元祖Universal Audioでもプラグインがあります。
が基本的にUADプラットフォームありきなので、オーディオインターフェースなどでUAD製品を使っている方向けという感じです。
オーディオインターフェースのおすすめについてはこちらで記事にしています。
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Antelope OPTO-2A
昨今プロ用機材から一般向けの安価な機材もリリースしつつあるAntelopeでもプラグインが存在します。
こちらも独自のFPGAを搭載したオーディオインターフェースが必要になります。
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具体的な使い方
で実際につまみ類を見てみると、コンプの主要パラメータである、Attack TimeとRelease Time、Ratioがないんですね。
つまり固定ということです。
HOOKUPのサイトによりますと、
平均圧縮比は3:1で、平均アタックタイムは約10ミリ秒、リリースタイムはリリースの半分で約60ミリ秒、残りは1〜15秒の間になります。
となっています。
それを踏まえての使い方ですが。
それについては、Youtubeで様々な動画が出回っています。
これらの動画を要約しますとポイントは以下となります。
- COMPRESSのレシオは1/3、LIMITは1/100
- PEAK REDUCTIONはスレッショルドのような役割
- ゲインリダクションは-2,-3dBあたりが最適
- 主にボーカルに使用(ロングトーンの場合は-4,-5dBまで行っても可)
ゲインリダクションを基本少なめなので、ボーカルなどに刺す場合は、FETを後段に段がけしたりします。
この記事は FETコンプの代表機を知りたい UA1176LNの使い方を知りたい 方に向けて書いています。 どのスタジオにもあるFETコンプ どこのレコーディングスタジオにも必[…]
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筆者も音楽を作り続けないといけないから。
そのために全パラメータを公開したプロジェクトファイルが付属しているから、誰でも再現できるはずだよ!
是非やってみてね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
上記のHOOKUPのサイトでは様々な利用シーンが上がっていますが、筆者は基本ボーカル専用コンプとしてLA-2Aを利用しています。
初音ミクの場合は艶が足りなかったりするのでサチュレーション を足したり、後段にFETをかけたりもしています。
コンプには種類がありますので、それぞれの特性を理解した上で効果的に使っていきましょう。